【INKT】さらに攻め込んだ2ndミニア
ルバム『サイサリス』
バンドを始めたことで、新たに夢を見れ
ている感覚もある
mACKAzさんが作曲した「Dreamcatcher」も、各メンバーの個性がすごく出てますよね。
mACKAz
これもライヴを意識して、“みんな(観客)が声を出せる曲が欲しい”と思って作りました。Aメロはちょっと不思議な雰囲気なんですけど、こういうループ感がある曲が今まではなかったんですよ。勢いがあってカッコ良い曲はいっぱいあるから、雰囲気に浸れるような感じも欲しいな、と。
KOKI
歌詞もmACKAzと話しながら作ったんですけど、暗くなりすぎず、サビでは“立ち上がれよ!”というポジティブな感じにしたくて。ファンタジーっぽい世界観がありつつ、応援歌としても聴けると思います。
INKTというバンドに対しても、“夢を掴む”という感覚はありますか?
KOKI
この年齢にして攻めたなっていう感じはありますね。今年30歳なんですけど、そこから新しいことを始めるのって勇気が必要だと思うんです。でも、楽しみのほうがデカかったりもするんですよ。“この先、こんなこともあんなこともできる”って新たに夢を見れてる感覚はあります。
Kei
うん。もともと僕は“バンドを作りたい”って思ってたんですね。この4人(Kei、SASSY、mACKAz、kissy)は以前から知り合いで、“ヴォーカルがいなくて、バンドができない”という状態が3年くらい続いていたんです。そういう時にKOKIから連絡があって、バッチリはまったっていう。
このタイミングがベストだったのかもしれないですね。
KOKI
そうですね。バンドメンバーを見つけるのって、嫁さんを見つけるよりも難しいと思うんですよ。そう考えると、運命なんだろうなって思います。
ラストの「Flower of life」は美しいメロディーが印象的で。スケールの大きい曲だなと。
kissy
デモ音源を作った時は“普通にいい曲だな”って思ったんで、そこにエグい要素を入れたくて、KOKIに悲壮感がある歌詞をお願いしたんです。
KOKI
最初はもっとハッピーな感じの歌詞だったんですけど、kissyが“(歌詞に登場する“僕”と“君”の)どっちか死んじゃいます?”って。
kissy
実は自分(僕)が死んでしまうという歌詞になったんです。
5月5日(火・祝)には東京・EX THEATER ROPPONGIでのワンマンライヴが控えていますが、これからライヴも増えていきそうですね。
KOKI
増やしたいですね! もちろん制作も続けたいし、新しい曲をかたちにしてきたいんですけど、やっぱりバンドだし、“ライヴしてナンボ”な自分たちだと思うので。
アーティスト