元探偵ファイル大住さんに無職の過ご
し方を聞く! 立石は昼ベロ天国!?

元探偵ファイル編集長の大住有さんに、昼からお酒を飲みながら無職の過ごし方を聞いてきました。

こんにちは。ヨッピー(写真左)です。
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本日は葛飾区の立石(たていし)に来ています。
何故この立石に来たかと言いますと、東京では赤羽と並ぶ「昼ベロ(昼間からベロベロに酔っぱらうこと)スポット」としてお馴染みなのがこの立石だからであります。
昼ベロ最高~~~!
ちなみに今、月曜日の14時なのですが、我々が到着したころにはすでにこの行列ぶり!
「昼間からお酒を飲む」となると「なんか、社会に対して申し訳なくなるな…」と思ってしまいがちですが、ここ立石ではこんなにも昼ベロ仲間がいるから心強いですね。
安心して泥酔できます。
そして本日のゲストがこちら!
元探偵ファイル編集長の大住有さんだー!
大住有……独自に取材した調査記事や体を張ったレポート、芸能・サブカルチャー関連のニュースなどを掲載するWeb媒体「探偵ファイル」の元編集長。
生牡蠣(かき)を大量に用意して「どこまで腐っても食べられるのか」を実験したり、アロンアルファで鼻パックをして皮膚ごと剥がれたりと「体を張った実験記事」の第一人者。
大住有(仮名)ブログ

