wyse × 鉄腕アトム・ジャングル
大帝・リボンの騎士=『ヒカリ』。
豪華作品の全貌と、
TAKUMAという人物像。

今年2月に行ったTOKYO FM HALLでの19周年記念公演をもって、20年目のスタートを切ったwyse。自身の過去曲と向き合った再録アルバム『TREE -Wish-』の完成を経て、手塚プロダクションとのコラボレーションによるニューシングル『ヒカリ』が遂に世に放たれる。wyse ×『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』、『リボンの騎士』という3形態の描き下ろし特殊パッケージに収められるのは、強い思いと希望、未来を感じさせてくれる表題曲に加え、各作品のイメージに沿って制作された三者三様の楽曲たち。そんな豪華作品について、全曲の作詞作曲を手掛けたTAKUMA(2nd Vo&B)にじっくりと話を聞くと、wyseの今、そしてTAKUMAの人生が見えてきた。

同調するより、
照らしたり導くほうが美しいと思った

――ここにCDの完成品がありますが、やっぱり可愛いですね。
TAKUMA:素敵ですよねぇ。僕は当分この髪の色でいなきゃいけないなと(笑)。この絵は楽曲制作とは別進行だったので、レコーディングに入った頃に見せてもらった感じだったかな。なので、絵を見ながら曲を制作したという流れではないんです。

――各c/wの3曲はそれぞれのアニメを題材にした楽曲ですが、表題曲の「ヒカリ」はそういう意味での具体的なモチーフはないですよね。コラボすることが決まった上で「ヒカリ」も制作に入ったのでしょうか?
TAKUMA:デモのデモのデモくらいのものが何曲も自分の中にはあるんですけど、手塚プロさんとのコラボの話が進み始めて、上手くいけば何作品か描いてもらえるから、シングルをバージョン違いで出せたらすごくない?という話が出たんです。シングルにするなら表題曲はこれがいいんじゃないかと思ったモチーフから作り始めたんですけど、その段階では曲の全体像も見えてないし、まだメッセージも何もない状態で。だけど、その時にもうタイトルは「ヒカリ」だと思ったんですよ。

――タイトル先行ですか。
TAKUMA:こんなこと初めてですね。いつも「タイトルどうするの?」「歌詞も書いてないのに、まだあるわけないやん」っていうやり取りをスタッフとしているんですけど(笑)、今回はこれしかないというか。wyseの楽曲なんだけど、wyseの作品を作るという感覚だけじゃないアプローチを初めてしたような感じです。5月に出した再録アルバムはwyseの『TREE -Wish-』だし、2月の『Break Off/キミグラデーション』もwyseのシングルを作ったんですけど、今回はwyseと手塚プロさんとのチームとしてのイメージソングみたいな感覚があるというか。wyseのために曲を書いているというより、新たな人たちと

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Vif

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