原作とは違う新たな発見と感動!鈴木
拡樹のアニメ『どろろ』の見どころポ
イントBEST3
【1位】愛のあるリメイク
原作とアニメでは、変更点もあって。物語の流れが原作通りではなかったりするし、百鬼丸が最初はテレパシーを使えずに話せなかったりするんですよ。でも、エピソードが前後していることにはちゃんと意図があるし、人形のように見えていた百鬼丸が欠けていた体の一部をひとつひとつ取り戻していくことで、人間に少しずつ近づいていくということがわかりやすくリメイクされているなと。原作を知っている方もたくさんの発見と新鮮な感動があると思います。
【2位】百鬼丸の表現
第1話で、百鬼丸の顔の皮が剥がれたときに初めてまばたきをするシーンがあって。台詞があるわけでもないその場面ひとつで、人としての表情が戻ったんだ、人間に近づいていっているんだと感じさせる細かい表現に、衝撃を受けたんですよ。舞台で演じる場合は基本的に大きく見せることを心掛けますけど、舞台『どろろ』で百鬼丸を演じるにあたっては心情表現を抑えていこうかなとアニメからヒントをもらうこともできました。
【3位】バトルシーン
『どろろ』のアクションシーンは、人間離れしているけれどもすごく説得力があるんですよ。例えば、百鬼丸が闘った後のことを考えて、義手をまとめて置いておくところにはキャラクターの性格が滲んでいたりもするし、それまでの戦闘経験を生かしてそうしているのかなという歴史が見えてきたりもして。スピード感溢れるダイナミックなバトルの中にもそういうドラマを感じられるので、何回も観ていただくと発見があると思います。
【公演情報】
◆ライブビューイング・CSテレ朝チャンネル1にて同時生中継が決定
<ストーリー>
(c) 2018 手塚プロダクション/舞台「どろろ」製作委員会
公式サイト:https://www.dororo-stage.com
ランキングBOX
“気になる人の気になるランキング”をテーマに、様々な分野の著名人へ直撃した「MY BEST3」を紹介!オリジナルのランキングインタビュー記事をはじめグルメなどのトレンド情報やエンタメなどのストレートニュースなども毎日配信中です。