生熊耕治×涼木聡(Yeti)の
初対談で語られた、それぞれの原点、
音楽人としての思い。
今、新たなシーンが幕を開ける――。

今年8月に会場限定アコースティックアルバム第2弾『MONOLOGUE』をリリースし、今秋には新プロジェクト“BLUEVINE”の始動を控える生熊耕治。そして、12月にニューミニアルバム『宇宙人』をリリース、2019年1~2月に東名阪ワンマンを行うことが決定しているYetiの涼木聡(Vo&G)。10~11月にかけて行われる、生熊耕治バンドとYetiの対バン、生熊×涼木でのアコースティックライブ札幌公演を前に、二人の初対談が実現。先輩後輩という立場ながら、これまでに数々のステージを共にしてきた二人の間には、お互いへのリスペクトと愛情が感じられる。そんな二人の対談を通して、それぞれの原点、音楽人としての思いを聞くことができた。

せっかくやるからには、
ちゃんとストーリーが
あったほうがいい(生熊耕治)

――これまでライブの際にお話はしていましたが、この対談が実現することになるとは。
涼木聡(以下、涼木):僕はもう待ちに待ったというか、恐れ多くて。本来は対談なんかできるはずのないお方が、お隣にお座りになられて。
生熊耕治(以下、生熊):いやいや、そんなことはない(笑)。

――お二人の初対面はいつですか?
生熊:Yetiで言うと、僕がサポートをやっているアーティストと、Yetiのメンバーの昔のバンドが同じ事務所だったので、知り合ったんですよね。
涼木:先輩にご指導を受けていたのが、うちのベースのBikkeyです。なので、遠いようで近くて、ライブは何回も観させていただいていました。

――当初はまだお二人の会話はなかったんですか?
生熊:聡は去年の3月、僕主催のアコースティックライブ「Acoustic Triangle」(以下、「アコトラ」)に出てもらった時に、やっとちゃんと話をしました。その後、7月に逗子の野外イベント「音霊」でYetiと一緒になって、俺は終演後にビールをバンバン飲んでいて…
涼木:耕治さんが「これ、余ったからやるわ」って(笑)。
生熊:あ、思い出した。2016年の京都のサーキットイベント「はんなりロックフェスティバル」に弾き語りで出たんですけど、そういえばYetiが出るやんって思って、挨拶させてもらったんですよ。本当の初対面はその時ですね。その後「アコトラ」になっていくわけですけど、Yeti自体がもっといろんな人と絡んでいきたいと強く思っていた時期みたいで。やっぱりシーンって、偏った人たちとしかできなかったりするでしょ。
涼木:自然とカテゴライズされてしまうというか。飛び出ようとか、いろんな人と関わろうと思わない限り、知れた仲で進んでしまうので、そういうところにジレンマがあったんですよね。耕治さんはどんなことも

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