実は大住さん、転職期間中に自転車で事故に遭い、現在は休養中という名の無職で毎日お酒を飲んで過ごしているらしい。
今日はそんな大住さんに「正しい昼間酒の飲み方」を教わりたいと思います!
まず最初にやってきたのがこちらの「宇ち多゛(うちだ)」さんだ。
立石でも1、2を争う人気のモツ焼き店で、14時のオープンと同時にやってきたのに行列が出来ていて、入店するにはまだかかりそうなのです。
その間に、立石という街についてちょっと紹介したいと思います。
駅を降りてすぐにあるアーケードがこんな感じ。
昭和の雰囲気を色濃く残しております。
鮮魚店もあるし、軒先で焼き鳥やおでんを売るお店もチラホラ。
僕、こういう趣がある街がめちゃくちゃ好きなんですよね…。
まったく意味がわからなかったのが、道端にいきなり現れたジョーズの置物。
なぜかピンク。
そしてそのジョーズの目の前にあるのが保育園で…。
保育園の目の前にあるのがガールズバー。どういう事なの?
立石は、おおらかな雰囲気の街だと言えるのかも知れません。
そうこうしている内に我々の時間がやってきた!
ヨッピー「最初にこのお店を選んだ理由はなんですか?」
大住さん「これですよ、これ」
大住さん「このお店って、すでにお酒を飲んでいる人は入れてくれないんですよ。なので、立石に来たらまず一軒目はここへ来ましょう。ほかで飲んでからだと追い出される可能性があるんで」
ヨッピー「おお…こんなローカルルールが…!」
とりあえず入店して乾杯!
僕が頼んだのはこちらの名物「梅割り」。
焼酎をなみなみと注いだグラスに、梅のシロップを垂らした飲み物であります。
要するに、ほぼストレートの焼酎。200円也。
一本あたり100円という、激安のモツ焼きをつつきながら大住さんにいろいろ聞いてみよう。
安いのにうまい!
探偵ファイルのとんでも話!
探偵ファイルで一番つらかったこと
僕「探偵ファイルやってて、一番つらかったのってなんですか?」
大住さん「頭にカイワレ大根植えたときですね」
爆笑する僕。
大住さん「ちょうどその頃エコブーム(笑)でビルの屋上を緑化するみたいなことが流行ってて。それならエコブーム(笑)に乗っかって頭を緑化してみようと思って、頭にカイワレ大根植えたんですよ。一週間くらいで育つって聞いたんで。シャンプーハットかぶって頭に種撒いて、霧吹きで定期的にお水をあげるんですけど、髪の毛に水撒いても2時間くらいで乾くんで、2時間ごとにお水をあげなきゃいけないんですよ。だから2時間づつしか寝られないし、寝るにしても横になって寝るとカイワレが落ちちゃうから椅子に座って寝るんですね。これが死ぬほどつらかったです」
ヨッピー「そんなの、やる前からわかりきってるじゃないですか!」
大住さん「まあそうなんですけど、シャンプーハットをずっとかぶってるから頭はジワジワ締め付けられっぱなしで頭痛がしてくるし、椅子で2時間しか寝られないし、頭がずっと濡れてるから頭の皮膚がふやけて伸びてきて顔全体が微妙に下に垂れ下がってくるし、シャンプーハットの隙間から水が垂れてシャツは濡れっぱなしで風邪もひくし、体調悪いし目の下のクマもひどいし、まぶたは腫れるしで5日でギブアップしました」
ヨッピー「5日やっただけでもすごいですけどね」
  大住さんの頭に生えたカイワレ
激動のカイワレ育成日記
まだまだ出てくる探偵ファイルのひどい話
大住「僕は編集長として、『楽しませるのが仕事であって、ケガするのが目的ではない』って常々言ってたし、『骨折しない程度に頑張ろう』って言ってたんですけど、やっぱり段々悪ノリというかエスカレートしちゃって。火をつけると一瞬でボッて燃える紙あるじゃないですか? 手品とかで使う。あれでTシャツを作って、火をつけたら一瞬で裸になれるんじゃないか? って実験したライターがいるんですけど、普通に大やけどして入院しましたからね。何を考えてるんだろう」
ヨッピー「こっちが聞きたいわ」
その時の記事:Tシャツを一瞬で脱ぐ方法
大住さん「火傷した直後に電話かかってきたんですけど、『大住さん、救急車呼んでいいですか?』って言われて。いや、呼べよ! すぐ呼べよそこは! って。で、病院に駆けつけたら全身包帯グルグル巻いたミイラみたいなやつが、点滴刺しながら車椅子で出てくるんですよ。大爆笑しましたよ、漫画か! って。ほかにもボウガンを至近距離から避ける、みたいな企画もありましたし」
ヨッピー「死人が出なくてよかった」
今なら大炎上してもおかしくないお話ですが、あの時代のインターネットはまだおおらかだったのかも知れません。
ちなみにこちらのお店のお会計は、カメラマン含めた3人で2,200円。安い!
話も盛り上がったところで、次の店へ。
立ち食い寿司の栄寿司さんにやってきた。
こちらの栄寿司さんも立石では人気のお店で、15時半の時点ですでに切れてるネタがあるとのこと。
脂が乗ったコハダ!
サーモンも大きい!
こちらは白エビ、という珍しいお寿司。甘くてうまい!
ほかにもマグロやイカ、ハマチなんかを頼みつつ、1人1杯飲んでお会計が2,950円!
天国かここはー!
続いて、大住さんが気になっていた鳥房というお店に来たのですが、残念ながらお休み中。
気を取り直してやってきたのが、こちらの「江戸っ子」さんであります。
だいぶベロベロになってきている僕。
ハシゴ酒3軒目スタート!
立石にはモツ焼きのお店が多い。
こちらはシロのタレ焼き。めちゃくちゃおいしかった。
大住さんの一風変わった晩酌スタイル
大住さんとお酒
ヨッピー「大住さんってだいたい毎日飲んでるんですか?」
大住さん「そうですね。僕、漫画を読んだりアニメを観たりするときは飲みながら楽しみたいんですよ。その方がストーリーに入り込めるし、シラフのときに見返すとまた違った印象になったりして二度おいしいし。酔っぱらってるのが好きなんですよね。警察が家に来たときも僕、普通にずっとお酒飲んでましたし」
ヨッピー「は?? 警察??」
大住さん「はい。僕、ドロボウに4回入られてるんですよ。たぶん、全部同じやつなんですけど。現場検証みたいなので警察が来たときに僕、普通にお酒飲みながら説明してて。おまわりさんに『随分余裕ですね』とか言われて。まあ4回も入られると慣れますよね」
ヨッピー「全部同じ犯人なんですか?」
大住さん「うん、たぶん。3回目に入られた後に、警察から『逮捕しました』みたいな連絡が来て、そこから3年くらいは何にもなかったんですけど、3年経ったらまた入られたんで『あ、あいつシャバに出て来たんだ』みたいな」
ヨッピー「すごい遠回しの文通みたい。つーか、もっと防犯を意識した方がいいんじゃないですか?」
大住さん「いやー、部屋の鍵をかけても窓を割られるし、窓の侵入防止柵みたいなのも引きちぎられて入られるし。でも大家さんに『このアパートって鍵閉めてても何度も泥棒入ってくるんですが?』って言って交渉して家賃下げてもらったんで、下がった家賃と盗まれた現金を比較すると、普通に得してるからまあいいかな、みたいな」
ヨッピー「おおらかだなぁ」
モツ焼きとお店のおばちゃんが素敵な「江戸っ子」のお会計は2,210円也!
そしてシメに向かったのはこちら。おいしいうどんで有名な四ツ木製麺所さん。その名の通り、製麺所がうどん屋さんをやっているというお店。
駅からは少し歩くけど、歩く価値はじゅうぶんにある。
メインはうどんなのですが、築地で仕入れているというお刺身などのおつまみもおいしいのであります。
マグロほほ肉のお刺身。ゴマ油が入ったお醤油で食べる。
焼いたものや煮たものは食べたことがあるけど、刺身というのははじめて! くじらのような赤身肉に近くてうまい!
天ぷらの盛り合わせは400円!
そして、こちらが盛りうどん330円!
ずずっと食べます!
最高だわこれ…。
飲んだあとの「シメ」ってラーメンのイメージですけど、さっぱりとしたうどんもいいかもしれない。

