4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL photo by 山内洋枝

4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL photo by 山内洋枝

GRANRODEOとブルエン、
藍井エイルが競演した
『ROCK AX Vol.2』が大盛況

4月19日(金)、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて『ROCK AX Vol.2』の最終日公演が開催され、藍井エイルBLUE ENCOUNTGRANRODEOの3組のミュージシャンが出演した。
『ROCK AX』は“今、目撃するべき本物のライブを、体験”をコンセプトに掲げ、日本テレビが立ち上げた新しい音楽イベント。2019年1月に第1回が開かれ、この日は第2回の最終日公演。前日はミクスチャー系のバンド、最終日はアニソン系のアーティストが出演した。贔屓アーティスト目当てに参加したお客さんが、競演した他アーティストにも興味を持って新しい出会いに繋がる。音楽ファンにとって理想的な環境となった2日間であった。

最初に登場したのは藍井エイル。『ROCK AX!思いっきり楽しんでいきましょう!』の掛け声と共にスタートしたのは、アニメ「ソードアート・オンラインII」のオープニング曲「IGNITE」。場内のあちこちでブルーのペンライトが点灯され熱い歓声が飛び交う。ドラム、ギター、キーボードにベースの4人編成バンドを従え、舞台中央に凛とした佇まいで立ち、力強いロックナンバーを3曲続けて歌う。眩しいぐらいの圧倒的な存在感だ。先ずは『ROCK AXに呼んで頂き、ありがとうございます!』と挨拶に続いて自己紹介。続いては、自身が作詞を手がけた「グローアップ」。バンドでは初披露される曲だ。このまま、リリースされたばかりの最新アルバムからのナンバーを3曲続ける。小柄な身体からは想像もつかないほどのパワフルな歌声で、ステージを右に左に動く激しいパフォーマンスを見せつける。これに応えるように、場内の青いペンライトも大きく揺れる。『次の曲で藍井エイルは最後になります!』と告げると場内からは、エェーッ!と残念がる声が飛び交う。『その元気を続く2組のアーティストにもお願いしますね!』とラストナンバー「流星」を歌ってステージを降りた。

BLUE ENCOUNTの4人がステージに表れると、地響きのような歓声が上がる。これにはボーカルの田邊駿一も『自分たちの武道館でも、こんな歓声なかったです!』と思わず苦笑い。オープニングは「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期オープニング曲の「Survivor」。細かくカッティングを刻むギターに、高揚感を煽るリズム隊。のっけから客席を掴み場内は騒然。この日のライブ、田邊はアウェーになると心配していたそうだが、蓋を開けてみたら想定外の声援の嵐に『思いの外、ホーム感あったわ(笑)』と、どこか嬉しそう。こうなればブルエンの独壇場。エモーショナルなボーカルをフルスロットルで突き進んでいく。中盤には藍井エイルとGRANRODEOのファンが持っている『光る棒(ペンライト)を俺たちにも出してよ!』とリクエスト。彼らのヲタ芸まで引き出し、両者のファンをも、すっかり身内にしてしまうパワーには頭が下がる。各地のフェスを転戦し、鍛えられただけの事はある。場内を充分に熱くした後は『最後、この曲だけでいいから覚えて帰って下さい!』と、ギターをかき鳴らしながら、ミディアムテンポのバラード曲「はじまり」を情感たっぷりに歌い上げる。ここまでは客席を煽りに煽ったアップチューンの連打から、ラストはバラードで締める。このギャップこそが彼らの最大の魅力。事実、ラスサビでは場内大合唱となり、会場を見事にひとつにした。

この日のラストは、今やアニソン界の重鎮、GRANRODEOのふたり。e-ZUKAのギターが鎌首をもたげるように、ゆっくりと唸りを上げ、そこにKISHOWのボーカルが被さっていく。どえらい格好いいオープニングだ。藍井エイルの青に対し、GRANRODEOのペンライトは赤。暗い場内にホタルのように灯った赤い灯が、やがて激しく動き出す。ハードロック、ヘヴィ・メタルをベースに、メロ・コア、パンクにオルタナティヴの要素が詰まったサウンドはひたすらヘヴィでタフネス。そこへKISHOWの伸びやかで艷やかなボーカルと、e-ZUKAの鮮やかで流麗なギターが渾然一体と重なって、独自のケミストリー効果を生み出す。この日は「黒子のバスケ」や「咎狗の血」といったお馴染みのアニソンに加え新曲2曲も披露。「FAB LOVE」ではファンクやソウル、R&Bのエッセンスを散りばめ、「セツナの愛」ではインダストリアル・ロックのテイストも盛り込まれた意欲作だ。KISHOWは『前の2つが、もの凄い空気作ってくれたんで、とってもやりやすかった』と謙遜するが、GRANRODEOの破壊力たるや、凄まじいものがある。冒頭からラストまで終始、会場を圧倒し続けた。演奏が終わるとROCK AX恒例となった記念撮影。『最近こういうの流行ってんだよね』と、藍井エイルをBLUE ENCOUNTの4人をステージに呼んで、2500人のオーディエンスと共に1枚。KISHOWが『又、令和で会おうね!』と客席に手を降って2日間に渡って開かれたROCK AX Vol.2は大きな拍手に送られて終了した。

この日の模様は5月31日(金)深夜に日本テレビで放送される。完全版はCS放送で6月30日(日)21:00より放送予定。また、「ROCK AX Vol.3」は「SUMMER SPECIAL」と題し7月8日(月)と9日(火)にZepp Tokyoで開催される。出演アーティストは近日発表。

photo by 山内洋枝

【セットリスト】
■藍井エイル
01.IGNITE
02.シューゲイザー
03.翼
04.グローアップ
05.UNLIMITED
06.アイリス
07.ラピスラズリ
08.流星
■BLUE ENCOUNT
01.Survivor
02.LAST HERO
03.ハウリングダイバー
04.LIVER
05.DAY×DAY
06VS
07.はじまり
■GRANRODEO
01.Pierrot Dancin'
02.Black out
03.FAB LOVE
04.Can Do
05.日常ホライズン
06.ROSE HIP-BULLET
07.modern strange cowboy
08.セツナの愛

【『ROCK AX Vol.2』放送情報】

地上波:2019年5月31日(金)深夜(6月1日・土曜未明)
CS放送(完全版)
・Day_1:6月29日(土)21:00~(2時間30分)
・Day_2:6月30日(日)21:00~(2時間30分)
※放送時間は変更になる場合もございます。

4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL photo by 山内洋枝
4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL(GRANRODEO) photo by 山内洋枝
4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL(GRANRODEO) photo by 山内洋枝
4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL(GRANRODEO) photo by 山内洋枝
4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL(BLUE ENCOUNT) photo by 山内洋枝
4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL(BLUE ENCOUNT) photo by 山内洋枝
4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL(藍井エイル) photo by 山内洋枝
4月18日(木)@東京・TOKYO DOME CITY HALL(藍井エイル) photo by 山内洋枝

OKMusic編集部

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