L → R カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ

L → R カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ

【超特急 インタビュー】
超特急が貴方に寄り添うー
今だからこそ生まれた王道ポップス

“いい曲”だけじゃダメ!
いろんな楽曲をやっていくのが超特急

逆に「キズナアルゴリズム」のように破天荒でナンセンス極まる曲は、これまでリョウガさんの十八番でしたけれど、今回はユーキさんがセンターに挑戦するということですね。

タクヤ
でも、サビでは意外といいことを言ってますよ。サビ以外はしっちゃかめっちゃかだけど。
カイ
(タカシに向かって)これ、キャラは何人いるの?
タカシ
意外と少ないよ。6人かな? 歌い上げる人、あほの人、もっとあほな人…とか。声優さん風、芸人さん風に歌ったところもあるし、デモ段階ではっちゃけた感じだったCメロは、あえて落ち着いた低音で歌ったほうが面白いと思ったし。

それぞれメンバーの台詞も入ってますよね。特にタクヤさんの“アルカディア!”は真に迫って素晴らしい。

カイ
さすが!
タクヤ
いやいや(笑)。ライヴでもそれぞれ言うんじゃないかな?

パフォーマンス面で、リョウガさんからユーキさんに何かアドバイスもあったり?

リョウガ
手取り足取り指導したいと思います!
カイ
いやいや、もう振り付けは終わってますから。
タクヤ
でも、リョウガの指導って実際あるんですよ。「#いいね」(2020年6月発表のシングル「Stand up」収録曲)にもラストにひとりずつ台詞を言いながらパフォーマンスする場面があるんですけど、ユーキが家の鍵を忘れちゃったシチュエーションをどう表現すればいいか困ってたら、リョウガが“ここでドア開けて”とか細かくアドバイスしていました。
カイ
リョウガは超特急におけるボディランゲージの長なんで。
リョウガ
ユーキはどうしてもカッコつけたいんですよ。カッコ悪い動きというものを無意識に避けちゃうんで、いかに意識的にカッコ悪いことをするかっていうのが課題。
ユーキ
あの時はリョウガに弟子入りしましたね。「キズナアルゴリズム」は本当に激しいというか、何かしらずっと動いてるんで、別の意味でムズい!

ちなみにカイさんのセンター曲は?

ユーキ
「#いいね」がカイのセンターだったんで、今回は今のところ予定していないです。「Hero」もセンターは作る予定はないです。
カイ
「What's up!?」もみんなが真ん中にくる感じだよね。かけ合いが多くて、ダンサーもめっちゃ歌ってる。歌詞が話し言葉っぽいのも好き。

ダンサーのかけ声は今まで以上に迸る想いをぶつけてる感があってテンション上がりました。「Asayake」が寄り添う系なら、こちらはぶち上げる系で。

リョウガ
音的には15年前くらいのアニソンっぽいイメージもありますね。日本どころか世界中に向けて歌ったら、すごい元気が出そうな曲なんで、これこそ今の時代、特に超特急を知らない人に聴いてほしい!
タクヤ
ただ、元気は与えてくれるけど、その原因は解決してくれないっていう(笑)。
カイ
超陽キャだよね。“大丈夫、大丈夫!”って背中押して、最後に《ニッポンの未来に幸あれ》って言うだけ。でも、それがいい! 実際、今の状況ってそうするしかできないじゃないですか。
タカシ
何かしらのタイミングでアクセルを踏ませてあげるのは大事だからね。

「Hero」もメッセージの内容は「What’s up!?」に通じるものがありますけど、伝え方が違いますよね。

タカシ
簡単に言っちゃうと、テンポが速いか遅いかの違いですよね。あと、「What's up!?」が全方位に向けられた曲なのに対して、夢8(ファンクラブ)盤に入っている「Hero」は8号車寄りな気がする。
ユーキ
言ってみれば“僕らが8号車のHeroなんだよ”ってことですね。

その逆もありません? 8号車もみなさんにとってのHeroであると。

タカシ
そうですね。《You are my hero》って歌っているので。
カイ
僕、この曲を聴いた時に、すごく老夫婦っぽいなって思ったんですよ。長年連れ添ってきたけど、片方が亡くなってしまって、天国にいる相手に贈っている言葉のような。
タクヤ
どっちにしても目の前に相手がいないんですよね。だから、実は結構なセツナソングでもある。

