手塚治虫の歴史漫画「陽だまりの樹」
中島かずき脚本で舞台化 「新 陽だ
まりの樹」4月上演

(c)手塚プロダクション(c)手塚プロダクション/陽だまりの樹製作委員会 手塚治虫さんの長編歴史漫画「陽だまりの樹」の舞台化が決定した。「キルラキル」や「プロメア」を手がけた「劇団☆新感線」の中島かずきが脚本を担当し、「新 陽だまりの樹」として2020年4月から全国5都市で上演される。
 原作「陽だまりの樹」は、1981~86年に「ビッグコミック」(小学館刊)で連載。幕末期の日本を舞台に、府中藩士の伊武谷万次郎と、恋敵である蘭方医・手塚良仙の息子・良庵が、時代の荒波に翻弄されながらも成長していく姿を描いた。良庵は小石川に種痘所を創設した実在の人物で、手塚治虫さんの曾祖父にあたる。2000年には、杉井ギサブロー監督、マッドハウス制作でテレビアニメ化されたほか、これまでにも幾度か舞台化されてきた。
 正義感が強く腕っぷしが強い武士の万二郎役は、12年に上演された舞台版「陽だまりの樹」で良庵役を務めた上川隆也が再登板。遊び人だが医者としての実力は確かな良庵役は、テレビラマ「赤かぶ検事奮戦記」の中村梅雀が演じる。そのほか、蘭方医と外国人を憎悪する浪人の丑久保陶兵衛役で葛山信吾、万二郎に思いを寄せながらも過酷な運命に翻弄されるお品役で緒月遠麻、優しい心をもつ住職の娘おせき役で山田菜々、万二郎の人生に大きな影響を与えていく勝麟太郎(勝海舟)役で風間杜夫らが出演する。
 手塚治虫さんはじめ、多くの著名漫画家たちの活動拠点として知られるアパート「トキワ荘」があった豊島区に開館する、東京建物 Brillia HALL (豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして、4月3~19日に上演。以後、4月28日に福岡市民会館、4月30日に熊本城ホール、5月8~10日に大阪・新歌舞伎座、5月16日~17日に愛知県芸術劇場を周遊する。東京公演のチケットは1月11日発売で、S席1万1000円、A席7700円、B席5500円(税込み)。その他の会場のチケット詳細は後日発表される。

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