【エラバレシ インタビュー】
出会いと別れ、未来、永遠の絆とか、
今のエラバレシに
重なるものがすごくある
きっと温かい光が差し込んで
これからも頑張っていける
カップリングの「Harmony」は朝倉さんのグループからの卒業とも重なる曲のように感じたのですが。
朝倉
この曲は昨年の12月まで行なわれていた東名阪ツアー『エラバレシ 5周年記念東名阪ツアー2021 〜at the crossroads〜』のテーマソングとして作っていただきました。私はツアー中に卒業を発表したので、それ以降はライヴを重ねるごとに想いが深まっていきましたね。ツアーファイナルでは最初のソロパートで感極まってしまって、“どんどん大切な曲になっていっているんだなぁ”と実感しました。
もえの
卒業や新たな旅立ちをする際の心を支えられる曲になったらいいですね。
小熊
歌詞に感動的な言葉がいっぱい入っているので、歌いながら泣きそうになります。ゆりさんが卒業を発表したあと、初めて歌った時は感動して泣きながら歌いました。今までのこともいろいろ思い出す曲です。
本木
エラバレシは明るかったり、カッコ良い雰囲気の曲が多いんで、静かめの雰囲気の曲を歌うのは久しぶりですね。ツアーで歌う中でいろんな想いが重なって、どんどんといい曲になっていったと思います。
西
卒業発表をする前のダンスレッスンの時、ゆりさんがこの歌詞を見て“誰か卒業するのかと思った”って言ったんですよ。
朝倉
言ったっけ?
西
はい。その言葉を聞いた時はまだゆりさんの卒業を知らなかったから、卒業発表を聞いた時、この曲の意味が一気に360度くらい変わりました。
話の腰を折るようで恐縮ですが…180度ですよね? 360度だと一回転してもとに戻るので。
西
あっ! 180度です(笑)。
全員
あははは!
西
初めてこの7人が顔合わせした時のことや、最初のステージのこととかも思い出されてきました。この7人で活動する期間はまだあって、これからさらに思い出が増えていくと思うので、そういうものを重ねながら歌っていきたいです。
神崎
「Harmony」は卒業を感じさせる曲ですけど暗くはないんですよね。前向きさがあって、希望が持てるところが私はとても好きです。歌を通して伝わる想いをみなさんにぜひ感じていただきたいです。
真田
ツアーのテーマソングでしたけど、込める想いや歌い方、踊り方、感じ方とかがどんどん変化してきた曲で、《まだ見えないこの続きに/差し込むはずの陽を信じて》と歌っているところが印象的ですね。ゆりさんはエースであり、リーダーとしてこの5年間引っ張ってくださったので、今はまだご卒業されたあとのエラバレシのことを想像できないんですけど、きっと温かい光が差し込んで、これからも頑張っていけると思います。そんな気持ちになれるので、自分の背中も押してくれる大切な曲になっています。
朝倉
私はこの曲を最初に聴いた時、卒業ソングというイメージがなかったんです。だから、レコーディングが終わって、ダンスレッスンの時にみんなが“なんか卒業ソングっぽいよね?”と話しているのを聞いて意外だったんですよね。《この場所で 君が笑うのを待ってる》という箇所は、私はライヴ中のアイドルとファンの関係性のように感じました。今はコロナ禍の影響でライヴではみなさんに声を出していただくことはできないですけど、いつか歌声を交わしてハーモニーを響かせられる日がくるといいですね。そういうことを想像すると元気になれる曲です。
「未来トリロジー」もお客さんが手拍子をしながら盛り上がっているライヴの風景がすごく浮かぶ曲です。
真田
曲ってレコーディングをして終わりではなくて、ファンのみなさんにライヴで聴いていただくのが最後のスパイスというか、ライヴで聴いていただくことによって完成すると私は思っているんです。この曲も今後ライヴでどうなっていくのかが楽しみです。
朝倉
「未来トリロジー」って、すごくお洒落な雰囲気なんですよね。
もえの
イベントとかで他のアイドルさんと共演させていただくと、楽曲も含めてお洒落でカッコ良いって感じるので、“エラバレシって、もしかしてイケていない7人?”とみんなでよく話していたんです(笑)。でも、この曲を通じて洗練されたグループになっていけると思います。
2022年はどのような活動をしたいですか?
小熊
私、寅年生まれなんです。いつもは全てに対して控えめな気がする私ですけど、今年は自信を持って行動したいです! ご卒業されゆりさんも安心させられるように、寅のような堂々とした女性になりたいですね(笑)。
真田
2021年は私の人生の中でもっとも爆速で一年が過ぎた感覚があるんです。楽しいことがいっぱいあったんですけど、2022年はもっと笑って過ごしていきたいです。ずっとニコニコとハッピーに! それを一番大切にしながら過ごしていきたいです。
もえの
2022年こそNHK『紅白歌合戦』に出たいです。曲をヒットさせて、エラバレシのことをたくさんのみなさんに知っていただきたいですね。毎年12月31日のスケジュールは空けて待っているのに、なかなかお呼びがかからなくて(笑)。だから、2022年こそは! あと、私は昔から阪神タイガースの大ファンなので、阪神甲子園球場でエラバレシのライヴや始球式をやりたいです。
本木
面白いメンバーが揃っているグループなので、そういう部分をより多くのみなさんに感じていただける一年にしたいです。いろいろなテレビやラジオ番組とかにも出演したいですね。そして、『AKIHABARA バックステージ pass』でもたくさんのみなさんと直接お話をしたいです。
西
私はもっともっとエラバレシを支えていけるような存在になりたいです。今もこのメンバーで楽しく活動できているんですけど、さらにアツくいろんなことに取り組んでいきたい。そして、もっとしっかりした大人の女性になって、個人でもお仕事をさせていただけるようになっていきたいです。
神崎
エラバレシの活動が6年目に入るので、もっと7人で切磋琢磨して、パフォーマンス力を高めていきたいです。そして、ゆりちゃんが卒業するので大きな変化があると思いますけど、もっと上に行けるようにみんなで力を合わせていきたいと思っています。
朝倉さんは卒業という節目を迎えますが、何かおっしゃっておきたいことはありますか?
朝倉
エラバレシは全員が個性豊かで、素敵な楽曲をたくさん歌わせていただいているグループだから、一度会いに来てくだされば必ず好きなメンバーを見つけられるはず! あなたの人生をエラバレシがさらに楽しくするので、ぜひ一度会いに来ていただきたいです。そして、私は2022年の春に卒業しますけど、最後まで全力で駆け抜けながら活動して、多くのみなさんにエラバレシのことを知っていただきたい。“どの時代のエラバレシも最高だ!”と言っていただけるように、このメンバーで素敵な楽曲を歌い継いでいってほしいと思っています。
取材:田中 大