【EBiDAN 39&KiDS】
『星男祭 2017』
2017年8月25日
at 渋谷区文化総合センター大和田
さくらホール
最初にステージに登場したEBiDAN TOKYO 39&KiDSは、寸劇中に“ホットケーキを作ろう!”となったにもかかわらず誰も作り方を知らず、悩むポーズから「ホットケーキのうた」に。エプロンと三角巾を身に着け、ホットケーキをイメージした、材料を混ぜ合わせるような振り付けなどで元気いっぱいに歌い踊る。そして、“『星男祭』、スタート!”という言葉を合図にEBiDAN NAGOYAにパス。
和装を纏ったEBiDAN NAGOYAは、「宝物」で《祭りだワッショイ!》と祭りに相応しい走り出しから、「Now Go Yeah!!」では飛び跳ねる全力のパフォーマンスで会場を煽る。メンバーそれぞれ初めての『星男祭』への出演の喜びを意気込みを語ったあとは地元ソング「いりゃあせ名古屋」でその存在感をさらに印象付けた。
入れ替わるように登場したZeBRA☆STARは、あふれ出るメンバーの個性のみならず、「Dancing! Dancing!」に合わせてボール、フラワースティック、ディアボロといった息ぴったりのジャングリングでも楽しませる。3カ月の練習の成果を披露し、続く「ゼブラワールド」では活気の良い掛け声で盛り上げた。
そして、グループの新しいポーズで挨拶を告げたEBiDAN SENDAI。お揃いのTシャツに黒のスキニーとスタイリッシュな装いで、ロックナンバー「DreamerZ」では全身を使ったパフォーマンスをクールにキメると、続く「Believe Yourself」では伸びやかな歌声を響かせ、他のグループとはまた違った魅力を観せ付けた。
“わ~!”と威勢よくステージに駆け込んできたスタメンKiDS。賑やかな空気のまま「てらこや」を披露すると、一転してダンスナンバーではソロパフォーマンスなどで観客の視線を釘付けに。エレクトロナンバー「STAR★MEN SUMMER DAYS!」、さらに織り成すハーモニーが印象的な「まつりBAYASHI!!」と多彩さをアピールする。
グループの始動が告知された『星男祭 2015』以来、2年振りの登場となるSUPER★DRAGONはスペシャルゲストとして割れんばかりの歓声に迎え入れられて登場。メンバー9人+13人のダンサーで一層迫力が増した「BAD BOY」、ミクスチャーロック「Mada’ Mada’」で一気に自分たちのペースに観る者を飲み込んでいく。年少組によるサンダードラゴンが「INAZUMA」でさらに観客を焚き付け、年長組のファイヤードラゴンが「MIKAZUKI」を大人の叙情感たっぷりにパフォーマンスを終えたところでジャンが階段から落ちるアクシデントが!? 駆け寄った玲於が“レスキュー!”と叫ぶと、白衣を羽織り、眼鏡を掛けたサンダードラゴンが1階の客席通路に登場。そのまま「ワチャ-ガチャ!」に雪崩れ込むという嬉しいサプライズに場内はヒートアップ! ひと回りもふた回りも大きくなって『星男祭』に帰ってきた彼らはこの2年で培った頼もしさと風格を堂々と示した。
そして、お待ちかねのSTAR BOYSの初披露に。“春夏秋冬”をイメージした季節ごとの4曲をそれぞれ掲げた4組のユニットが登場。春の明るい陽気のように、パッと色付けていくような「サイタサイタ」をはじめ、会場に一体感をもたらした「Enjoyサマーデイズ」、4組の中で最多の11人&平均年齢が一番低い選抜メンバーによって和やかに披露された「一緒に帰ろう」、伸びやかなヴォーカルと軽やかに舞うようなダンスで惹き込んだ「CRYSTAL」と、楽曲をもとにこだわり抜いたパフォーマンス、衣装、その全てで各ユニットが持ち味を余すことなく魅せ付けた。STAR BOYSの24人全員が揃い、11月から12月にかけて初のライヴハウスツアー『STAR BOYS ~LIVE CIRCUIT 2017~』を開催することを発表すると、この日一番の歓喜の声に包まれる。その後も喜びのあまりメンバーの名前を呼ぶ声が客席から鳴り止まない中、感謝を告げるように「LOVE MUSIC」を全員で届ける光景は幸福感にあふれていた。
アンコールでは、「恋のDingDong」をSTAR BOYS、EBiDAN TOKYO、EBiDAN NAGOYA、EBiDAN SENDAI、スタメンKiDS、ZeBRA☆STARがステージに集結して披露。それぞれのグループが唯一無二の個性を磨き、新たにSTAR BOYSも初披露となった『星男祭 2017』。最後の挨拶にはスペシャルゲストのSUPER★DRAGONも駆け付け、大盛況の中幕を閉じた。
撮影:田中聖太郎写真事務所/取材:高良美咲
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