山田孝之、エキセントリックなキャラ
に限界 「今回ついに“素の山田”を
出しました」
本作は、30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一(山田)が、幼い娘の子育てと仕事との両立に悩みながら奮闘する姿を描く。
エキセントリックな役柄のイメージが浸透している山田。「今回、久々に等身大の男性を演じようと思った理由」を問われると、「今回は演じてはいません。エキセントリックな役で20年間、演技をし続けてきたので、今回ついに“素の山田”を出しました。作品を見れば、山田ってこういう役者だったんだな、と気付いてもらえると思う」と答えて笑わせた。
同僚役の広末とはこれが初共演。山田は「そもそも広末さんにお会いするのが初めてだったので、『広末涼子がいる!』と、本当に緊張していた」と打ち明けた。
これを受けて広末は「どんな人なんだろうと、楽しみにして現場に行ったら、すごく殻に閉じこもって、近寄っちゃいけない空気で、どうしようかと思いました」と苦笑交じりに回顧。山田は「役が微妙な距離感のある関係性だったので、そうなりました」と弁解した。
また、伊藤から「劇中で見せる“パパの顔”が新鮮だった」と言われた山田は「20代でエキセントリックなことをいろいろやってきてキャラの限界を感じていた。そろそろ柔軟剤のCMとかを取りにいかなければと思い、今回『ステップ』のオファーを受けました」と冗談めかして返した。
これを聞いた広末は「山田さんが柔軟剤のCMとか想像がつかない…」と語りながら、「この10年で私は、子育ては相当ステップアップしたので、私の方が柔軟剤のCMにいいかな…」とニヤリ。山田が「じゃあ一緒に」と持ち掛けると、広末も「いいですね」とノリノリで応じて会場を沸かせた。
映画は4月3日から全国公開。
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