【GIRLFRIEND】ティーンエイジャーの
心を鮮やかに描く、新世代ガールズロ
ックバンド登場!
平均年齢16歳、大阪出身のガールズロックバンドGIRLFRIEND。リアルな心情を描いた楽曲、センスの良いアレンジに裏打ちされたサウンドが気持ち良い。4人にメジャーデビューシングル「15 / Hide & Seek」について語ってもらった。
取材:田中 大
どういう経緯で結成されたバンドなのですか?
SAKIKA
私たちは同じダンスヴォーカルスクールに通っていたんです。私とMINAとMIREIは同じチームで歌って踊っていたんですけど、ある時、“楽器やってみない?”と先生がおっしゃって、最初に集まったのがこの3人でした。
NAGISA
私はGIRLFRIENDにあとから入ったんですけど、3人が練習しているのを見て“すごいなー”って思って、自分もギターを始めたらとても難しかったんです。でも、コードとかフレーズを弾けるようになると達成感があって、どんどんはまっていきました。
最初からオリジナル曲を?
SAKIKA
最初はコピーです。チャットモンチーさんの「風吹けば恋」とかをやっていました。でも、オリジナルがやりたくなって、メンバーそれぞれが作るようになって。
では、デビューシングルのお話に移りましょう。「15」は15歳の時に書いたのですか?
SAKIKA
そうです。当時、受験生だったので、将来についてすごく考えていたんです。私は高校に進んでも音楽をやり続けたいと思っていたので、その頃の気持ちを素直に描いています。
MINA
この曲、共感できまくりです(笑)。最初に「15」を聴いた時、私は中2だったんですけど、中3になってからすごく刺さるようになりました。私の心の支えになった曲なので、「15」でデビューできるのが嬉しいです。
MIREI
自分に当てはまるものをすごく感じた曲です。サビの《あれから ずっと 見えない未来を 追い続けてきた》という歌詞とか、バンドで成功したいという気持ちと重なるものがあって、SAKIKAも“同じ気持ちなんだな”と感じます。
NAGISAさんは今、中学3年生だから、まさに15歳?
NAGISA
はい。この曲を聴いて、“その通りだな”と感じています。最初の部分の《なんとなくだけじゃ生きていけない》という歌詞が、すごくズーン!ときています。
SAKIKA
作った時は“音楽をやりたい”と思いながらも、先のことは何も見えていなかったんです。でも、こうしてメジャーデビューできることになって、少し未来が見えるようになったんですよね。だから、聴いてくださるみなさんに“不安の先には未来がある”と感じていただけたら嬉しいです。
なるほど。そして、今回のもうひとつのタイトル曲「Hide & Seek」は、アニメ『双星の陰陽師』エンディングテーマ曲ですが、これはどんな想いを込めて作りました?
SAKIKA
夢を追っていく中でどんな困難があっても、4人で突っ走っていきたいという気持ちを込めています。
ダンサブルなノリの良さが楽しいです。
MIREI
私たちも楽しいんですよ。私はドラムを叩きながら踊りたくなっていますから(笑)。
SAKIKA
この4人の中では、MIREIが一番ダンスが上手かったんですよ。そう言えば、今回のシングルのDVDには「Hide & Seek」のダンスを踊っている私たちの特典映像が入っています。ダンスヴォーカルスクールに通っていた4人なので一応踊れるというところも、ぜひ観てください(笑)。
(笑)。ギターの聴きどころもたくさんある曲ですね。
NAGISA
ありがとうございます。初めて挑戦したライトハンド奏法も入っています。
起伏に富んだ展開もカッコ良いです。
SAKIKA
“ロックな曲をやりたいから、やりたいことを全部詰めようよ”と、アレンジをしながら話していました。そうやって完成した曲がTVから流れた時は興奮しました。
MIREI
『双星の陰陽師』の放送を4人で一緒に観たんですけど、“私たちの名前が出た”と大喜びでした(笑)。
MINA
私はアニメが大好きなので、本当に嬉しかったです。私たちのことをたくさんの方に知っていただけるきっかけにもなったらいいですね。
MINAさんが作詞作曲をした3曲目の「甘い誘惑」も楽しい仕上がりですね。これはチョコレートの誘惑の歌?
MINA
はい(笑)。この曲を作った中学2年生の時にチョコレートにはまりすぎていたんです。“~したらあかん”とか言われたらやりたくなるじゃないですか。そういうことはみなさんもあると思うので、共感していただけたら嬉しいです。
日常生活は誘惑だらけですからね。
NAGISA
そうですよね。私だったら“お寿司の誘惑”ですかね?(笑)。1カ月くらい前に初めてウニを食べて、“この美味しさ、ヤバい!”って目覚めたんですよ。だから最近、お寿司の誘惑がすごいです。
MIREI
私の場合は“買い物の誘惑”ですね。物欲がすごくて、すぐ買っちゃうんですよ。それで月末に“もう200円しかない…”とかなっています(笑)。
SAKIKA
私は夜にすぐ眠くなっちゃうんですよ。だから、“寝たい欲の誘惑”が大変です(笑)。
では、最後に今後のみなさんの夢を教えてください。
SAKIKA
日本一のガールズバンドになりたいです。そして、大阪から出てきたバンドなので、いつか大阪城ホールでライヴをやりたいとみんなでよく話しています。
MINA
私個人としてはKenKenさんみたいなベーシストになりたいという夢もあります。ライヴを観させていただいたことがあるんですけど、めっちゃカッコ良かったんですよ。
NAGISA
私ももっと上手くなりたいです。ジミ・ヘンドリックスさんの動画を観て“すごいなー”と思いましたし、歌うようにギターを弾く布袋寅泰さんにも憧れています。
MIREI
私もドラマーとしてもっと腕を磨きたいですね。マルーン5さんみたいにシンプルなリズムなのにめっちゃカッコ良い音を出したくて。“普通の8ビートをどれだけカッコ良く叩けるか?”ということも追求したいです。