2002年に惜しまれつつ解散。2009年には結成20周年を記念した1年間限定で再結成し、多くのファンに感動を与えてくれた。そのLINDBERGが、25周年に当たる2014年に期間限定ではなく、再結成して活動することが決まったのだ。しかもLINDBERGが結成した記念日に。
そんな大切な日にファンの期待を背負い「LINDBERG 25th Anniversary 感謝祭 ~これからもよろちくね~」と題したコンサートが開催された。会場には当時のファンを中心に超満員のお客さんが集結。幕が開きイントロが流れると、会場から大きなどよめきが起きた。その1曲目は『もっと愛しあいましょう』。いきなりハイテンションでスタートし、当時と変わらぬサウンドを聞かせてくれた。続けて『それでも地球はまわるんです』を歌い、ボーカルの渡瀬マキが清々しい顔をして、集まったファンに対してアピールした。待ちに待った瞬間であり、客席から「マキちゃ~ん!」と掛け声があり、嬉しそうな表情で微笑んだ。

中盤になると藤川球児投手が阪神タイガース在籍時に、登場曲として使っていた『every little thing every precious thing』を歌うのだが、この入場曲を藤川投手はメジャーリーグに移籍する時にアメリカでは使わず、「日本に置いていく」と言われたことを告白し会場は大爆笑となった。
ここからは激しい曲を一気に歌うのだが、ブランクひとつ感じさせないステージングで、当時と変わらない世界観を出しつつ、進化しているLINDBERGを見せてくれた。そんなステージを観ながら当時の曲を懐かしみ聞いているファンや、ノリノリで楽しんでいるファンなど観ているスタイルは様々だが、みんなこの夢のような空間を楽しんでいる様子が伺えた。
終盤になり『今すぐKiss Me』『POWER』『恋をしようよYeah!Yeah!』とキラーチューンが続き、盛り上がりは最高潮に達した。最後は『GAMBAらなくちゃね』を歌い、コンサートは終了。しかしこれで終わる訳はない。暗転と同時にアンコールが発動され、メンバーが再びステージに戻ってきてくれた。
今日がLINDBERGの「誕生日」ということもあり、何とケーキのプレゼントが。しかもそのケーキを客席に投げるというサプライズ。素敵な誕生日の後にはアンコール曲のスタートだ。1曲目は『LITTLE WING』。ファンにとっては嬉しい選曲だ。このまま凄い勢いでヒートアップしたステージを観せてくれたのだが、無情にも最後の曲になってしまった。最後は『Over The Top』を熱唱して、再結成の復活コンサートの幕が閉じた。今回のコンサートをキッカケに、夏には本格的な活動もスタートすることも発表された。7月21日の名古屋を皮切りに、福岡、仙台、大阪と各地でコンサートの開催が決まり、これからもLINDBERGの素敵なステージが観られる機会が増えること間違い無いので、今後の活躍にも期待したいと思う。

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