Eveの楽曲イメージを膨らませたイラ
ストブック『ZINGAI』発売

Eveの楽曲を彩るイラストブック『ZING
AI』発売!プロジェクトメンバーのコメ
ントも

シンガーソングライター Eve(いぶ)の楽曲世界を彩るビジュアルを詰め込んだイラストブック『ZINGAI』が、2019年4月1日(月)にCD付きでリリースされる。

本書は2018年11月4日に開催されたEve『メリエンダ』追加公演のツアーグッズとして販売されたイラストブック『ZINGAI』をもとに、未掲載のイラストやビジュアルなどを加え、再編集したものだ。
また、2018年3月23日に開催されたEveのワンマンライブ『お茶会』で販売されたBGM集に、『ナンセンス文学Lounge Ver.』を新たに追加した『ZINGAI Lounge Tracks CD』も付いてくる。

今回は特別に、『ZINGAI』制作に参加したZOOプロジェクトメンバー(Waboku、Mah、田ヶ喜一、おざき、Eve)からコメントをいただけたので、この後ご紹介したい。

まずは、歌手でありながら、これほど本格的なイラストブックを企画・監修したEveについて簡単に触れておこう。

ハイセンスなEveのアニメーションMV

Eveは2016年から全国区で活躍するようになったシンガーソングライターで、脱力系とも評されるその緩くやわらかな声やキレのあるリズムで、絶大な人気を誇っている。

これまでに1枚のミニアルバムと4枚のフルアルバムをリリースしており、中でも『ドラマツルギー』はYouTubeで2800万回、『お気に召すまま』は2400万回以上再生されている(2019年3月25日現在)。
(『ドラマツルギー』)
(『お気に召すまま』)

特筆すべきは、EveのMV(ミュージックビデオ)がこれまでのところ全て2Dアニメーションで制作されていることである。

『ドラマツルギー』の監督 Mahと『お気に召すまま』の監督 Wabokuは『ZINGAI』の制作にも携わっている。彼らを始めとするMVの作り手たちの創意がEveの楽曲にプラスされることで、音楽とアニメーションの掛け合わさったハイセンスな世界が誕生した。

ちなみに、昔から音楽とアニメーションは相性の良いことが知られており、ビートルズの楽曲を使用したアニメーション映画『イエロー・サブマリン』(1968年)などの名作が多い。

ZOOプロジェクトメンバーからのコメン

Eve、Mah、Wabokuの3人に、イラストレーターのおざきと田ヶ喜一が加わり、ZOOプロジェクトが始動した。
彼らからコメントが届いているので、ご紹介しよう。

Mah 「人に他ならないものが定型外の括りを受ける事があるかと思います。人からの評価によって境界を越えた 人外 が、独立した個でもありながら人なしにはその“ ”姿を保てない矛盾をはらむものと考えた時、その矛盾こそがまさに人の性質に含まれるものだとまた気づくのです。その辺の事に注目してもしなくても大丈夫です」

Waboku 「本書”ZINGAI”ではアニメーション本編ではみれない、エフェクト加工前のキャラクターたちや、イメージボード・絵コンテなどとにかく普段見せないものが数多収録されています。MVのエッセンスを含みつつも更に拡大した世界で描かれた田ヶさん・おざきさんのイラストレーションも必見です」

田ヶ喜一 「見どころは、映像では見る事が難しいキャラクターの細部やラフ設定などが紙媒体で見れる部分だと思います。この外見になっていたかもしれないというキャラクターデザインの試行錯誤、手書きで書かれたキャラクターの設定、絵コンテなど制作の裏側を覗いているようでとても見応えがあります」

おざき 「今までに公開されたMVの設定画やコンテ、イラスト等、たまらない出来になってます!…改めて文化、おとぎを聴きながらZINGAIを見ると、これまでEveさんの生み出してきた世界観により一層浸れるのではないでしょうか。ぜひ何度も見返して、楽しんでいただければと思います!」

Eve 「自分の音楽にとってアニメーションというのは、その奥行きを広げ、より色濃く世界観を彩ってくれるような切っても切り離せない大きな存在だなと感じます。そんなアニメーションのMVから人外というキャラクターにフォーカスし、信頼のおけるクリエイターの方々がこのZINGAIに関わって下さいました。今回は視覚的な視点からじっくりとこの世界に浸って頂けたら幸いです」

『ZINGAI』のバケモノたち

おざき&田ヶ喜一は本作のためにEveの楽曲イメージを膨らませ、多数のイラストを描き下ろしている。また、MV制作用のイラスト、キャラクターデザイン、絵コンテなども収録されており、非常に充実した内容になった。
『ZINGAI』の作風はそのタイトルに良く表れている。それは何よりも「人外」、つまり人間ではないバケモノを意味していると思われるが、実際にこのイラストブックには異形の者たちが数多く登場する。
また、「人外」はEveの歌『アウトサイダー』の歌詞の一節でもあり、本書がEveの楽曲にヒントを得たものであることを如実に物語っている。
(『アウトサイダー』)

『ZINGAI』にはバケモノが跋扈しているとはいえ、恐ろしげな中身には決してなっていない。むしろ幻想的で、ノスタルジックで、美しく、ときに寂しげでさえある。

掲載されているイラストからは、Eveの楽曲との共通点も感じられる。たとえば、イラストの細くしなやかな描線は、Eveの歌声のスピーディーなテンポやリズムを思わせるし、都会の夜の孤独を浮かび上がらせた不穏で妖しい色彩は、Eveの歌詞にも宿っている。

Eveは音楽活動を続けてゆく中で、自分とは違う分野で活躍するクリエイターたちに出会い、音楽の枠組みを踏み越えて、ZOOプロジェクトという新たな試みを立ち上げるに至った。
一方で、クリエイターたちはEveに刺激を受け、こうして意欲的に作品を生み出している。シナジー効果だ。

音楽とアニメーションがイラストブックの上で幸福な出会いを果たしたのである。
︎関連情報
『ZINGAI』リリース情報
定価:2980円+税
発売日:2019年4月1日(月)
判型・頁数:A4横、80頁
ISBN: 978-4-04-735542

【掲載内容】
・おざき&田ヶ喜一による描き下ろしイラスト
・MahやWabokuたち映像クリエイターが手掛けたビジュアル
・『アウトサイダー』『ラストダンス』『僕らまだアンダーグラウンド』等のMV設定画
・アルバムジャケットイラスト等の一枚絵 など。

【CD収録曲】
・ドラマツルギー Lounge Ver.
・あの娘シークレットLounge Ver.
・ナンセンス文学Lounge Ver.

【イベント情報】
Eveが4月1日にイラストブック『ZINGAI』を発売したことを記念し、6月にアートセッションが都内で開催。
今作の発売を記念し、制作に関わったZOOのメンバーによるアートセッションを開催。
開催日時は6月の土曜日(1時間程度)、都内某所にて開催。
同アートセッションへの参加は、イラストブック『ZINGAI』購入者から抽選で招待され、詳細は当選者のみに通知される。

【「ZINGAI」のクリエイター5名によるアートセッション】 参加方法:イラストブックZINGAIを購入者を抽選でご招待 日時:6月の土曜日、1時間程度 場所:都内某所 応募フォームリンク:https://eveofficial-otogi.com/zingai/ ※当選者のみにお知らせ

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Eveの楽曲イメージを膨らませたイラストブック『ZINGAI』発売はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

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「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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