ラカンターズの＜産地直送＞アルバム
が国内盤でもリリース

「ファンに真っ先に音源を届けたかった」というシンプルかつ純粋な気持ちから、「レコーディング現場から＜産地直送＞を売りに３週間後に即CD＆デジタル・ダウンロード発売」、という前代未聞のスピードで２作目のアルバム『コンソーラーズ・オブ・ザ・ロンリー』を３月に海外で緊急リリースした、ザ・ラカンターズ。そのアルバムが５月28日（水）日本盤でもリリースされる。

ザ・ホワイト・ストライプスのメンバーであるジャック・ホワイトとソロ・アーティストとして実績のあるソングライター、ブレンダン・ベンソンの２人を中心に、彼らと旧知の仲というガレージロック・バンド、ザ・グリーンホーンズのメンバー２人を加え結成された４人組として、2006年に１stアルバム『ブロークン・ボーイ・ソルジャーズ』を発表後、間もなくして『FUJI ROCK FESTIVAL '06』に出演、この時点から＜ホワイト・ストライプスの中心人物によるサイド・プロジェクトではではない＞ことを、声高らかに名言してきた彼らだが、この２作目でも、60-70年代の骨太なブルースロックやトラッド色溢れるルーツ・サウンドを彷彿とさせるサウンドは、メンバーたちの所属するバンドやプロジェクトのいずれとも一線を画するもの。

国内盤化にあたり本来はボーナス・トラックなどが追加されることが慣例となっているが、敢えて「ボーナス・トラックを収録したヴァージョンのリリースは行なわない、どのフォーマットをどこで購入しても音楽的には同一のもの。」という確固たるポリシーを持ったリリースのため、今回、日本盤にも例外なくボーナス・トラックは収録されていない。

現在、９月末まで全米各所をまわるツアー中の彼らだが、レット・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスからの指名で、８月９日（土）・10日（日）にアメリカ・ピッツバーグで初開催される、ニュー・アメリカン・ミュージック・ユニオン・フェスティヴァルのヘッドライナーとしての出演が決定。このイベントにはボブ・ディランやザ・ルーツ、ナールズ・バークレイなども出演するという。