瀬名あゆむ 近影

瀬名あゆむ 近影

とてもとても重大なお知らせがありま
す…!!!!:瀬名あゆむのアイドル革命
! 連載33

地域発アイドルプロデューサーの月イチ連載

瀬名あゆむのアイドル革命!
第33回 とてもとても重大なお知らせがあります…!!!! こんにちは! 仙台と千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサーの瀬名あゆむです。今回は皆様にとてもとても重大な発表をいたします。
 実は、2015年・夏よりおよそ5年間連載を続けてまいりましたこのコラムを、今回と次回のあと2回で一旦休止とさせていただくことになりました。
 長い間、ご愛読いただいだ皆様、アイドルカフェ店舗、所属アイドルたちを含めて応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。
 感謝の気持ちをふくめ、今回と次回を通じて、このブッチニュースでコラムを執筆させていただいた5年間を振り返っていきたいと思います。
AVを辞めてから、アイドルだったことを告白しました みなさん、覚えていますか? このコラム、連載開始したときは今と違って、こんなタイトルだったんです。『瀬名あゆむのAV vs アイドル ~もし元AV女優がローカルアイドルのプロデューサーになったら』――。
「AV vs アイドル」……今思うとかなり挑発的なタイトルですよねえ。でも実際、AV女優だった私・瀬名あゆむが、〈実は元アイドルでした。一緒に活動していたメンバーはその後、紅白歌合戦に2度も出場する大人気アイドルグループにまでなってるんです〉――なんててことを告白したのは、AV引退後のこのコラムが初めてだったんです。
 さらに、AVデビュー前にアイドルだっただけでなく、地方局だけど深夜テレビ番組のレギュラー出演者だったことを明らかにしたのも、このコラムが最初でした。
 普通はね、AV女優なら、商品価値をつけるために、「元アイドル」とか「テレビレギュラー出演」はデビュー時に大々的にアピールするじゃないですか。それによって契約金やギャランティも100万円単位で確実に変わってくるわけですから。
 でも私の場合、AVデビューの時でも、女優として活動中にも、一切そういう売り方はしなかったんです。それはなんだろう、周囲にバレたくなかったとか、プライドがあったとか、そういう感じの理由ではなかったんですよねえ。
 アイドルに挫折したあとも、18歳ですぐキャバ嬢やったり、テレビ出演に応募したり、20歳そこそこで自分で「ギャルメイドカフェ」のお店開いて経営したり(それが初代『2ねん8くみ』です)って、やりたいことをかなり無鉄砲にやってきてたから、AVデビューもその延長線上で、だから過去を振り返るとかの感覚……感情がなかったんだと思うんです。だから、「元アイドル」も「テレビレギュラー」も、それを〝売り〟にする気もなくて、実際に売りにしませんでした。
 でも、AV女優を引退して、もう一度アイドルの夢を追いたいと思って、アイドルカフェを立ち上げて、アイドルプロデューサーとしてアイドルを育て運営する立場になったとき、やっぱり過去を振り返るようになりました。
 昔の自分のような、10代で「アイドルになりたい!」「メジャーデビューしたい!」みたいな子たちと接していると、どうしても自分のあの頃を思い出さずにはいれなかったです。
 なので、このこのブッチニュースのコラム連載のお話をいただいたとき、自分がこれまで歩んできた道をもう一度、書くことで見つめ直してみよう、それが今後のアイドルプロデュースでの武器になるのなら、いくらでも公表していこう……って考えたんです。
 その反面、それこそ「元AV女優」とかの肩書きはマイナスになるかもしれないとは思いました。でも自分に都合のいい過去だけを出していくのなんて、なんの意味もないって考えました。アイドルもテレビもキャバ嬢もAV女優も、すべて私でしたから。
 だから、そんな告白を決意して、実際に連載をはじめて約2後に、その告白の結晶として、コラムを下敷きにして書き下ろした単行本『元アイドルのAVギャル瀬名あゆむ、アイドルプロデューサーになる』を出版できたことは、本当にとってもとっても嬉しかったです。正直、この5年間で一番嬉しい出来事のひとつだったといっても過言ではないくらいです。
 私、この本、時々自分で読み返すんです。
 実はついこの前も読み返していました。
 アイドルに憧れ、芸能スクールに入学した13歳の自分……。
 ローカルアイドルのはしりとして北海道の農協や漁業イベントのステージで歌って踊ってたティーンの頃……。
 その後、自分だけが外されて、他のメンバー全員が全国デビューしたときの絶望……。
 アイドル活動期の時代だけでも、なんか自分自身のことなのに胸がキューンってなってしまいました。
 今、コロナの時代でね、アイドル業界も大変なことになっています。どれだけ頑張っても夢をあきらめざるをえない女の子たちが多くいます。10代や20代の子たちにとって、それがどれほど辛く厳しいことか。
 自分が10代で強く味わった挫折を、本を読み返すことで何度も新鮮な感情で振り返り、今の彼女たちの心情に精一杯寄り添って、出来る限りのサポートをしてあげなくてはと思っています。そういう意味も含めて、自分の半生を本に書けたことは本当に幸せでした。これからも人生の節目節目で何度も読み返すと思います。
