【FLOW ライヴレポート】
『FLOW 15th Anniversary TOUR 2018
「アニメ縛り」』
2018年7月1日 at 豊洲PIT
『NARUTO -ナルト-』主題歌であり、代表曲と言える「GO!!!」から14年。“FLOWの歴史はアニメの歴史”と言っても過言でないほどアニメと強いつながりを持ち、自身の音楽性を大きく広げながらアニメとロックの親和性を示してきた。それだけに“アニメ縛り”をテーマに掲げた15周年記念ツアーでは、FLOWとアニメの切っても切れない関係性を表すと同時に、日々進化を続けてきたバンドの軌跡も辿ることができる集大成的なライヴとなった。
満員御礼! 熱気あふれる観客がフロアーを埋め尽くす会場。水樹奈々が開演アナウンスをする贅沢すぎる演出や、FLOWが関係したさまざまなアニメのキャラが登場するオープニングに野太い歓声が上がり、会場が異常なテンションで沸き返る中、「Hey!!!」でライヴが始まる。『交響詩篇 エウレカセブン』の「DAYS」、『サムライフラメンコ』の「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」といった楽曲を、登場キャラのミニドラマや曲紹介を挟みながら披露する演出にどよめきが起きながら、終始拳が上がり合唱が起きていた。会場にいる全ての者が最高の夜を演出し、ライヴを作り上げていく。
『ONE PIECE』主題歌「ウィーアー!」のカバーではきただにひろしが登場し、夢の共演が実現。“ジャンルのボーダーラインをぶっ壊すバンドに絶対なるから!”とKEIGO(Vo)が熱く語って始まった終盤戦は、彼らを大きく育ててくれた『NARUTO -ナルト-』の曲を立て続けに披露し、「GO!!!」につながる最高潮の盛り上がりを生んだ。そして最後に新基軸と言える新曲「音色」を初披露し、明るい未来を指し示したラストも実に美しかった。
撮影:柴田恵理/取材:フジジュン
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