NMB48 リクアワ 2023:1位「スワンボ
ート」2位「夢は逃げない」

NMB48のリクエストアワーは2015年8月に兵庫・神戸ワールド記念ホールで開催して以来、およそ7年ぶり。投票によって決定した順位、1位から50位までを発表するコンサートで、カウントダウン形式で昼公演は50位から26位まで、夜公演で25位から1位までの楽曲を発表。

今回、見事1位に輝いたのはチームBIIの「スワンボート」。キャプテンの佐月愛果は「チームBIIで“この「スワンボート」で1位を目指したいです”って言った時、本当にいろんな意見がありました。たくさんの言葉を聞いて、たくさんの言葉を見ました。チームBIIは、チームNさん、チームMさんの中で一番弱いとも言われてました。でも、“BIIのメンバーはこんなもんじゃないぞ!”と、“まだまだできるんだぞ!”とたくさんの方に見てもらいたくて、たくさんの方に知ってもらいたくて…。いろんなことに取り組んだことを後悔はしてません。皆さんに投票していただいて1位という結果をいただけて本当に嬉しいです。今は休養している8期生の山本光ちゃんも含めてBIIみんなで、もっとたくさんの笑顔を開花させていきたいです」と、悔しさを乗り越えて1位の栄冠を掴んだ気持ちを涙を浮かべながらも力強く伝えた。

キャプテン・小嶋花梨は「みんなが自分たちで動き出して何かを達成したことに誇りを持ってください。スワンボートのパネルを作ったり、合奏して動画を作ったり、自分のしてきたことを思い返してください。この素敵な景色を、ファンの皆さんはみんなの思いを受け取って、この素敵な景色を見せてくれました。今日の景色をこれからの活動でも思い出してほしい」と、涙を流しているチームBIIのメンバーにエールを送った。

2位はドラフト3期生と6期生による「夢は逃げない」。センターを務めた安部若菜は「この曲は私たちドラフト3期生と6期生が研究生の頃に山本彩さんにいただいた大事な曲。ランクインできて本当に嬉しいです」と思いを語ると、貞野遥香は「正直悔しいです。ダンスがまだまだ下手な時からこの歌を歌わせていただきました。彩さんの“がんばれ”の言葉は今もずっとすごい力になっているし、今でも“もっと頑張ろう”と前向きになれる曲です」と正直な気持ちを明かしつつ、「ありがとうございます」とファンに感謝の気持ちも届けた。

3位は2期生・石田優美がセンターを務めるアンダーガールズによる「Time bomb」。石田は「NAMBATTLE2のイベントで皆さんにいただいた愛のある楽曲です。去年の9月にアンダーライブで初披露させていただいた時は10人じゃなく9人でした。でも今回は(本郷)柚巴もいます」と10人での歌唱を喜んだ。その本郷は「素直に喜びたい気持ちと悔しいという気持ちが」と言って、目から涙が…。「私は休養してしまって初披露を10人でできなかったことが私自身すごく悔しいです。でも、今回3位という順位で、10人全員で披露できて本当に嬉しいです。ありがとうございます!」と最後は笑顔で答えた。

昼の部では2人のゲスト卒業生が登場。39位の「途中下車」で1期生の上西恵が登場し、上西怜とデュエットを披露。歌い終わった後、上西恵は「緊張してるのバレました? リハーサルでやばかったけど、本番は大丈夫やろって思ってたら本番の方が緊張しました」と手が震えていたことを明かした。上西姉妹が二人で歌うのは、上西恵の卒業コンサート以来2度目。その時もこのオリックス劇場のステージ。

30位の「母校へ帰れ!」では1期生・白間美瑠が登場。「楽しいね!みんな汗がすごい!こんな可愛いメンバーたちに囲まれて、同じステージで歌えて幸せです。ファンの皆さんに久しぶりに会えたのもめちゃめちゃ嬉しいです!」と声援に笑顔で答え、「これからもたくさんNMB48をみるみるしてくださいね!」と呼びかけた。
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セットリスト

【セットリスト】
<昼公演>
M00:Overture
M01:一週間、全部が月曜日ならいいのに… (49位タイ)
M02:アイラブ豚まん(49位タイ)
M03:時間は語り始める(48位)
M04:恋愛至上主義(47位)
M05:君と出会って僕は変わった(46位)
M06:三日月の背中(44位タイ)
M07:ワロタピーポー(44位タイ)
M08:落とし穴(43位)
M09:ショートカットの夏(42位)
M10:欲望者(41位)
M11:甘噛み姫(40位)
M12:途中下車(39位)
M13:アーモンドクロワッサン計画(38位)
M14:最後のカタルシス(37位)
M15:まさかシンガポール(36位)
M16:夢に色がない理由(35位)
M17:この世界が雪の中に埋もれる前に(特別企画10位)
M18:カトレアの花を見る度に思い出す(特別企画9位)
M19:おNEWの上履き(特別企画8位)
M20:ひこうき雲(特別企画7位)
M21:虫のバラード(特別企画6位)
M22:ここにだって天使はいる(特別企画5位)
M23:摩天楼の距離(特別企画4位)
M24:不毛の土地を満開に・・・(特別企画3位)
M25:ジッパー(特別企画2位)
M26:初めての星(特別企画1位)
M27:挑発の青空(34位)
M28:虹の作り方(33位)
M29:想像の詩人(32位)
M30:片想いよりも思い出を…(31位)
M31:母校へ帰れ!(30位)
M32:太宰治を読んだか?(29位)
M33:好きになってごめんなさい(28位)
M34:アップデート(27位)
M35:無限大ノック(26位)
(アンコール)EC1/36:ダンシングハイ
EC2/37:青春はブラスバンド
EC3/38:Be happy
EC4/39:想像のピストル

<夜公演>
M00:Overture
M01:結晶(25位)
M02:なぜ、僕は立ち上がるのか?(24位)
M03:ロマンティックなサヨナラ(23位)
M04:青春念仏(22位)
M05:青春のラップタイム2023(21位)
M06:だってだってだって(20位)
M07:ジャンジャン(19位)
M08:Done(18位)
M09:太陽が坂道を昇る頃(17位)
M10:告白の空砲(16位)
M11:Enjoy無礼講!(15位)
M12:やさしさの稲妻(14位)
M13:選ばれし者たち(13位)
M14:恋と愛のその間には(12位)
M15:青いレモンの季節(11位)
M16:全力グローイングアップ(10位)
M17:ホンマにサンキュー(9位)
M18:好きだ虫(8位)
M19:夢中人(7位)
M20:ジュゴンはジュゴン(6位)
M21:冬将軍のリグレット(5位)
M22:最高に下品なアタシ(4位)
M23:Time bomb(3位)
M24:夢は逃げない(2位)
M25:スワンボート(1位)
(アンコール)
EC1/M26:僕だって泣いちゃうよ
EC2/M27:恋なんかNo Thank You!
EC3/M28:シダレヤナギ
EC4/M29:青春のラップタイム

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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