【GANG PARADE インタビュー】
10人体制で初めて作り上げた
ド直球のメジャー1stアルバム!
ナルハワールドが加入して10人体制となったGANG PARADEのメジャー1stアルバム『LOVE PARADE』が完成! 今作は聴き手の懐にダイレクトに飛び込んでくる歌詞や音色で挑んだ、ギャンパレなりのストレートさが爆発した“魅惑作”と言える。
ナルハが入ったことで、
真っ直ぐな作品になった
ついにメジャー1stアルバムですね!
ココ
メジャーでアルバムを出せるのは嬉しいですね。ナルハが入って初のアルバムなので、10人で作れたこともファンの方に喜んでもらえるんじゃないかと。
テラシマ
こんなに早くアルバムをリリースさせてもらえるとは思わなくて、すごいスピード感だなと驚きました。ナルハの声が入った曲も増えたから嬉しいです。
月ノさんもアルバムを出すのはまだ早いんじゃないかと思いませんでした?
月ノ
びっくりはしましたね。でも、新曲が増えることで自分たちの武器も増えるし、振り幅も広がると思ったので。
ハルナさんはどうですか?
ハルナ
前作『LAST GANG PARADE』(2019年1月発表)の頃は毎日必死だったけど、今回は自分なりに噛み砕こうと思いました。だから、前作よりも一曲一曲が大切な…犬というか。
大切な犬?
ハルナ
自分にとっての愛犬って意味です!(笑) それくらい大切に育ててきました。
一曲一曲に向き合う姿勢が変わってきた?
ハルナ
なんだろう…歌詞も噛みしめて読むようになりましたね。
なるほど。今年は野音ツアーもあったりと、多忙な日々を過ごしたと思いますが。
テラシマ
今年の夏は人生で一番濃かったです。このアルバムの制作もあったし、舞台(根本宗子のミュージカル『PARCOプロデュース「プレイハウス」』)もやらせてもらえて、新しい表現の仕方も学べたから、普段のライヴに活かせることも多かったんですよ。あと、野音ツアーを東京と大阪でやったんですが、私は大阪出身なので地元でやれたことが嬉しくて。
ココ
新しいことをたくさんやらせてもらえた一年でしたね。野音ツアーだったり、舞台だったり。舞台の稽古でライヴの本数は減ったけど、その分、ライヴ以外の表現力を学べたことが大きくて。今は各々がそれを活かせている気がします。
おー、そうなんですね。
ココ
舞台では役割を与えられて、それを演じるので、みんな自分の表現を見つめ直すいいきっかけになったと思います。ギャンパレにとってプラスにしかならなかったし、それは今回のアルバムにも出ているんじゃないかと。
月ノ
私はハルナと同期で加入して1年半になるんですけど、ハワイでの「LOVE COMMUNICATION」のMV撮影とか新しいことをたくさん経験して、挑戦することの楽しさを覚えました。最初は舞台をやることも怖かったけど、東京の千秋楽はすごく楽しくて。今回のアルバムは新しい魅せ方をしている楽曲もあるし、全部出し切ろうと思って臨みました。
前作はトリッキーな曲もありましたが、今作はギャンパレなりの直球感、あるいは王道感が漲った作風だなと。
テラシマ
確かに真っ直ぐですよね。前までが異色すぎたのかなって(笑)。 アルバム名を聞いた時も、“えっ、こんなにストレートなんだ!”ってびっくりしました。“愛”って今まであまり歌ったことがなかったので、逆に新鮮でしたね。ナルハが作詞した「Wonderful World」もほんとに真っ直ぐで、彼女にしか書けない歌詞だと思いましたし。ナルハが入ったことで、真っ直ぐな作品になったのかなと。
ココ
ナルハの純度はすごいですね。“9人もいるのに、その枠なかったわ!”って。
ココ
ギャンパレのアーティスト写真を見ても、サキちゃんとハルナがまさか同じグループとは思わないというか、それが面白いなって。全員いびつだけど、それがひとつになってるところがギャンパレの良さだと思います。
ええ。今作からは明るくて、ポジティブな空気もビシビシと伝わってきます。
月ノ
珍しくユニゾンの曲が多くて…それこそ「Wonderful World」もほぼユニゾンだし、それによってストレートさが出ているのかなと。みんな無意識に歌詞の中に“愛”という言葉を入れてて、全部つながってるような気もするので、それもいいなと感じています。