アイドル時代の仲間がネットニュースに つい最近、ネットのニュースで、元ZONEのMAIKOちゃんがご懐妊して、秋ごろには赤ちゃんが生まれるみたいってことを知って、とても懐かしく思い出しました。
 ZONEはそう、あの『secret base 〜君がくれたもの〜』の大ヒットで有名なアイドル・ガールズバンドです。私の北海道の芸能スクールでの1コ上の先輩グループで、何度も同じステージで共演させてもらいました。
 私が在籍したグループの『BELIEVE ビリーブ』メンバーだったTOMOKAちゃんも、その後、ZONEに加入しています。そのTOMOKAちゃん、SAWAKOちゃん、ASAMIちゃんのBELIEVEメンバーとは、それぞれママになったりした今でも友達です。
 一番最初にアイドルに挫折し、離脱してしまった私が、それこそいろんな道をたどりながら再びアイドルの世界に舞い戻って運営側として活動していることを、今もみんな応援してくれています。
 振り返れば、このコラムを連載させていただいてきた5年間は、本当に私がアイドルプロデューサーとして何もわからないまま走り出し、迷いながらもまっすぐ走ってきた5年間でした。
 アイドル時代も濃かったし、AVギャル時代も濃かったけれど、この5年間も負けないくらい濃~い年月で、それをずっと支えてくれたのが、このコラムだったし、あの単行本の出版でした。コラムや本の執筆がなければ、こんなに自分の過去を振り返ったり、考えたりはしなかったと思います。本当に、こういう機会を与えてくれたブッチニュースさん、コアマガジンさん、そしてそして読んでくださった読者の皆様に感謝したいです。大変ありがとうございました! あらためて本当にあらためて、心より御礼を申し上げます!
 ただ5年間を思い返してみたとき、やっぱりそれは楽しいことばかりじゃなかったことも事実でした。アイドル運営がずっと順調だったわけでは決してありません。むしろ逆のほうが多かったのかも。さらに、強烈な事件もありました。
 次回、とりあえずの「休止」となる回で、またそれらについても、気持ちを隠さず書かせていただきたいと思います。
<4週ごとに月曜日掲載>※「南にこ」の同一サイクル連載と2週間隔で交互に掲載
写真:瀬名あゆむ 近影
★瀬名あゆむツイッター
https://twitter.com/senachanpon
★ふぁんしーどりーみー【公式】Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCEgaeqp2bu9xWIwQdvTG20w
★あいどるかふぇ『2ねん8くみ』仙台本店ツイッターhttps://twitter.com/idolcafe2_8
★2ねん8くみ仙台校 HP
http://www.2-8cafe.com/
★あいどるかふぇ『2ねん8くみ』千葉校ツイッターhttps://twitter.com/chiba_nippachi
★2ねん8くみ千葉校 HP
http://2nen8kumi-chiba.com/
★『ふぁんしーどりーみー【公式】』ツイッターhttps://twitter.com/Fancy_Dreamy_
★『LIVE HOUSE 88(eighty eight) 』ツイッターhttps://twitter.com/tohoku88
【瀬名あゆむ・書籍のお知らせ】
 瀬名あゆむの新書『元アイドルのAVギャル瀬名あゆむ、アイドルプロデューサーになる』(787円税別/発売元:コアマガジン)全国書店・ネット書店で絶賛発売中です。発売から一定期間が経過したため、店頭にない場合も多いかもしれません。お近くに在庫がない場合は店舗カウンターまたはネットから是非、お取り寄せでご購入ください。
http://books.rakuten.co.jp/rb/15068251/
詳細・他のネット書店ご案内:
http://www.coremagazine.co.jp/book/coreshinsho_024.html
【『2ねん8くみ』楽曲カラオケ&CDのお知らせ】
 デビュー曲『クラスメイト』がついに[カラオケDAM]に入りました!新曲『ドリーム☆ステージ』も[カラオケJOYSOUND]にて全国配信されています。
 さらにCD『アイドルライブラリー Vol.04』に「2ねん8くみ」の『ドリーム☆ステージ』と、「Asterisk from 2ねん8くみ」の『answer』が収録されています。Aが頭文字の某大手ネット通販サイトなどでお買い求めいただけます。
【瀬名あゆむ:プロフィール】
仙台&千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサー。10代の頃に北海道のローカルアイドルとして活動し、メジャーデビュー寸前で挫折。その後、地方局TVレギュラー出演等をへてAV女優となり累計800本以上に出演した。1985年生まれ・さそり座・A型。
連載バックナンバー
https://wp.me/p95UoP-aT

※リンクの飛ばないサイトでごらんの方は、URLをアドレスバーにコピペしてください。

ブッチNEWS

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着