FEATURE / 『S.W.I.M.』 Vol. 04 『
S.W.I.M.』特集第4弾。illiomote、U
NERI、YOHLU、碧海祐人にショート・
インタビュー。それぞれのバックボー
ンに迫る

新進気鋭の国内アーティスト17組の楽曲を収めたコンピレーション・アルバム『S.W.I.M. #1 -polywaves-』が9月にリリースされた。

本作は渋谷を拠点とする独立系レコード会社「ULTRA-VYBE」が立ち上げた、“音楽シーンに新たな波を立てるアーティストをリスナーの元へと送り出すこと”を目的とした新プロジェクト、『S.W.I.M.』の第1弾リリース作品。ジャンルやスタイルもバラバラながら、どのアーティストからもどこか新世代ならではのフレッシュな感覚が感じられる。

Spincoasterではそんな新プロジェクト『S.W.I.M.』を連載で特集。第4弾となる今回は、illiomote、UNERI、YOHLU、碧海祐人の4組のショート・インタビューをお届けする。なお、9月に開催された『S.W.I.M. #1 -polywaves-』の リリース・パーティのレポートも掲載(https://spincoaster.com/report-mona-records-s-w-i-m-party) しているので、こちらも合わせてチェックを。

Text by Takazumi Hosaka

――コンピ『S.W.I.M. #1 -polywaves-』に収録された楽曲はどのようにして生まれた作品でしょうか。

コロナの自粛期間に先の見えないどうしようもない気持ちをトラックで表現した。

――今後の展望を教えて下さい。

最高な作品を作りたい。

――『S.W.I.M.』の語源にちなんだ以下の4つの質問に答えて下さい。

■「SEEK」=最近探しているもの、求めているものは?

新しいtattooいれたい。

■「Wonder」=最近驚いたこと、もしくは不思議に思うことは?

自分の口座にお金がなさすぎて驚いた。

■「Iconic」=あなたのアイコンとなる人物、存在は?

思いつかない。

■「Music」=最近聴いている音楽は?

最近気持ちが晴れない時にThe Sundaysをよくきく。

【Profile】

可愛くてカッコいい!! HAPPY POPを体現する、突然変異の次世代ポップ・アイコン、illiomote」。リリース前から「POPEYE」や「BRUTUS」などの雑誌でピックアップされ話題となり
4月に初となるEP『SLEEP ASLEEP…。』リリース後は『Love Music』や『ONLINE YATSUI FESTIVAL! 2020』にも出演。レギュラー・ラジオ番組が始まるなど今絶賛爆走中!


UNERI

――音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

HIROKAKICKSが中心になり、ブレイクダンスのチームメイトだったむつ・なんくそ、路上でギターを弾いていたコーキに声をかけ、「ちょいいいこと」の制作をきっかけに結成。

――現在のスタイルを形成するにあたって、影響を受けたアーティスト/作品を教えて下さい。

HIROKAKICKS

コーキ

:Roland Dyens

むつ

なんくそ

:BoA

――コンピ『S.W.I.M. #1 -polywaves-』に収録された楽曲はどのようにして生まれた作品でしょうか。

2019年1月、HIROKAKICKSが書いていたリリックにコーキがギター、むつがビートを重ね、なんくそが映像を制作。この制作をきっかけにUNERIを結成したので、特に思い入れのある曲です。

――今後の展望を教えて下さい。

10月24日(土)に『Record Store Day Japan』にて1st アルバム『Jelly』をカセットテープで再リリース。2ndアルバム鋭意制作中。

――『S.W.I.M.』の語源にちなんだ以下の4つの質問に答えて下さい。

■「SEEK」=最近探しているもの、求めているものは?

なぜこのコンピに入れてもらえることになったのかです(嬉汗)。

■「Wonder」=最近驚いたこと、もしくは不思議に思うことは?

グリーン

■「Iconic」=あなたのアイコンとなる人物、存在は?

ちった

■「Music」=最近聴いている音楽は?

Panorama Steel Orchestra(昨日ライブを観てくらいました)

【Profile】

緩さと居心地の良さをグッド・メロディで紡ぐ4人組変則バンド、UNERI。2020年本格的な活動を開始、初ライブとは思えないクオリティの高いパフォーマンスで話題に。Kroi、IKE & rice water Groove Productionらと共演。フィール・グッドな生音 × ヒップホップ・サウンドを奏でる注目のアーティスト。


YOHLU

――音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

※以下、回答は全てKENTO

幼少期にピアノを習い始めました。なぜそれを始めたのかは忘れてしまいましたがきっと楽しかったので形は変わりましたが今も続けているのだと思います。

――現在のスタイルを形成するにあたって、影響を受けたアーティスト/作品を教えて下さい。

現在のスタイルになったのは自然の流れの中で自分たちが決めていきました。受けた影響は様々で、元バンドメンバーや一緒に遊んだ音楽仲間、セッションの練習に付き合ってくれたプロのミュージシャンたち。音楽の歴史や思想を教えてくれた師匠との出会い。今までの体験の中で得て少しずつ変化していきました。特定の何かに絞るのは難しいです。

――コンピ『S.W.I.M. #1 -polywaves-』に収録された楽曲はどのようにして生まれた作品でしょうか。

今作は個人的な体験を形にしました。メンバーのインスピレーションと私のエッセンスを擦り合わせてどちらかが強く出るのではなく2つが綺麗に1つに混ざり合った曲になったと思います。

――今後の展望を教えて下さい。

たくさんの楽曲を制作しライブパフォーマンスをするなかで、社会に対して考えていることや平和の実現に少しでも力添えできるようなメッセージを伝えていきたいです。

――『S.W.I.M.』の語源にちなんだ以下の4つの質問に答えて下さい。

■「SEEK」=最近探しているもの、求めているものは?

