子育て夫婦の「恋愛感情はまだある」
「もうない」アンケート調査から見る
“それぞれの理由”

結婚、妊娠、出産など、それに伴うライフイベントの過程で、夫婦間で恋愛感情は消える、とはよく聞く話。でも、実際のところはどうなのでしょうか。アンケートをとると、意外や意外「恋愛感情は残っている」と答えた人が約半数!? その理由を詳しく見てみましょう。

妊娠中、出産後、育児に忙殺される時期……「夫婦が家族になる」ライフイベントがあるのに伴い、互いに対しての恋愛感情がなくなる、とはよく聞く話。でも、ホントのところはどうなのでしょうか。
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『ハピママ』で400人の既婚者にアンケートをとったところ、「現在も恋愛感情は残っている」人は42.6%。「恋愛感情は残っていない」人(「結婚直後になくなった」「妊娠中になくなった」「子どもが産まれた後になくなった」を合計)は67.4%という結果となりました。
同じく『ハピママ』で144人の既婚者にとった「パートナーと同じベッドで寝ていますか?」とのアンケートでは、「はい」は63.4%、「いいえ」は36.6%となっています。
「はい」の中には「夜一緒に寝ることでイチャイチャできるし、夫婦の貴重な時間だから」「大好きだから一緒に寝たい」「喧嘩しても仲直りしやすいから」といったラブラブな理由もありますが、「部屋が狭くて別に寝るという選択肢がない。子どものためにも3人で寝たいと考えている」といった現実的な意見も。とはいえ、思いのほか、恋愛感情が残っている人は多め!?
それぞれの理由を寄せられたコメントと共に見て、考えてみましょう。
現在も恋愛感情は残っているまずは「現在も恋愛感情は残っている」と答えた方から。
「知り合って10年、お付き合いして3年、結婚して4年。子どもが2人いても子どもたちの前でもラブラブです。大好きです」
「結婚してもうすぐ8年、子どもが2人、さらに3人目を作ってる最中ですが、交際時と変わらず主人を愛してます! 主人が私よりも子育てを積極的にするので、主人の愛が子どもたちだけに向かないように、女磨きを日々するのが楽しいんですけどね(笑)」
「結婚して丸8年ですが、ずっと好きです(笑)。子どもが祖父母の家にお泊まりに行くと必ず2人でデートします。子どもがいても手をつないだりしますよ! 家族というより、ずっと大好きな相手です」
「毎日、キスやハグをしたいと思うし、自分から口に出しています。上の子が15歳、今2人目を妊娠中です」
どれだけ時間を重ねても付き合い始めたカップルのように、アツい気持ちを持っている夫婦もいらっしゃるんですね。夫婦というよりも恋人感が漂う回答も多く寄せられました。
今でも好きな理由って?
一方、「子どもが生まれたあとに、バタバタしてそんな気持ちはなくなりました。でも、今子どもが2人とも小学生になり、また恋愛感情が復活しています」のように、一時期は恋愛感情が消えたものの、甦ったという素敵な声も!
なぜ、ときめく感情が残るのでしょうか。あふれる恋愛感情を綴るコメントは多くても、恋愛感情が残っている理由を具体的に述べたコメントは、以下のように少数でした。
「家事を手伝ってくれるし、誕生日や記念日にプレゼントをくれるから」
「産後でも優しくて、いつも温かい人柄だから」
ただ、「恋愛感情がなくなった」方たちの声を見ると、恋愛感情が残る・残らないの違いを探れるような気がします。
恋愛感情がなくなった理由アレコレ
結婚直後に恋愛感情がなくなった続いては「結婚直後になくなった」と答えた方のコメントを見てみましょう。
「だらしなさに気づいてイライラしたから」
「一緒に暮らし始めてから、こんなに何もできないのかとびっくり。子ども以上に手がかかります。給料も働いてる時間もほとんど変わらないのに、妻だけ家事をするなんて今の時代ナンセンスすぎる。今では触られるのも嫌です」
結婚して一緒に暮らし始めると、相手の家事能力はもちろん、家事への協力度も量ることができます。たとえ家事が不得意であっても、自ら動いたり、教えてもらおうとする姿勢を見せたりすれば、妻から夫への恋愛感情もなくならないのに……と思いますよね。
妊娠中に恋愛感情がなくなったここからは妊娠・出産のタイミングで、恋愛感情がなくなった方のコメントを見ていきます。「妊娠中になくなった」と答えた方は、どんな回答をしているのでしょうか。
「妊娠して私が悪阻で苦しくても、夫は自己中で常に自分が一番ではないと不機嫌になってしまう人でした。恋愛感情は消え失せました」
「妊娠中なのにベタベタしてくるのとかが嫌になり、たぶんそのあたりから恋愛感情はなくなったと思います」
どちらに共通するのも、「自分勝手」「自己都合」ベースで動き、妻への配慮や思いやりが見られないところではないでしょうか。これでは恋愛感情が枯渇するのも無理はないかも……。
子どもが産まれた後に恋愛感情がなくなった「金銭的なやりとりで、旦那の自己中心的な言動が目立ち、家族への責任感がないと思ってから、途端にすべてに冷めた」
「家事育児に非協力的。なのに自分の趣味は熱心だったから」
「私の育児方法などを否定されたことがきっかけ。また育児を通して夫の幼児性に気づき、完全に冷めました」
「暴言を吐きまくる、家事・育児に参加しない、独身時代のように生活している、飲みに行きすぎetc.などの理由から恋愛感情が消えました」
親がいなければ生きていけない子どもを育てるというのは、とても大きな責任を伴うこと。また、妻ひとりに育児を押し付けるのもおかしな話です。子どもは親が育てるもの。親がふたりいるなら、ふたりで育てなくてどうするんだ、ということになります。
まとめ相手に対して恋愛感情が残るか否か。その差は明らかですね。結局は相手のことを思いやれるか、相手を大事にできるか、に尽きます。
恋愛感情、というほど大げさでなくても「この人のこと好きだなぁ」「この人と家族で良かったなぁ」など、ふとしたときに温かい気持ちが浮かぶ関係性だと、家族としての関係もきっと円満に、うまくいくはずです。

ウレぴあ総研

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