L→R 橋本侑芽、竹本あいり、竹越くるみ、安藤 楓、水野 瞳

L→R 橋本侑芽、竹本あいり、竹越くるみ、安藤 楓、水野 瞳

【Devil ANTHEM. インタビュー】
この曲の良さが
伝えられるかどうかは、
私たちにかかっている

2014年に結成して以来、ライヴなど多くの経験を重ねてきたDevil ANTHEM.(以下、デビアン)が今年5月にシングル「ar」でメジャーデビューを果たした。そして10月10日、メジャー2ndシングル「GOD BLESS YOU!! / モンブラン TO GO」をリリースする。この新曲に懸ける想いとTOKYO DOME CITY HALLで開催される9周年記念ライヴへの意気込みを語ってもらった。

“デビアンの良さ”は
メンバーの真面目さ

本誌初登場ということでグループのプロフィール的なことも聞かせていただきたいのですが、まずこのグループのコンセプトは?

竹本
“沸ける正統派アイドル”がコンセプトです。楽曲はEDM系があったり、ダンス系ミュージックでガツガツ踊ったりしていて、ライヴでも照明やレーザーを使ってバチバチにして、作品的なステージングになっているんですけど、パフォーマンスしているのは可愛い系の正統派アイドルなので、私たち自身とステージや音楽とのギャップが面白いと言ってもらえることが多いです。

確かに、アーティスト写真を見ると正統派アイドルですけど、楽曲を聴くと“可愛い”だけじゃなく、いろんなタイプの曲があるのでギャップを感じます。

竹本
ライヴの時はコンセプトどおり、フロアーに沸いている人たちがたくさんいます(笑)。声出しで盛り上がってる人、振りコピして楽しんでる人、それぞれが好きなかたちで盛り上がってくれていて、そういうのもデビアンの特徴だと思っています。
竹越
私が思うデビアンの良さは、メンバーの真面目さですね(笑)。それと、それに反したフロアーの自由さです。メンバーは、楽曲、ダンス、パフォーマンスに対して結構真面目に向き合っていて、自分で言うのもあれですけど、毎回完成度が高いと思っています。メンバーそれぞれが心に秘めている魂の強さというか、アイドル魂というか、そういうものを持っていて、ライヴ中にそれが出るエモーショナルな瞬間をファンの方が楽しんでくれていたり、盛り上がってくれたりしています。フロアーの盛り上がり方は自由なので、初めてライヴに来られた方もすぐに馴染めると思います。

5月にメジャーデビューしましたが、何か変化はありましたか?

安藤
自分では意識して変えたとかそういうのはないんですけど、ファンの方から“メジャーデビューしてからキラキラ感が増したね”とか“より輝いているよ”とか言っていただくことが多いです。もしかしたら、意識していないつもりでも変化しているのかなって思ったりしますね。あと、スタッフさんが増えたなって、ライヴの時とかMV撮影の時に思いました。デビアンにかかわってくださる方が増えたことで、責任感が増したというか、“しっかりしなきゃ!”という気持ちにはなっています。
竹越
あっ、それとライヴの時のお弁当が豪華になりました! メジャーデビューが関係あるか分からないんですけど、ツアーの仙台公演の時、メンバーには2,000円くらいの牛タン弁当が準備されていたんです。そういうところからも私たちに期待してくれているのを感じますね(笑)。

そういうことですよ(笑)。メジャーデビュー後、今年の夏はイベント出演も多かったのではないですか?

橋本
『TOKYO IDOL FESTIVAL』(以下、『TIF』)や『@JAM EXPO』に今年も出させていただいたり、代々木公園野外ステージでフリーライヴを行なうこともできました。平日だったにもかかわらずたくさんの方が観に来てくださって、1時間半ぐらいのライヴをやったんですけど、すごく楽しかったです。なので、今年の夏は野外でたくさんライヴをしたなって。
水野
『TIF』ではメインステージに立たせてもらって、それも夏の思い出になりました。ここ最近、アイドルイベントに出演すると“デビアンの出番の時にお客さんがいっぱい集まってきて、終わると人が結構減っている”と言われることが多かったんですけど、『TIF』は違いました。デビアンの前がNMB48さんだったんです。認めたくないけど、規模感が違いました。私たちの時に人が減ったのを見て、“もっと頑張ろう!”って。これは決してネガティブな気持ちじゃないですよ。それどころか、伸び代だらけだと思っていますから(笑)。