過ごしやすい気候の人気(ひとけ)が少ない自然豊かな土地。

■「Wonder」=最近驚いたこと、もしくは不思議に思うことは?

自分の予想以上に周囲から作品への良い評価をしてもらっていたことです。分析的にここが好きと伝えてくれる人もいて驚きと同時にとても嬉しいです。

■「Iconic」=あなたのアイコンとなる人物、存在は?

好きなテイストはあるし憧れの人もいるので学生時代は髪型を真似したこともあった気がします。でも今はまるっきりその人みたいになろうと思ったことはないです。自分を好きな自分になりたい。

■「Music」=最近聴いている音楽は?

質問の意図と変わってしまうかもしれませんが、最近ハマっている音楽の聴き方は、歩いてる時に聴きたくなる曲やジャケが可愛い曲をそれぞれテーマごとにプレイリストに入れてます。

【Profile】

福岡を拠点に活動するコレクティブ〈BOAT〉に所属する3人組、YOHLU。2020年6月にはバンド初となるEP『YET YONDER YEARNING』をリリース。勢いそのままに関口シンゴ(Ovall)との共作楽曲「FLIGHT LIGHT」をリリース。Spotifyの注目新人に特化した公式プレイリスト『Early Noise Japan』でプレイリスト・カバーを飾る。


碧海祐人
[ Twitter(https://twitter.com/masat_o_mi) / Instagram(https://www.instagram.com/masatomi_/) / SoundCloud(https://soundcloud.com/dqjlpmn7oe5j) ]

――音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

家にあったギターで弾き語りを始めたのがきっかけです。

――現在のスタイルを形成するにあたって、影響を受けたアーティスト/作品を教えて下さい。

cero 『Obscure Ride
KIRINJI 『For Beautiful Human Life』のあたりが土台になっている様な気がします。

――コンピ『S.W.I.M. #1 -polywaves-』に収録された楽曲はどのようにして生まれた作品でしょうか。

2018年の夏頃から制作し始め、マジックリアリズムと、物語先の作詞を試験的に行いました。元来感じている、夏への悲哀の様な想いを元にしています。

――今後の展望を教えて下さい。

もっといい音源が作りたい。ライブに関しては、今後さらに増やしていきたいと思っています。二、三件、話が進んでいるものもあるので、またTwitterで告知させて頂きます。

――『S.W.I.M.』の語源にちなんだ以下の4つの質問に答えて下さい。

■「SEEK」=最近探しているもの、求めているものは?

これは常にですが、未知、未体験のものです。

■「Wonder」=最近驚いたこと、もしくは不思議に思うことは?

朝で始まり、夜で終わる、一日という単位が当たり前になっていることを改めて不思議に思います。便宜上、に惑わされない様になりたいです。毎日は繋がっています。

■「Iconic」=あなたのアイコンとなる人物、存在は?

君島大空米津玄師、Dave Longstreth、FKJ。

■「Music」=最近聴いている音楽は?

他にも価値観や創造性や思考の柔軟性が大好きな方はたくさんいらっしゃいます。ゆnovation『朗らかに』、Puma Blue『In Praise of Shadows』(まだ2曲しか配信されていませんが)、あとはFlipper’s GuitarやPIZZICATO FIVEは聴くたびに好きになっていくので不思議です。

【Profile】

愛知を拠点に活動する気鋭のSSW 碧海祐人。メロウでジャジーなムードを携えた情緒的なサウンドに、繊細さと気怠さを混在させた歌声と歌詞が、聴く人の心を鋭く掴む。先行配信シングルでは、Spotify『ブルーにこんがらがって』のプレイリスト・カバーに選出。収録曲「夕凪、慕情」は、今の音楽シーンを牽引するドラマー石若駿が演奏で参加。初リリースにして、魅力満載の1作が完成。


【リリース情報】

V.A. 『S.W.I.M. #1 -polywaves-』

Release Date:2020.09.09 (Wed.)
Label:ULTRA-VYBE, INC.
Tracklist:
01. VivaOla / Runway
02. YOHLU / &I
03. I’m / BATHROOM
04. Alex Stevens / BEACH HOUSE CLUB
05. Gi Gi Giraffe / Jail Out
06. asmi / anpan
07. Peggy Doll / Beautiful Like That
08. SPENSR / LIPS
09. American Dream Express / Make Me Stoned
10. gato / G0
11. kycoh / Life-size
12. MÖSHI / Back And Forth (prod. Pause Catti)
13. TOKYO RAVE GROUPIE / Mellow Down Easy
14. カメレオン・ライム・ウーピーパイ / Free Elephant (S.W.I.M.Mix)
15. illiomote / ブラナ#15
16. UNERI / ちょっといいこと
17. 碧海祐人 / 夕凪、慕情

■ S.W.I.M. オフィシャル・サイト(http://www.ultra-vybe.co.jp/swim/)

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