スピッツ、10-FEET、indigo la Endな
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7月リリースの作品から16作を紹介
「アンテナラスト」「ヒトリセカイ」と歌もの路線のシングルが続いたが、この17thシングル表題曲はその極め付けのような楽曲ではないか。すでにライヴでも披露しているが、ゆったりしたテンポ感に乗り、スッと胸から出てきたような素直な日本語詞とメロディーが胸に染み入る。普段のMCのごとく構えてない、TAKUMA(Vo&Gu)の人間味や温度感がダイレクトに伝わってくる曲調。また名曲の誕生だ。
TEXT:荒金良介
TEXT:荒金良介
炎天下の気怠さも、心地良いポップサウンドで届けるのがネバヤンらしさ。のどかに流れる時間と、あっと言う間に過ぎる月日のジレンマでさえ、彼らが音楽に乗せることで“楽しい時間”となって愛おしくなる。安部勇磨(Vo&Gu)が歌う叙情的な歌詞からは、なんてことのない幸せがほんのりと香り、子供の頃に戻ったように純粋な気持ちが蘇る。少し大人になってしまった今だからこそ見つけられる、夏の楽しさがここにある。
TEXT:千々和香苗
TEXT:千々和香苗
今年3月にリリースしたアルバム『Fabula Fibula』収録の「愛はハリネズミのように」の世界を掘り下げたスピンオフ曲「CRYSTAL CLEAR」に加え、小説家・住野よる氏が同曲に感化されて描き下ろした掌編小説が収めれた、コンセプチュアルで異色な今作。アルバムを聴いた上で今作を聴くと楽しみも倍増だが、独創性あふれる世界観を美しく堂々と鳴らす歌と演奏は、前知識なしでもどっぷり浸れるはず。
TEXT:フジジュン
TEXT:フジジュン
昨年11月の日本武道館公演において、壮絶極まりないライヴを見せつけた彼らの次なる一手が気になっていたが、表題に偽わりなしの全曲タイアップ付きという驚きの内容の本作。ゲーム『オルタンシア・サーガ』第三部主題歌の「REVIVER」を筆頭に、よりシャープかつボトムを太くした楽曲が勢揃い。Hiro(Vo)の歌声も楽曲の根底にある感情を劇的に炙り出し、熱くも切なく迫ってくる。
TEXT:荒金良介
TEXT:荒金良介
彗星のごとく登場した4人組覆面ロックバンドの1stミニアルバム。TBS系ドラマ『あなたのことはそれほど』の主題歌として書き下ろしたメジャーデビューシングル曲「CQCQ」をはじめ、切っ先鋭いギターサウンドに乗せて、現代に漂う“難しい感情”をタブーなしでぶちまけている。バンド名で敬遠する人が多いかもしれませんが、意外と真っ当です。メロディーも楽曲もポップで質が高い。
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
先日行なわれたツアーで、7月から3カ月連続でシングルリリースすることを発表。その1発目であり、ライヴで初披露したタイトル曲。自分の世界を変えてくれたロックンロールへの愛を歌った、疾走感と高揚感に満ちた表題曲。胸掻きむしる激しくノイジーなサウンドに乗せた、峯田和伸(Vo&Gu)の真っ直ぐな歌声とメロディーが胸に響き、銀杏BOYZがまたひとつ突き抜けた印象を受けるとともに、次作が本当に楽しみになる。
TEXT:フジジュン
TEXT:フジジュン
両A面仕様の17thシングル。「虹」は『2017 ABC 夏の高校野球応援ソング』および『熱闘甲子園』テーマソングで、マイノリティーの気持ちを汲み取るのが上手い高橋らしさが情熱的に爆発し、渾身の雑草魂あふれるヴォーカルで魅了する。サビの見上げる目線がたまらない。「シンプル」は花王ビオレ スキンケア洗顔料『うるおいジェリー』のCMソング。人生のビタースウィートに触れつつも、自然体を尊重してくれる。
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
夏に相応しいポップかつカラフル、トロピカルなところもある3rdアルバム。フォーキーな歌心を持ったロックンロールが彼らの真骨頂だが、それだけに止まらない広がりはブラックミュージックの影響が大きい。その意味では「ラッキースター」「バイバイカラー」「グッドドギー」が聴きどころだが、柳沢進太郎(Gu)が作詞作曲に加え、ヴォーカルも務めたパワフルな「ストレンジャー」も聴き逃せない。
TEXT:山口智男
TEXT:山口智男
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