高い歌唱力を誇るカリスマグラドル 
篠崎愛のソロ歌手活動を夢想する

(参考:チラ見するのが正しい鑑賞法である――「アイドルとおっぱい」に関する一考察)

 篠崎はアイドルグループ・AeLL.のメンバーでもある。先日、グループとしては今年9月に活動休止しソロ活動にそれぞれが専念することが発表されたが、篠崎自身はグループ結成以前にソロ歌手としてデビュー済みだ。バラエティ番組などでも発揮されている通り、その歌唱力は折り紙つき。「歌の上手いグラドル」というキャラクターが世間的にも浸透しつつある。

・ジュニアアイドルとしてデビュー、制コレ準グランプリ獲得

 彼女のデビューは2006年、14歳の中学3年生の時だった。7月には1st写真集『START DUSH!!』(彩文館出版)を、8月には1stイメージDVD『篠崎愛』(同)をリリースしている。その後は中学生限定グラビア誌『Chu→Boh』などで水着系のジュニアアイドルとして活動を続け、07年6月には集英社のアイドルオーディション企画『週刊ヤングジャンプ』の『制コレGP』にて準グランプリを獲得。いわゆる「ロリ巨乳」の筆頭の立場で、グラドルとしての実績を重ねて来た。

 しかし、前述の1stDVDの発売記念イベントでアカペラで歌を披露したりと、「歌」に対する気持ちは常に持っていたようだった(※ちなみに余談だが、このDVDにBGMとして収録されている歌ものの曲のデキが良いと、アイドル楽曲好きの間で話題となったことがある。おそらく篠崎による歌唱ではないが)。

・イメージDVDにソロ曲を収録、AeLL.の活動休止

 そして08年3月には、ついにプリンセスプリンセスのカバー曲『M』(c/wはJUDY AND MARY『ドキドキ』のカバー)でソロデビュー。結局CDはこのシングル1枚しかリリースされなかったものの、ファンの間での歌唱力の評価は依然高く、09年11月発売のイメージDVD『約束 ~北海道遠距離恋愛~』(イーネット・フロンティア)にはバラード調のソロ曲『その日まで』が収録されている。

 引き続きグラドルとしての知名度を上げつつ、11年1月には4人組アイドルグループ・AeLL.としての活動を開始。マラソン、開墾、登山と謎の活動をしつつも、地道にライブアイドルとしての実力をつけて来た。楽曲、パフォ-マンスともに決して低くはない評価を受けていただけに、今回の活動休止は残念でならない。

 とはいえ、グラドル・篠崎愛の人気は依然高い。これはあくまで推測だが、グループの活動が休止した後は、おそらくソロでの歌手活動を行うのではないだろうか。オリジナリティ溢れる恵まれたルックスに、高い歌唱力。それらを武器に、歌うアイドルといえばグループアイドルである今の時代に、篠崎愛がソロ歌手として立ち向かって行く…そんな未来を勝手に妄想している。あと彼女が何かを食べてる画像を見てるととても和むので、何か食べてるだけのイメージビデオを作って欲しい。(岡島紳士)

リアルサウンド

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