入江喜和氏の「ゆりあ先生の赤い糸」がマンガ大賞

入江喜和氏の「ゆりあ先生の赤い糸」がマンガ大賞

第24回手塚治虫文化賞、マンガ大賞は
「ゆりあ先生の赤い糸」

入江喜和氏の「ゆりあ先生の赤い糸」がマンガ大賞 第24回手塚治虫文化賞の受賞者と受賞作が発表され、入江喜和氏の「ゆりあ先生の赤い糸」がマンガ大賞(年間のベスト作品)を受賞した。
 大賞に輝いた「ゆりあ先生の赤い糸」は、かつては姉の影響でバレエを習っていたが、現在は手芸教室の先生として地味ながらも幸せに暮らしている50歳の女性・伊沢ゆりあが主人公。ある日、物書きの夫がホテルで昏倒し、救急車で緊急搬送され、ゆりあが病院に駆けつけると、そこには夫と見知らぬ美青年がいた。緊急手術をしたがいっこうに目覚めない夫。後日、病院で再会した美青年から信じがたい話を告げられる――。第24回手塚治虫文化賞のほか、第45回講談社漫画賞 総合部門、宝島社「このマンガがすごい!2020」オンナ編の第8位にも選ばれている。
新生賞は「断腸亭にちじょう」のガンプ氏短編賞は、やまじえびね氏の「女の子がいる場所は」 さらに、「断腸亭にちじょう」で自身のガン闘病をつづったガンプ氏が新生賞に選ばれ、国も宗教も文化も違う少女たちを描いた短編集「女の子がいる場所は」が短編賞を受賞。特別賞には、ホラー、SF、ギャグと幅広い分野でのマンガ文化への貢献と、27年ぶりに発表した新作が注目を集めた楳図かずお氏が選ばれた。
【第24回手塚治虫文化賞】
■マンガ大賞(年間のベスト作品)
入江喜和「ゆりあ先生の赤い糸」
■新生賞(斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者)
ガンプ「断腸亭にちじょう」
■短編賞 (短編、4コマ、1コマなどで優れた成果をあげた作品・作者)
やまじえびね「女の子がいる場所は」
■特別賞(マンガ文化の発展に寄与した個人・団体)
楳図かずお
 手塚治虫文化賞の公式サイトには、受賞者のコメント、受賞記念イラストが掲載されている。
 6月8日に東京・浜離宮朝日ホールで行われる贈呈式・記念トークイベントには、特別賞の楳図かずお氏、楳図氏をリスペクトしているという芸人で漫画家の矢部太郎選考委員が登壇する。同イベントには一般参加者200人が無料招待される。観覧の申し込みは、5月12日まで受け付け中(応募多数の場合は抽選)。来場者には、受賞者のメッセージ、社外選考委員の選評などを収めた記念小冊子とオリジナル記念ピンバッジ(ブラック・ジャック&ピノコ)がセットでプレゼントされる。

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