メジャーデビューやツアー、イベントを経て、ニューシングル「GOD BLESS YOU!! / モンブラン TO GO」がリリースされますね。しかも、「GOD BLESS YOU!!」は上田剛士(AA=)のプロデュースという。

橋本
「GOD BLESS YOU!!」を最初に聴いた時、素直に“カッコ良い!”って思いました。今までのデビアンの曲にないタイプなので新鮮だったし、こういう激しい曲を待ち望んでいたっていうか、自分自身が好きなので、こういう曲がもっとデビアンに増えたらいいなって思いました。

これまでになかったタイプの曲が加わることで、いろんな可能性が広がりそうですしね。

橋本
はい。まだライヴで披露していないんで、早くファンの方の前でやりたいですね。どんな反応なのかが楽しみ! 初披露する時、すっごく緊張すると思いますけど(笑)。
水野
曲の中でちょこっとだけラップをするという曲はこれまでにもあったんですけど、「GOD BLESS YOU!!」はサビ以外は基本的にラップ口調なので新鮮だと思いました。個人的に好きな箇所は、落ちサビの《誰一人残さず連れて行きたいな》というフレーズです。“こんなにお客さんがいるし、僕はもう応援しなくていいよね”っていうファンの方もいると思うんですけど、“そんなことないよ。私たちが上に行くためにはあなたが必要だし、私たちの青春に欠かせない存在だよ!”ってずっと思ってきたし、“ファンの方を誰ひとり残さず、みんな連れて行くよ!”と言い続けてきたので、それがこのフレーズに集約されていて、すごく好きなんです。

自分たちの思いと重なるフレーズなんですね。

水野
はい。なので、大切に歌いたいと思います。
竹本
すごく人間のリアルをとらえた歌詞だなって。コロナ禍とかで気が滅入っちゃう時、“あぁ、神様が試練を与えてるのかな?”って天に問い返したり、自問自答することがあったんですけど、そういうことが歌詞に綴られていて、“自分だけじゃないんだ。みんな、こういうことを思うんだ”って安心感を得ることができました。なので、つらい思いをしている人がいたら、この曲を聴いてほしいですね。“みんな一緒だよ”って、カッコ良く、可愛く、キャッチーに踊りながら伝えられたらいいなって思います。
竹越
歌詞は《ねぇ神様》とか《神様、お願い》とか言っているんですけど、《偉ぶんな!》とか反抗的な態度もあって面白いと思いました。私たちが真面目に取り組むタイプなだけに、この曲で殻を破れるんじゃないかという期待もしています。カッコ良いし、可愛いんだけど、なんかちょっと牙を剥いた感じ? 私たちの見たことのない顔が見れると思うので、そこをライヴでも意識してパフォーマンスしてみたいと思っています。

新たな一面が見られる曲ということですね。

竹越
はい。曲を作ってくださった上田さんはBABYMETALの「ギミチョコ!!」とかの印象が強くて、この曲の落ちサビも…それこそSU-METALさんがスポットライトを浴びて歌っているところをイメージしました。ずっと激しい音が鳴っているんですけど、落ちサビとDメロで音がいきなり落ちるんですよ。それは思春期の気持ちの揺れとして表現できそうだなって思いましたね。
安藤
今、振り入れをしているんですけど、振り付けはキャッチーな感じです。カッコ良い曲だけど、振り付けは可愛いので、そこのギャップもいいなって。あと、ライヴですごく変わる曲なのかなって思うんです。この曲の良さが伝えられるかどうかは、私たちにかかっているなって。すごく素敵な曲をもらったので、歌もダンスもしっかりやって、たくさんの方に好きになってもらいたいです。
橋本
安藤
竹越
水野
竹本

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着