東方神起、東京ドーム公演で22万人熱
狂!

今回のドーム公演は、4月22日の横浜アリーナ公演を皮切りに始まった全国11箇所29公演となるツアーのほぼ折り返し地点。当初はドーム3公演の発表だったが、ファンからの熱い要望に応えて公演を1日追加、4日間で計22万人の観客を大いに沸かせた。
今回のツアーでは今年3月にリリースした最新アルバム『TREE』からの曲を中心にパフォーマンス。牙を剥いて襲いかかってくるような攻撃的なナンバーや舞踏というより武闘と呼びたい勇ましいナンバーでは、一層パワーアップした力強さと逞しさで圧倒し、かと思えば、洗練を極めたスタイリッシュなナンバーではひと皮剥けた男の色気で魅了。爽やかな応援ソングやチャーミングなポップナンバーでは場内に笑顔を咲かせ、壮大なバラードやスウィートなラブソングでは観客をうっとり酔わせる。長年のファンには懐かしい楽曲も飛び出し、バラエティに富むステージングで超満員の会場を楽しませた。

また、ひと足早く6月11日にリリースされる新曲『Sweat』も披露。沖縄のクラブやシティーリゾートを借り切って撮影されたミュージックビデオが話題となっているこの曲は、スウィングジャズ+ファンクといった曲調のサマーチューン。昨年リリースした『Ocean』は太陽が眩しい夏の昼間が似合う爽快なアップナンバーだったが、『Sweat』は汗がまとわりつくような熱帯夜のねっとりした空気が生む情熱的なムードと抑えきれない欲情にスポットを当てた艶っぽいナンバーに仕上がっている。フルバンドで演奏されているライブではCDとは異なる演奏になっているので、すでにライブで体験した人はCDの到着を心待ちに、反対にCDを先に手にする方はライブでのひと味違う雰囲気を楽しみにしていてもらいたい。
昨年は悲願の5大ドームツアーと自身初のスタジアム公演を行い、一大スペクタクルと呼びたい一分の隙もないステージで観客の度肝を抜いた東方神起。だからこそ今回のツアーでは趣向を変え、彼らは観客と触れ合えるような一体感を求めアリーナツアーを企画した。実際、今回のツアーでは観客に手を振ったり呼びかけたりする場面が多いし、ステージ横に映し出される映像もカメラ目線が多め。ちょっとファニーな表情や動きも見せるなど、2人の素というか人間味が伝わってくるライブになっている。ツアーファイナルは6月22日、京セラドーム大阪。回を追うごとに大きくなる東方神起の“ライブの木”が最後にどんな姿を見せ、どんな実をつけるのか。その成長ぶりが楽しみで仕方ない。

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