それでいて、とても温かな気持ちが残る曲という。最初にタカシさんがおっしゃっていた通り、ポジティブで前向きな想いが中心にあることは間違いないと感じます。

タカシ
そういう元気を与えたりエールを感じられる曲と、世界観が強めで現実を忘れさせてくれるような曲の二手に分かれている感じはありますね。やっぱり“いい曲”だけだと超特急らしさの存続にも関わってくるので、カップリングで帳尻を合わせていくという(笑)。いろんな楽曲をやっていくのが超特急なんですよ。

同感です。12月のオンラインライヴ『Superstar』も間近に迫ってきましたが、今回も演出はユーキさんが?

ユーキ
はい。25日は超特急のテーマパーク、26日は絆のストーリー、27日はお洒落でクールな感じにしようと考えています。
タクヤ
今までで一番大変になりそうじゃない? 3日間とも全部内容は違うし、それぞれのクオリティーは落としたくないし。
ユーキ
おまけに5週連続配信と「Asayake」の収録曲と合わせて10曲も新曲が入ってくるからね。ただ、新曲ばかりになりすぎても、8号車から“あの曲聴きたかったのに!”という声もあがりそうなので、そこはいいバランスを取れたらなと。
タカシ
なので、今回はリハ期間も1カ月以上取っているんですよ。

そして、ライヴが終われば、すぐに2021年ですよね。新年に向けて、8号車や読者に一番伝えたいことは何でしょう?

カイ
“早く会いたい”ってことですかね。エンタメ界や音楽業界にとって、それが一番の願いだと思うんですよ。
ユーキ
だから、会える日が来るまで進化し続けるしかないですよね。会えない分、時間はあるはずだから、東京ドームという目標の場所に立つためのプランを立てていきたいし、“超特急はまだまだ行くぞ!”っていう姿を見せていきたい。他のアーティストや同期に負けないように、もっと上を目指していくための話し合いを重ねて、今のうちに大きな柱を立てていきたいです。
リョウガ
…ユーキ、ナイスプレイ! 俺もそれは思ってたぜ!

取材:清水素子

シングル「Asayake」2020年12月16日発売 SDR
    • 【通常盤】(CD)
    • ZXRC-1238
    • ¥1,500(税抜)
    • 【夢8(ファンクラブ)盤】(CD+Blu-ray)
    • ZXRC-1239
    • ¥4,300(税抜)

『BULLET TRAIN ONLINE LIVE 2020「Superstar」』

12/25(金) 開場 18:00/開演 19:00
12/26(土) 開場 17:00/開演 18:00
12/27(日) 開場 16:00/開演 17:00

超特急 プロフィール

チョウトッキュウ:2011年12月25日に結成、翌12年6月10日にシングル「TRAIN」でCDデビュー。今話題のメインダンサー&バックヴォーカルグループ。2011年12月25日結成。12年6月にシングル「TRAIN」でインディーズデビュー。17年4月26日にリリースしたCDデビュー5周年記念シングル「超ネバギバDANCE」は初のオリコンウィークリーチャート1位、ビルボードチャートHOT100総合1位を獲得! 18年12月には念願のさいたまスーパーアリーナでのワンマンライヴを成功させ、19年12月〜20年1月にはグループ史上最大規模のアリーナツアーを、20年12月にはグループ史上最大スケールのオンラインライヴを、そして21年6月には神奈川・ぴあアリーナMMにて3日間にわたる有観客ライヴを成功させた。22年 結成10年を迎え、約3年振りとなる全国ホールツアー 『BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022 Progress』を決行。そして、同ツアー初日の4月23日に、8号車と一緒に想像を超えた未来へ行くため、新メンバーオーディション『超特急募』を開催することをLiveのMCにて発表し、同年8月8日の「8号車の日」に追加の新メンバー4名を発表し、9名の新体制となる。“君との笑顔が終着駅”、さらなる進化を遂げた彼らがどんな11年目の未来を進んでいくのか目が離せない!超特急 オフィシャルHP

「Asayake」MV

OKMusic編集部

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