レディオヘッド作品に欠かせないアー
ティストが個展を開催

レディオヘッドのアルバム『ザ・ベンズ』から最新作アルバム『イン・レインボウズ』までトム・ヨークとともにアートワークを手がけてきたアーティスト、スタンリー・ドンウッド。
レディオヘッド作品に欠かせない彼の独創的な作品はバンドのヴィジュアル・イメージに大いなる貢献をしていることから、プロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチに次ぐ“第６のメンバー”とも言われているが、その彼が東京で初の個展を開催することが決定した。

個展のタイトルは『I LOVE THE MODERN WORLD』で、先駆けて昨年ロンドンで評判を呼んだ個展を東京で再現、その衝撃的なイメージと高い芸術性は彼の名前を知らなくとも多くのファンの脳裏に焼きついているといえる。
代表作であるアルバム『アムニージアック』（2001）スペシャル・エディションのアートワークで、第44回グラミー賞　最優秀レコーディング・パッケージ賞を受賞、独自の世界を確立した彼だが、本来の仕事であるグラフィック・アーティストとしての才能も今回目にすることができる。
個展で発表される作品の中には日本の伝統的な紙技法である楮（こうぞ）和紙を使った作品など日本文化に対する深い造詣も披露。存在自体が「謎」とされ、一時は、存在しないのでは、とまでいわれたスタンリー・ドンウッドの全貌が明らかになる画期的な個展といってよいだろう。


スタンリー・ドンウッド個展『I LOVE THE MODERN WORLD』

会期：2008年４月２日〜26日

会場：東京画廊＋BTAP

〒104-0065　東京都中央区銀座8-10-5　第４秀和ビル７階
tel：03-3571-1808

開廊時間（火〜金）11:00-19:00、（土）11:00-17:00

閉廊日：日・月・祝日