2012年からスタートしたAKB48全国ツアー。全国ツアー22県目となる奈良県での1曲目は、松井珠理奈で始まる『前しか向かねえ』。いきなりハイテンションな幕開けに。その後『RESET』『大声ダイヤモンド』『フライングゲット』と4曲続けて披露。続いてユニットコーナーでは、それぞれのキャラクターや個性、特技を活かした演出となっており、兒玉、島田、石田の「はるか」3人による『ジッパー』では島田のジッパーが壊れ一人だけ最後まで脱げないという演出(?)があったり、歌唱力に定評のある岩佐と宮崎による『眼差しサヨナラ』では美しいハーモニーを奏で、ダンスが得意な田野、珠理奈、相笠、湯本他、全7名で披露した『Beginner、Escape、UZA』のミックスバージョンでは、かつてないほどの完成度とかっこよさで会場を圧巻。

横山、鈴木まりや、小林香菜による『抱きしめられたら』では妖艶さを、小嶋、相笠、田野、湯本での『西瓜BABY』ではアイドルらしいかわいらしさをそれぞれが表現。大島が卒業してもチームKの元気いっぱいの個性豊かなメンバーの良さが存分に味わえる構成となった。
コンサート中盤に披露の寸劇では、奈良公園から秋葉原を目指す鹿6頭が、現役アイドル役の小嶋真子と一緒に、みんなでキラキラ輝くアイドルAKB48を目指すという内容で、舞台経験者の石田や永尾を筆頭に、まわしの北原、ボケと絶妙な間が上手な小林などでコント的小芝居で笑いを巻き起こした。しかし、その寸劇の流れからこじまこの「AKB~48!」の掛け声がかかると、客席から「そうきたか!」などのどよめきが起き、会場の空気感を一瞬で変え、またかっこよいチームKが『RIVER』『How come?』と後半全体曲へと流れ、8曲連続で各グループの代表曲等を歌い上げると会場のテンションは最高潮に。アンコール明けでは、全国ツアー恒例となるご当地バージョンの「AKB48奈良バージョン」を披露し、会場と一体となった。「みなさんまた絶対会いましょうね、さよ‘奈良’~!」とこちらも恒例の珠理奈のダジャレで幕を閉じた。(C)AKS

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