『ザ・マミー/呪われた砂漠の女王』
トム・クルーズはどこまで頑張れます
か? EMILYのゆるふわ映画談 vol.7

こんにちは、男女J-pop/フォークデュオHONEBONEのVo.担当、高円寺系ハーフのEMILYです。
やっぱりトム・クルーズは夏を彩ってくれる! そんな期待を込めて、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を観てきたわけだ。
【あらすじ】
トム演じるちょっと破天荒な米軍関係者のニックは中東の戦闘地帯で古代エジプトの文字が刻まれた石棺を発見する。ヒロインの考古学者であるジェニー(アナベル・ウォーリス)もそこに立ち会った。調査するためにイギリスに石棺を空輸する途中にアクシデントが発生! ジェニーはイケメンニックのおかげで何とか助かったが、ニックは飛行機ごとロンドン郊外に墜落……そこから恐ろしい展開になるとは知らずに……
(C)Universal Pictures
CMでこの映画が宣伝されていたときに、「トム・クルーズ史上最高傑作」って言ってて、個人的に「それは『ミッション:インポッシブル』だろ!」とは思っていたんだけど。なんかいいじゃない、トムが砂漠の女王の呪いとやんややんややるのも楽しそうだと思っていた。
中東の戦闘地帯で、相棒と一緒に古代遺跡を勝手に売りさばいてお金儲けをしているニックの悪ガキキャラが全面的に出ているシーンから始まるわけだけども、これはトムじゃなかったら、「なんでこの人こんなにわがままなの?なんか受け入れられない!」ってなっちゃう。
(C)Universal Pictures

今まで彼が演じてきたキャラが、今回のニックを引き立たせてくれているな~なんて思った。相棒も、「ったくも~お前といると無茶なことしか起きねえな!」なんて言ったりしてるくらいだから、相当な愛されキャラじゃないと困る!考古学者ジェニーとひともんちゃくあって、ぶん殴られるシーンは今までのトムからしたら、ちょっと新鮮。「こういうトムもいいわねえ」ってなんだか熟した女性的な感想も持てた。
ソフィア・ブテラ演じる砂漠の女王アマネットは、ものすごく欲深い人で、自分の思い通りにならなかったものは殺しちゃう!きゃー!強い!
(C)Universal Pictures
(C)Universal Pictures

けど、その悪事を見かねた人らが生きたままミイラ包みして彼女を葬るわけなんだけど。どの時代にもいるよねーそういう人は。けど、永遠に葬るつもりが現代のこのタイミングで見つかっちゃったわけだ!「慎重に……慎重によ……」とジェニーがニックと相棒に注意をするんだけど、言えば言うほど、「はいはい、なんかすごいことが起きちゃうのね」展開を見込んじゃうよね。
左から、ソフィア・ブテラ、トム・クルーズ (C)Universal Pictures
なんか夏休みにお父さんに連れられて映画館にきた気分になってしまった。『ハムナプトラ』的要素のせいか?(実際は一人寂しくホットドック)
ソフィア・ブテラの顔が結構タイプというか、前髪がオンザ・まゆげでエジプト感が出ていたんだけど、私の3枚目のアルバムもなんだかエジプトっぽい感じになってて、親近感。
めっちゃ美人に見えるシーンと、「ん?こんな面長だったっけ?」って思うシーンがそこら中にあるから少し混乱。
ストーリーに戻ってみようか、女王に選ばれてしまったニックは奮起するわけだけども、なぜかそんなに緊張感がない!やはりトム・クルーズだからか!?わいわい楽しそう!ってな感じで見てたら、ほかの要素としてラッセル・クロウ演じるジキル博士登場。もう名前からして何かあるに違いない、と睨んでいると「なーるほど」。うん、って、「予想通りじゃねえか!」そんな名前にするんだもの!ねえ!そうよね!それしかないよねえ!
左から、トム・クルーズ、ラッセル・クロウ (C)Universal Pictures

ということで、「悪とは……」についてがキーポイントな気がするこの映画だけども、そこまで考えさせられることもない。ポイントは「ニックよ、どこまで頑張れますか!」だと思います。アマネットの力で警察官がミイラにされちゃうんだけど、完全にゾンビ映画好きの私得でワクワクしたポイントだった。キャー!ゾンビ映画っぽーい!的な。
ストーリーもそんなに難しくないし、ニック結構派手にやられちゃったりなんかして痛々しいけどアクションシーンはかなり見ごたえがあった。ニック死んじゃうよおお!となりそうなシーン多数だけど、とある仕掛けのおかげであまり心配しなくても済むわけで、お子様も一緒に楽しめるのではないでしょうかね。
夏っぽい映画だった。
映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は公開中。
作品情報

映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
監督:アレックス・カーツマン
プロデューサー:アレックス・カーツマン、クリス・モーガン、ショーン・ダニエル
エグゼクティブプロデューサー:サラ・ブラッドショウ
脚本:ジョン・スぺイツ、クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ソフィア・ブテラ、アナベル・ウォーリス、ジェイク・ジョンソン、コートニー・B・ヴァンス/ラッセル・クロウ
配給:東宝東和
公式サイト:http://themummy.jp
(C)Universal Pictures

アーティスト

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