振付師の思考法【MAA】叡明高校ダン
ス部2021年マイナビハイダン優勝作品
をセルフ解説

新シリーズでスタートする「振付師の思考法」
第1回目は、Rockwilderなどのチームで活躍し、キッズダンスのコーチとして何度も日本一を獲得。
高校ダンスでは叡明高校を短期間で全国トップレベルへ導いたHIPHOPダンサーMAAさん。
●叡明高校での賞歴
・マイナビHIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2021 FINAL LARGE部門 優勝
・第14回ダンススタジアムBIG CLASS:関東・甲信越大会1位、全国大会3位(優秀賞)
・第11回全日本高等学校チームダンス選手権:関東予選1位、全国決勝大会2位(準優勝)
・マイナビHIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2022 FINAL LARGE部門 優勝
>MAA:Instagram
>MAA主宰のダンスサークル:PROPS
>過去のインタビュー&記事:叡明高校の躍進に見るダンス部大会「HIPHOPの逆襲」
『ダンスク!TV』でもドキュメンタリー「渇きと進化」でその指導手腕を見せてくれました。
彼独自の振り付けメソッドを、手がけた作品をサンプルにして、具体的にその「思考法」に迫っていきましょう。
●解説する作品
叡明高校ダンス部2021年作品
(マイナビHIGH SCHOOL DANCE COMPETITION(マイナビハイダン)2021 FINAL LARGE部門 優勝作品)
テーマは「外国人から見た日本」
●制作のいきさつ
この振り付けは、当初は自身のダンス団体の2017年の小学生のコンテストチーム用のものとして作りました。
そこから2019年に、LAで決勝が行われた「WORLD OF DANCE」用にパワーアップ。
さらに2021 年に叡明高校ダンス部用にバージョンアップさせた作品です。
展開がハッキリしているので、今回の解説例としてわかりやすいと思います。
制作当初に見えなかった部分も、時が経てば新たな発見や改善点も見えてきて、結果的に4年の歳月をかけて進化させてきたネタとなりました。
当時の叡明高校の部長(2年生)がLAでのこのネタをすごく気にってくれてて、コーチを頼まれた時に「それならこのネタをやろう!」て事になり、叡明高校の当時1、2年生が見事なまでに踊りきってくれました。振り落とし期間は2021年8月〜12月末ぐらいでした。
テーマとしては一目瞭然な「和」です。
しかし、三味線の音や着物を使ったストレートな表現ではなく、自分が目指したものは「外国人から見た日本」。
つまりは、映画とかで日本のシーンの出てきても、「いやいや、ここ絶対、日本じゃないじゃん!汗」みたいな胡散臭さというか、非現実な日本のイメージの面白さを全体のセンスとして意識しました。
なので、使用楽曲は外国人が日本の音をサンプリングした楽曲にこだわって探して組みました。
●使用楽曲リスト
01. XZIBIT / CONCENTRATE
02. HIFANA / WAMONO
03. STAWHATZ – KOTO
04. MISSY ELLIOTT / GET UR FREAK ON(MEGAMIX)
パートごとの解説
0:00〜0.22
●オープニング
始まりのインパクトを持たすために、曲のお経の声だけの部分を実際より長くしました。
密集隊形で手技などの動きをよりよく見せるために、鈴の効果音を後から足したりして、その部分の印象を強くしました。

アーティスト

Dews

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