【SOLEIL ライヴレポート】
『My Name is SOLEIL
release party!』
2018年3月25日
at Zher the ZOO YOYOGI
“古き良き音楽”であると思われていた60年代のサウンドを、全編モノラル録音で収録したという1stアルバム『My Name is SOLEIL』でこの21世紀に復活させたのは紛れもなくSOLEILだ。この日、アルバム発売記念単独ライヴ『My Name is SOLEIL release party!』は、あふれんばかりに押し掛けたオーディエンスに大きな拍手と歓声で迎えられた。
メンバーが揃ってオンステージすると、それいゆ(Vo)はグロッケンの前に立った。サリー久保田(Ba)と中森泰弘(Gu)はベテラン中のベテランだが、フロントに立つそれいゆはまだ14歳の少女。最初こそ歌う姿や曲の合間の話し方に若干の緊張は見られたが、ライヴが進行するにつれて、それも無邪気な楽しさに満ちあふれていった。「ソレイユのテーマ」からステージをスタートさせると、「魔法を信じる?」「恋するギター」では親しみやすいサウンドとノリやすいテンポに身を任せ、会場全体が心地良さそうに体を揺らす。彼女が手にした“音楽”という魔法。その魔法は確かに存在するのだと、この光景が証明していたのは明らかだろう。
「Pinky Fluffy」「MARINE I LOVE YOU」をチャイルディッシュな甘い雰囲気全開で歌い上げたかと思えば、スカの匂いを感じさせる「さよなら 14歳」では先ほどよりもほんの少し大人びた歌声を聴かせる。アンコールの拍手に誘われ再びステージに現れると、それいゆはドラムを叩き、そのままセッションへとつないだ。ライヴのオーラスを飾るのはThe Teddy Bearsの楽曲「To Know Him Is to Love Him」のカバー。今から60年前にアメリカでリリースされた曲を難なく歌う彼女の姿は、“これから”を後押しするのには十分すぎるくらいの出来だった。ライヴ中盤で披露された「Are you happy?」の最後の一節には《恋したり 破れたり 未来は忙しそう/I’m happy!!》とある。この言葉通り、忙しくてキラキラした未来が先にはきっと待っているはずだ。このバンドが証明できることは、まだまだたくさんある。目の前の扉をこじ開けていってほしい。
メンバーが揃ってオンステージすると、それいゆ(Vo)はグロッケンの前に立った。サリー久保田(Ba)と中森泰弘(Gu)はベテラン中のベテランだが、フロントに立つそれいゆはまだ14歳の少女。最初こそ歌う姿や曲の合間の話し方に若干の緊張は見られたが、ライヴが進行するにつれて、それも無邪気な楽しさに満ちあふれていった。「ソレイユのテーマ」からステージをスタートさせると、「魔法を信じる?」「恋するギター」では親しみやすいサウンドとノリやすいテンポに身を任せ、会場全体が心地良さそうに体を揺らす。彼女が手にした“音楽”という魔法。その魔法は確かに存在するのだと、この光景が証明していたのは明らかだろう。
「Pinky Fluffy」「MARINE I LOVE YOU」をチャイルディッシュな甘い雰囲気全開で歌い上げたかと思えば、スカの匂いを感じさせる「さよなら 14歳」では先ほどよりもほんの少し大人びた歌声を聴かせる。アンコールの拍手に誘われ再びステージに現れると、それいゆはドラムを叩き、そのままセッションへとつないだ。ライヴのオーラスを飾るのはThe Teddy Bearsの楽曲「To Know Him Is to Love Him」のカバー。今から60年前にアメリカでリリースされた曲を難なく歌う彼女の姿は、“これから”を後押しするのには十分すぎるくらいの出来だった。ライヴ中盤で披露された「Are you happy?」の最後の一節には《恋したり 破れたり 未来は忙しそう/I’m happy!!》とある。この言葉通り、忙しくてキラキラした未来が先にはきっと待っているはずだ。このバンドが証明できることは、まだまだたくさんある。目の前の扉をこじ開けていってほしい。
撮影:ビクターエンタテインメント/取材:林なな