【バンド初心者のための】「レコ発」
ってどういう意味?

バンドを始めようと思っている方はきっと通るのがこの「レコ発」という言葉です。
よく聞く言葉だけど、これって一体なんなんだろうと思っている方も多いかもしれませんね。
「レコ発」についての解説をしていこうと思います。

謎の言葉「レコ発」


レコ発とはレコード発売の略です。
CDが発売されたことを記念したりお祝いしたりしておこなう公演のことを言います。
よく使われるのは「レコ発ツアー」という言葉です。
これは「CD発売を記念してツアーをおこないます」という意味です。
レコードというのは昔の名残で、音楽制作会社のことをレコード会社という言い方をしているのと同じようです。

バンドと他ジャンルの違い


レコ発という言葉をよく聞くのは主にバンドシーンです。
アイドルやクラブシーンではレコ発のことを「リリースパーティー」や「リリパ」と呼んだりするようです。
そして、メジャーバンドはあまりレコ発という呼び方をしません。
リリースツアーという言い方をしたり、そのバンド独自のネーミングがつけられてツアーがおこなわれます。
レコ発という言葉がよく使われるのは主にインディーズシーンが多いです。
レコ発と称されたライブの方が、なんとなく出されたCDよりもお客さんとしては買うタイミングがわかりやすいからかもしれません。
レコ発バンド同士が対バンする「ダブルレコ発」という言葉もあります。

自主企画とレコ発の違い


レコ発との類義語に自主企画という言葉が存在します。
レコ発とは先ほども書いたように、CDが発売されたことを記念したりお祝いしたりしておこなう公演のことです。
レコ発ツアーになると、全国各地にバンドの友達ができたり、たまたま来場していたお客さんが気に入ってCDを買ってくれたりする可能性が高まります。
そこに自主企画という言葉がつけば、レコ発の主役バンドが主催しているライブということになります。
バンド自身が、ライブハウスや出演バンドを決めたりしているということです。
自分自身のこだわりを詰め込めるのが自主企画ということですね。

レコ発のやり方


Googleの検索で「レコ発」と調べてみると「レコ発 やり方」というものを見つけたのでオーソドックスなやり方をご紹介しようかと思います。
・CDのコンセプトを考える
・レコーディングをする
・CDジャケットを作る
・できるだけの方法を使って告知をする
・レコ発ライブに向けての準備をする
・最高のパフォーマンスを見せる
といった感じだと思います。
もちろん細かく書けば面倒なことや、気をつけなければいけないこともたくさんあるのですが、ざっとこんな感じの流れでおこなわれることが多いと思います。
困った時は、先輩バンドやレコーディングスタジオ、ライブハウスの方に聞いてみるのもいいと思います。

最後に

レコ発と聞けば、バンドにとってもファンにとっても楽しみな日であるのは間違いないと思います。
ずっと温めてきた音源をみんなに聴いてもらえる日、ずっと欲しかった新しいCDが手に入る日……。
とことんこだわって共有していくのが、バンドにとってもお客さんにとっても一番いいレコ発になるのではないでしょうか。

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