HKT48がお神輿に乗って「てっぺんと
っちゃるけん!」 ツアーファイナル
公演

 HKT48にとって初の単独アリーナツアーとなった九州7県ツアーの追加公演として、4月29日の千葉・幕張メッセ公演を皮切りに千葉、大坂、愛知、福岡の4県で展開された同ツアーもこの日で千秋楽を迎えた。 同会場は玄界灘と博多湾に挟まれた"海の中道"にあり、梅雨の合間の暑さもあいまって、夏の曲で構成された「夏メドレー」では水鉄砲も登場するなど、季節感を感じさせる仕掛けで客席を沸かせた。

 また、地元・福岡を代表するお祭りである博多祇園山笠をイメージさせる、華やかなお神輿に乗ってメンバーが登場する場面も。フルーツ柄など可愛らしい法被姿で、AKB48『恋のお縄』やNMB48『てっぺんとったんで!』の博多弁バージョンとなる『てっぺんとっちゃるけん!』を高らかに歌い上げた。
 本番前の囲み取材では、兒玉遥は「ツアーのフィナーレということで、成長の集大成をみなさんに見ていただけたら」とコメント。朝長美桜は「11日が中止になってしまったので、そのぶん今日に思いを込めて頑張りたいです」と決意をにじませた。

 7月11日も同所で公演が予定されていたが、こちらは台風8号の影響で残念ながら中止に。それだけに、今回のファイナル公演にかける意気込みには並々ならぬものがあったようだ。

 宮脇咲良は「HKT48として初の野外ライブなので。ファンの方と一緒に思う存分、夏を感じたいです」と語り、田島芽瑠は「衣装も華やかなので、自分たちも負けないように華やかに頑張ります」と意気込んだ。
 ステージは「チームH」の新公演タイトル曲『青春ガールズ』からスタート。オープニングから全メンバーが登場し、指原が「今日は伝説に残る最高の一日にしようぜー!!」と絶叫。

 冒頭のMCで松岡菜摘が、開演直前にあがった雨について、「幸せなことに雨は降っていませんよ。今、博多では山笠祭り中なのですが、山笠に負けずに頑張っていきたいです。最後まで思い出作っていただけますかー!?」と客席に問い掛けると、集まった約1万人の観客が大きな歓声で応えた。
 メンバーたちは全36曲を圧巻のパフォーマンス。13曲目にはロック歌手の内田裕也がサプライズゲストで登場し、指原とのデュエット曲『シェキナベイベー』をライブで初披露して会場を盛り上げた。

 内田は「指原クンとHKT48のみなさんとジョイントするとは夢にも思っていませんでした」と、自分自身も今回のコラボに驚いていたことをコメント。客席から「超絶カワイイ、裕也ー!!」とのコールがかかったことには、「今日は指原のパフォーマンスに圧倒されっぱなしでした。でも、裕也コールが起こったということでうれしかったよ。俺の一生の中でも忘れられないコンサートになりました」と観客に感謝。

 続けて、「みんな、これからも頑張って! シェキナベイベー!!」とメンバーたちにエールを送った。
 公演中にはファンにも好評な白雪姫の寸劇も行なわれ、最後はメンバー全員で3rdシングル『桜、みんなで食べた』を歌い上げて、大盛り上がりの中でステージの幕を閉じた。
 今秋には9月21日の石川県・本多の森ホールを皮切りに初の全国ツアーを展開するHKT48。指原は「初めて行く場所ばかりなので、ひとりでも多くの方に、さらにHKT48を好きになってもらえるように頑張りたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。

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