【Suara】『うたわれるもの SUPER L
IVE 2016』2016年12月19日 at 川崎
CLUB CITTA'
2002年のPCゲームに始まり、アニメ化やシリーズ作の制作が重ねられてきた『うたわれるもの』。その15年近くに及ぶ歴史の中で生まれた楽曲を全て披露するという文字通りの“スーパーライヴ”が実現したのは、2006年のTVアニメ以降、大半の主題歌や挿入歌を担ってきたSuaraの存在あってこそだろう。通常のバンド編成にバイオリン、和太鼓、篠笛まで加えたサウンドをベースに、原始的で神秘的な物語世界を何より忠実に具現化するのは、Suaraのふくよかにして透明感ある歌声。彼女の新境地を拓いた勢い満点のナンバー「不安定な神様」での幕開けからフロアを熱狂させる一方、やさしく儚いバラードの聴き応えも十二分で、Suaraの歌もまた『うたわれるもの』の歴史を作り上げてきた一要素なのだと思い知らされる。
和太鼓が重々しく鳴り響きストリングスと篠笛が哭き叫ぶ「永久に2016」の荘厳な響きが場内を震わせると、中盤ではヒロイン・エルルゥを演じる柚木涼香とクロウ役の小山剛志もゲストとして登場。それぞれの持ち歌を披露した他、柚木&Suaraで上原れなの「夢のつづき」をデュエットでカバーして“かわいい”と“麗しい”の相乗効果を爆発させたり、シリーズ唯一のコミックソングとも言える「真・うたわれるもののテーマ」を3人とフロアでコール&レスポンスする場面も! 合間のMCで小山がお決まりの左乳首を出したり、とんでもないセクハラトークが飛び出したのもご愛敬か(笑)。しかし、和やかムードも重厚な「ヌエドリ」から一転。雄大かつ繊細、優美かつ剛健な幻想世界に観る者をグイグイと惹き込み、拳振り上がるアッパーチューンで一体感を高め、本編ラストの「キミガタメ2016」では愛する人への永久の祈りを気高く詠唱して、場内を完全なる『うたわれるもの』ワールドに染め変えてしまう。アンコールではシングルにもなった人気のアニメオープニング曲を疾走感たっぷりに届け、最終章を発表したばかりのシリーズのフィナーレを華やかに演出。最後に再び歌われた「不安定な神様」での“また会えるその日まで”という約束が、いつの日か叶うことを心待ちにしたい。
和太鼓が重々しく鳴り響きストリングスと篠笛が哭き叫ぶ「永久に2016」の荘厳な響きが場内を震わせると、中盤ではヒロイン・エルルゥを演じる柚木涼香とクロウ役の小山剛志もゲストとして登場。それぞれの持ち歌を披露した他、柚木&Suaraで上原れなの「夢のつづき」をデュエットでカバーして“かわいい”と“麗しい”の相乗効果を爆発させたり、シリーズ唯一のコミックソングとも言える「真・うたわれるもののテーマ」を3人とフロアでコール&レスポンスする場面も! 合間のMCで小山がお決まりの左乳首を出したり、とんでもないセクハラトークが飛び出したのもご愛敬か(笑)。しかし、和やかムードも重厚な「ヌエドリ」から一転。雄大かつ繊細、優美かつ剛健な幻想世界に観る者をグイグイと惹き込み、拳振り上がるアッパーチューンで一体感を高め、本編ラストの「キミガタメ2016」では愛する人への永久の祈りを気高く詠唱して、場内を完全なる『うたわれるもの』ワールドに染め変えてしまう。アンコールではシングルにもなった人気のアニメオープニング曲を疾走感たっぷりに届け、最終章を発表したばかりのシリーズのフィナーレを華やかに演出。最後に再び歌われた「不安定な神様」での“また会えるその日まで”という約束が、いつの日か叶うことを心待ちにしたい。
アーティスト