【Fear, and Loathing in Las Vegas
】『PHASE2 Release Tour FINAL SER
IES』 withでんぱ組.inc2014年12月9
日 at Zepp Tokyo
そして20時11分、スクリーンにバンド名が浮かび上がり、So(Vo)とMinami(Vo&Key)がハンドクラップで観客を煽りながら登場。“Zepp Tokyo始めるぞー!”の言葉を合図に遂にラスベガスのショウが始まる。「Rave-up Tonight」からド迫力の音像を叩き付け、早くも会場は大フィーバー! Sxunは“せっかくでんぱ組.incとやっているから光るヤツを出してくれ、全員が全員楽しむ気持ちで”と言い放ち、会場をひとつに束ねる姿も頼もしかった。また、曲中に“飛べ、飛べ!”“手を叩けー!”“踊れ踊れ!”と以前にも増し、前のめりにアジテーションするメンバーの様も目に止まった。さらに各演奏もひとりひとり主張は激しくなり、楽曲自体も一体感を作りやすいフックを多く設けたことで、バンド全体の勢いも桁違いにレベルアップしている。押せ押せモードの爆発力と破壊力に心の中で後ずさりするほど。すべてをなぎ倒して突き進む巨大ブルドーザーが頭を過った。中盤には来年1月に出るニューシングル表題曲「Let Me Hear」も投下され、新曲とは思えぬ熱狂で迎えられていた。それ以降もドッカンドッカンと観客を焚き付け、ラスベガスの独壇場と化していった。ブ厚い胸板と血管が浮き出た腕っ節の強いサウンドはすごいの一言。今の彼らは誰にも止められない。そう思わせる圧巻ライヴだった。