【Gacharic Spin インタビュー】
Gacharic Spinという人の
性格だったり、
生き方だったりを詰め込めた
すごくハッピーなものもあったけど、
今のGacharic Spinがやるならこの方向
続く「ミライ論争」はフック的な曲だと思うのですが、なぜいきなりスペイン語なんですか?
アンジー
曲を作る時にはなさんから“これでラップを作って”とBPMだけ送られてきので、英詞で書いたものを渡したら“めっちゃカッコ良いじゃん!”と言われ、その英詞で曲作りは進んでいったんですけど、みんなと話している時に“なんか変化球的な面白いことをやりたいよね”って(笑)。“アンジーってスペインとフィリピンの血が入ってんじゃん”ってことで、フィリピンのタガログ語で歌う案も出たんですけど、それは癖があるから…まぁ、どっちもあるんですけど、みんなで歌うことを考えてスペイン語でやってみようってことになったんです。といっても私は全然しゃべれないので(笑)、知り合いに相談したりしながら、もともとの英詞をスペイン語に翻訳して。
ベースがバキバキの厳ついナンバーなんですけど、歌も負けてないですからね。
KOGA
歌も楽器みたいで、楽器と楽器が戦い合っていますよね。
アンジー
ラップにKOGAさんのベースが入ってくるところがめちゃくちゃカッコ良いい! イントロは超シビれる!
「Forever 9teen」はアンジーさんのための曲ですね。
アンジー
そうですね。オレオさんが曲の土台を持って来て、“歌詞はアンジーが書いて”って言われたんで歌詞を書いたんですけど、最初はどんなテーマで書けばいいのか悩んでいたんですよ。自分は19歳だし、この若いからこその無鉄砲さを書けるのは今しかないと思って、親友といつもしているLINEの内容とかをもとに書いていきました。“メンタル耐久戦”はLINEにあった自分の言葉です(笑)。で、それをさらにオレオさんが“ここはこういうふうにしたら?”と肉つけしてくれて、どんどん完成させていきました。19歳っていう子供のままじゃいけないし、かと言って大人になりたくないような年齢だからこそ書ける、私らしいちょっと尖った表現になってますね。
19歳という10代最後のことを歌ったものは「SWEET 19 BLUES」ではないですが、ウエットだったり、さわやかだったりするのですが、ドロドロしたヘヴィチューンなのはGacharic Spinらしいなと思いました。
アンジー
見た目的にもさわやかではないですし、そんなキャラでもないですから(笑)。Gacharic Spinで活動していく上でも自分には野心があるし、負けず嫌いだから“見とけよ”みたいなものもあるし…でも、“今は生意気な子供だけど、頑張って大人になっていくね”という曲にはなっていますね。
KOGA
オレオがそれを吸収して曲にしていましたね。こういうEDMっぽい曲は曲だしの段階で他にもあって、すごくハッピーなものもあるんですけど、今のGacharic Spinがやるならこういう方向性かなって。今回のアルバムの中でもちょっと異色な曲ですね。って、もっと異色な曲がもう一曲あるんですけどね(笑)。
「マジックアンブレラガール」というプリティエイリアンの曲ですね(笑)。
アンジー
私、今までのTOMO-ZO曲の中で一番好きですね。TOMO-ZO曲って歌詞もいいし、メロディーもいいんですけど、今回はさらにTOMO-ZOさんの良さがギュッと詰まっているし、まさにTOMO-ZOさんにしか歌えない曲だなって。
KOGA
TOMO-ZOのおっとりとした可愛いさと、ギターを弾かせたらすごいっていう両方が詰まっているし…TOMO-ZOはどの曲もギターアレンジにはこだわっていて、いつも音色にも気を使っているし、ソロも何パターンも考えてくるんですよ。特に今回のアルバムはギターアレンジだったり、自分が任せられたことに関してはすごい時間をかけてやっていたので、そういう意味では日々いろいろ考えていることが「マジックアンブレラガール」に炸裂していると思いましたね。
それに続くのが内省的な「Days」。《僕の正解は世界には無いんだ》と歌っているけど、諦めていないで前に進んでいこうとしているのがGacharic Spinらしいと思いました。
KOGA
この歌詞の大元はyuriが持って来て、最終的に私とはなと3人で作り上げていきました。「Days」はアルバムを作ろうっていう話が出る前から、すでにライヴでやっていたんですよ。アルバムを作るとなった時に、この曲を入れたいっていうメンバーが多かったから“じゃあ、入れよう”と。