DJ KAORI、新ミックスがジャンルレス
になった理由「クラブに遊びに行かな
い人も楽しんでほしい」
参考:並木優がDTMとDJにのめり込んだワケ「いつも音楽のおかげで頑張れる」
2014年、二作目となるオフィシャルミックスは、数あるシリーズの中でも、もっとも売上枚数を誇り、彼女の代名詞とも言える“INMIX”シリーズの最新作『DJ KAORI'S INMIX HITS』だ。ヒップホップ/R&Bが基軸となったINMIXシリーズだが、今作は“HITS”というタイトルが掲げられている通り、クラブヒットから海外のチャートを席巻したポップスまで幅広く収録した、INMIX史上最強盤といえる内容だ。作品についてはもちろんだが、彼女のプライベートもディグってみた。
――2014年、間もなく下半期を迎えますが、ここ最近の調子はいかがですか?
DJ KAORI:楽しくやっています。むしろ、楽しむようにしている、といったほうがいいのかな。これまでの私は、仕事で自分を追い込むやり方ばかりで、いつの間にかプレッシャーでがんじがらめにされていることが多かったんです。「今回の作品も完璧に仕上げなくちゃ!」「今日のパーティは絶対にお客さんを楽しませなくちゃ!」って肩肘を張ってしまうというか。大人になったのかな……? って、十分もう大人なんですけど(笑)、ファレル・ウィリアムスが「Happy」を歌うように、私もハッピーでありたい、私自身がハッピーであれば、作品を聴いてくれる人も、クラブで踊ってくれる人も、自ずとハッピーになるんじゃないかな、っていう気持ちが強くなりました。
――心に余裕ができた、と。
DJ KAORI:大人になれば良いも悪いも経験するけど、結果的にそれをどう受け止めるかによって、考え方って変わると思うんです。実際、これまでは「楽しいなんて、遙か向こう側の出来事……」って悲観的になることもあったんですけど(笑)、今はすごく充実していますよ。
――そんな充実っぷりが作品にも反映された新作ですが、本来であれば『DJKAORI'S INMIX VII』(INMIX 7作目)となるはずですが、“HITS”というタイトルを冠にした理由は?
DJ KAORI:これまでの『INMIX』シリーズはヒップホップとR&Bがほとんどでしたが、今回は“HITS”という言葉を掲げている通り、そのジャンルに固定せず、ポップ・ミュージックからダンス・ミュージックまで幅広く選曲しました。近年のビルボード・チャートにも顕著ですが、クラブのダンスフロアを湧かせるダンス・ミュージックがビルボードのチャートを制覇する時代ですし、そういった楽曲が日本でも受け入れられていますからね。聴いて楽しめる、踊って楽しめるという、あらゆるタイプのヒット曲を詰め込むことができたと思います。
――ジャンルが広域になった分、選曲に時間を要したのでは?
DJ KAORI:それが意外とスムーズにまとまりましたね。私が普段からクラブでプレイする曲や、ラジオやインターネットで聴いている曲をチョイスしていったら、うまくまとまりました。もちろん、シリーズを通してのモットーである“飽きさせない作り”は意識しつつ、まだクラブに遊びに行けない人たちや、普段クラブに遊びに行かない人たちも楽しめれば、クラブで遊んでいるみなさんにも楽しめる内容になったんじゃないかな。ザ・チェインスモーカーズ「#Selfie」や、ショウテック「Booyah」など、収録曲の中には、まだCD化されていない楽曲もたくさんあるので、「これを買わずして何を買う!」と自信を持って言える作品になりました。
――ちなみにKAORIさんはミックスの作業をする際、一発録りですか?
DJ KAORI:いえいえ、何回もやり直してやってますよ!(笑) 普段から練習ができないタイプなので……。やり始めてから、しつこく粘って直してくタイプです。
――『INMIX HITS』にかけて、最近のプライベートの“HITS”を教えてください。
DJ KAORI:温泉とか「JAPANの気持ちいい~」をディグっています!(笑) 音楽が大好きで、その感動の気持ちをみんなに伝えたくて、DJになったので、これからは音楽だけじゃなくライフスタイルやいろんな気持ちのいい感動を発信していけたら、と思ってます!
――来年2015年は、メジャー・デビュー15周年を迎える年になりますが、どのような1年にしたいですか?