大住さんはすだちうどんをオーダー。
マグロのほほ肉の撮影に余念がない大住さん。
今後の活動は?
大住さんの今後
ヨッピー「今後、腕が治ったらどうするんですか? ずっと無職なわけにはいかないでしょうし」
大住さん「簿記を取ろうかと思ってるんですよ」
ヨッピー「え? 簿記??」
大住さん「はい。安定したいんですよ僕は。コンテンツ作ることは今後もしたいなぁとは思ってるんですけど、コンテンツが作れて経理もわかる、ってなったら潰しがきくかと思って」
ヨッピー「えー。意外ですね。『ジェットコースターみたいな人生を送りたい』って言ってたのに」
大住さん「だって、ジェットコースターは安全が確保されてるじゃないですか。安全を確保した上で波乱万丈だからおもしろいんですよ! 安全ベルトがないジェットコースターなんて、怖くて乗れない」
ヨッピー「たしかに」
大住さん「まあ親もいろいろうるさいですしね。探偵ファイルをやってたころ、両親も僕の記事とか見てたんですけど、親父がフラッと上京してきたと思ったら、僕の部屋でなんか手紙書いてて。『仕事についてもう一度考えなさい。このままでは親子関係を見直さざるを得ません』みたいなことが手書きで書いてあるんですよ」
ヨッピー「笑う。まあ息子が頭からカイワレ生やしてたら嫌ですもんね」
大住さん「でも、やっぱり僕はおもしろいこともしたいので、次の就職先次第ですがいろいろやっていきたいです。まぁ就職諦めて、全力でアホなことやるかもしれませんが(笑)」
ヨッピー「おお…! 楽しみですね…!」
そんなわけで、昼間っからハシゴ酒をすること6時間。もうあたりは真っ暗であります。
結局かかったお金は4軒、3人分でも1万円ちょっととかなりリーズナブル!
いやー、立石に住んだら、たぶん毎日飲み歩くと思う。
そんなわけで大住さんの今後の活躍を期待しつつ、今日のところは締めたいと思います。
みなさんもぜひ、立石に遊びに来てみてください!

ウレぴあ総研

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