大人プレイヤーへ送る。初学者でも発
表会で「それっぽく」見せる小手先の
技3選

大人からクラシック音楽を習い始めたみなさまこんにちは。同じく大人になってからグランドハープを勉強し始めたノリコ・ニョキニョキと申します。

みなさんは発表会に出たことがありますか? もしくは人前で演奏する機会はこれまでにあったでしょうか。幼少期や学生時代から幾度となく舞台を踏んでいる演奏家たちとは違い、大人から習い始めた私たちは「舞台慣れ」というものをしていないですよね。発表会という場で、カチコチになってしまうことも多いと思います。
でも、できることならばかっこいい姿を見せたいですし、憧れのプロの演奏家に近づきたいと思いませんか? ということで今回の記事では、「やるだけでなんだかプロっぽく見える仕草」をご紹介します!
プロっぽい仕草集
1.会場を見渡しながら登場
Maho Harada channelさん(@realsail_movie)がシェアした投稿 – 2017 12月 11 4:41午後 PST
2.演奏前に瞑想
Maho Harada channelさん(@realsail_movie)がシェアした投稿 – 2017 12月 11 4:44午後 PST
3.演奏後に晴れやかに笑い左右を見渡してからお辞儀
Maho Harada channelさん(@realsail_movie)がシェアした投稿 – 2017 12月 11 4:47午後 PST
実演:原田真帆さん
初級者であることを言い訳にしていないか?
さて、かなりふざけた調子で紹介してまいりましたが、もちろん私とて「プロっぽい仕草のまね」自体に何か本質的な意味があるとは思っていません。うまそうな雰囲気出しておいて、暗譜は飛ぶわ音は外れるわ…とあっては悲しいギャップとなりかねませんし…。
しかし個人的には、「未熟だからこそ自信あるようにふるまう」というのは実はとても大切なことではないかと考えています。
というのも、大人から音楽のレッスンを受け始めた方は、えてして謙虚になりすぎる傾向があると思うのです。発表会を客席から客観的に見ていると、自信なさそう~~~に出てきて自信なさそう~~~に弾き始めて、しょぼしょぼと舞台そでに帰っていかれる方を本当にたくさんお見受けします。「練習がたりていないから」「うまく弾けないから」そんな心の声が聞こえてきそうです。そもそも緊張で真っ白という方もいらっしゃるでしょう。
気持ちは、痛いほどわかるのですが、そのように振舞われると、なんだかこちらとしても妙に居心地が悪くなってきてしまいます。見てはいけないものを見ている気分といいますか。
発表会に出て人前で演奏する以上、ある程度は腹をくくって堂々とするしかありません。さすがに前述の仕草をやるかどうかは個人の好みに任せるとしても、せめて「堂々と登場する」「お客さんと目を合わせてしっかりとお辞儀をする」くらいはできるはずなんです。
しかも、大げさにやるくらいでちょうどいい。舞台には舞台に合った動きというのがあります。ご本人は普通に登場しているつもりでも、客観的に見るとうつむいて登場しているように見えるもの。最初はおおげさに胸を張るくらいの意識で登場して、ようやく “普通の登場” に見えるといっても良いくらいでしょう。私は動画を撮って自然な登場、お辞儀を練習したのですが、これはオススメです。
いずれにせよ、誰も発表会に “完璧な” 演奏を求めていません。せっかく音楽を他人と共有できる機会です。ぜひ大好きな音楽を楽しそうに演奏してほしいと思わずにはいられません。
後半、少々偉そうになってしまいましたが、この記事がなんらかの形で参考になりましたら幸いです。お互いに精進していきましょう!

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