DJ KAORI:公私共に充実した、幸せな15周年を迎えたいですね。仕事もますますがんばりますよ~!
(佐藤公郎)
2014年、二作目となるオフィシャルミックスは、数あるシリーズの中でも、もっとも売上枚数を誇り、彼女の代名詞とも言える“INMIX”シリーズの最新作『DJ KAORI'S INMIX HITS』だ。ヒップホップ/R&Bが基軸となったINMIXシリーズだが、今作は“HITS”というタイトルが掲げられている通り、クラブヒットから海外のチャートを席巻したポップスまで幅広く収録した、INMIX史上最強盤といえる内容だ。作品についてはもちろんだが、彼女のプライベートもディグってみた。
――2014年、間もなく下半期を迎えますが、ここ最近の調子はいかがですか?
DJ KAORI:楽しくやっています。むしろ、楽しむようにしている、といったほうがいいのかな。これまでの私は、仕事で自分を追い込むやり方ばかりで、いつの間にかプレッシャーでがんじがらめにされていることが多かったんです。「今回の作品も完璧に仕上げなくちゃ!」「今日のパーティは絶対にお客さんを楽しませなくちゃ!」って肩肘を張ってしまうというか。大人になったのかな……? って、十分もう大人なんですけど(笑)、ファレル・ウィリアムスが「Happy」を歌うように、私もハッピーでありたい、私自身がハッピーであれば、作品を聴いてくれる人も、クラブで踊ってくれる人も、自ずとハッピーになるんじゃないかな、っていう気持ちが強くなりました。
――心に余裕ができた、と。
DJ KAORI:大人になれば良いも悪いも経験するけど、結果的にそれをどう受け止めるかによって、考え方って変わると思うんです。実際、これまでは「楽しいなんて、遙か向こう側の出来事……」って悲観的になることもあったんですけど(笑)、今はすごく充実していますよ。
――そんな充実っぷりが作品にも反映された新作ですが、本来であれば『DJKAORI'S INMIX VII』(INMIX 7作目)となるはずですが、“HITS”というタイトルを冠にした理由は?
DJ KAORI:これまでの『INMIX』シリーズはヒップホップとR&Bがほとんどでしたが、今回は“HITS”という言葉を掲げている通り、そのジャンルに固定せず、ポップ・ミュージックからダンス・ミュージックまで幅広く選曲しました。近年のビルボード・チャートにも顕著ですが、クラブのダンスフロアを湧かせるダンス・ミュージックがビルボードのチャートを制覇する時代ですし、そういった楽曲が日本でも受け入れられていますからね。聴いて楽しめる、踊って楽しめるという、あらゆるタイプのヒット曲を詰め込むことができたと思います。
――ジャンルが広域になった分、選曲に時間を要したのでは?
DJ KAORI:それが意外とスムーズにまとまりましたね。私が普段からクラブでプレイする曲や、ラジオやインターネットで聴いている曲をチョイスしていったら、うまくまとまりました。もちろん、シリーズを通してのモットーである“飽きさせない作り”は意識しつつ、まだクラブに遊びに行けない人たちや、普段クラブに遊びに行かない人たちも楽しめれば、クラブで遊んでいるみなさんにも楽しめる内容になったんじゃないかな。ザ・チェインスモーカーズ「#Selfie」や、ショウテック「Booyah」など、収録曲の中には、まだCD化されていない楽曲もたくさんあるので、「これを買わずして何を買う!」と自信を持って言える作品になりました。
――ちなみにKAORIさんはミックスの作業をする際、一発録りですか?
DJ KAORI:いえいえ、何回もやり直してやってますよ!(笑) 普段から練習ができないタイプなので……。やり始めてから、しつこく粘って直してくタイプです。
――『INMIX HITS』にかけて、最近のプライベートの“HITS”を教えてください。
DJ KAORI:温泉とか「JAPANの気持ちいい~」をディグっています!(笑) 音楽が大好きで、その感動の気持ちをみんなに伝えたくて、DJになったので、これからは音楽だけじゃなくライフスタイルやいろんな気持ちのいい感動を発信していけたら、と思ってます!
――来年2015年は、メジャー・デビュー15周年を迎える年になりますが、どのような1年にしたいですか?
DJ KAORI:公私共に充実した、幸せな15周年を迎えたいですね。仕事もますますがんばりますよ~!
(佐藤公郎)
リアルサウンド