登坂広臣「義務感にとらわれ…」葛藤
を抱えた過去、転機だった俳優デビュ

 三代目 J SOUL BROTHERSの登坂広臣が8日放送の日本テレビ系『アナザースカイ』に出演。デビュー当時の葛藤を告白し、転機になったのが俳優業だったことなど、自らの思いを率直に語った。

 2010年に三代目JSBのボーカリストとしてデビューした登坂は、思い出の地としてフランス・パリを訪問。美容師を目指していた19歳のころに通っていた専門学校の研修旅行で同地を訪れていた。

 その当時、「戸惑いを覚え始めて、このまんま自分の人生進んでいくのかな」などと今後の人生に思い悩んでいたという登坂。音楽活動とは無縁の生活で、「カラオケがただ単純に好きな、一人の人でした」と当時を振り返った。

 その後、三代目JSBのボーカリストとしてのポジションをつかみ取った登坂。ただ、「いざ手にしたら、意外と本当に真っ白になりましたね。名前呼ばれたときは」と回顧。オーディション後すぐにレコーディングなど、準備期間はほとんどない状態で第一線に立って行ったという。

 そうした慌ただしさのなか、葛藤を抱えたことを登坂は告白。「やらなきゃいけない義務感を感じて歌っていた。“お客さんを楽しませなきゃ”とか、“うまく歌わなきゃ”っていうことだけに囚われて歌っていた気が振り返るとしますね」とし、“義務感”にせきたてられる日々を過ごしていたことを明かした。

 転機となったのがデビューから4年後。2014年に公開された、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した映画『ホットロード』に出演。葛藤を抱えていた中で、アーティストとしての自身から一度、離れることになった。

 その経験は登坂にとって大きかった。「知らない世界に飛び込んで、そこで揉まれて、アーティスト活動に戻ってきたときに、やっぱこのステージで歌うって本当に楽しいし、歌が自分は好きだし、このグループでやるのが幸せなんだなっていうのを改めて思って」という。

 三代目JSBの活動をポジティブに受け止められるようになった登坂は、俳優業なども含めて「すべてにおいて、人生において楽しむことが一番」と考えられるようになったことを語っていた。

 また、10年後の自身について尋ねられた登坂は「いろいろプロデュースする側に回りたい」との願望を語る。音楽など様々な「カルチャーを発信していく立場になっていきたいなって思います」と続け、自らの未来を見つめていた。

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