SKE48が新チーム体制お披露目、宮澤
佐江は涙ながらに決意語る

 この日のステージは、AKB48 チーム4への移籍が迫っている木﨑ゆりあの合図による火花でスタート。そこに他のメンバーも登場し、『強き者よ』で幕が開けた。
 序盤は、現チーム体制のメンバー全員がステージに上がり、『青空片想い』や『ごめんね、SUMMER』など歴代シングル14曲をMCを挟むことなく一気に連続でパフォーマンス。まるで現体制に別れを告げるかのようなセットリストにファンも応援の声を張り上げた。

 中盤ではSKE48への移籍・兼任が決まったメンバーも参加。現チームリーダーから新チームリーダーへのチームフラッグ引き継ぎ式が行なわれ、それぞれの新チームで『RESET』(チームS)、『チームKII推し』(チームKII)、『ワッショイE!』(チームE)をパフォーマンスした。
 新チームSのリーダーに任命された宮澤は、「SKE48のコンサートのステージに立ったことがうれしくて涙が出てきました。SKE48として新しい夢をかなえていけるように、微力ではありますが頑張っていきたいと思います!」と力強くあいさつした。

【コンサートに参加した移籍・兼任メンバー】

・新チームS
宮澤佐江(SNH48兼任)、田中菜津美(HKT48 チームH兼任)、渡辺美優紀(NMB48 チームBII兼任)、山内鈴蘭(AKB48から移籍)

・新チームKII
山田菜々(NMB48 チームN兼任)、大場美奈(AKB48から移籍)

・新チームE
佐藤すみれ(AKB48から移籍)、谷真理佳(HKT48から移籍)
 新メンバーたちは、ユニットコーナーでもそれぞれ活躍。宮澤は古畑奈和と北川綾巴を従えて、『クロス』でセンターを務めた。

 谷は須田亜香里と松村香織のユニット曲『ここで一発』に乱入し、曲を止めさせる場面も。HKT48時代から知られる強心臓ぶりを発揮して二人ををたじろがせた。
 そしてアンコール明けには、AKB48に移籍する木﨑へのサプライズも。別の曲を歌うと聞かされていた木﨑は、他のメンバーが突然『遠くにいても』を歌い出すと、その場に座り込んで号泣。

 モニターには、木﨑への感謝の気持ちやエールのコメントを書きこむメンバーたちの姿が次々に映し出され、パフォーマンス後には、コメントがプリントされた縦10m×横14mの横断幕が出現。ラストは『仲間の歌』で、木﨑がSKE48の一員として送り出した。

 木﨑は、「今日始まる時に、これが最後のSKE48でのコンサートかと思うとスゴく悲しくなって…。でも、今までの私があるのはこんなにたくさんの方が応援してくださったおかげです。AKB48に移籍しますが、これからもSKE48の魂は生きたまま、いつか『ただいま』と言えるように頑張っていきたいと思います」と、涙ながらに感謝と決意を口にした。 なおこの日、現チーム体制による劇場公演の千秋楽と、新チーム体制による新公演の初日および公演タイトルも発表された。

・チームS

千秋楽は4月21日、新チームSは4月25日から「制服の芽」公演をスタート。

・チームKII

千秋楽は4月18日、新チームKIIは4月30日から「ラムネの飲み方」公演をスタート。

・現チームE

千秋楽は4月22日、新チームEは5月2日から「手をつなぎながら」公演をスタート。

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