【インタビュー】FlowBack「誰にでも
共感できるワクワクした気持ちを伝え
たい!」 歌、ダンス、衣装で魅せる
スペシャルな世界

結成6年目に突入した5人組ダンス&ボーカルグループ・FlowBack。毎作で挑戦を続ける彼らだが、2019年第1弾シングル「Weekend」では、世界的にリバイバル熱が高まっているニュージャックスウィングに挑んだ。振り付けを担当したリーダーのTATSUKIは、そのダンスに特別な想いを込めたという。カップリングには、初期よりライヴで披露してきたMASAHARUの自作曲「落ち葉」を収録。アーティストとして進化を続ける彼らの2019年に懸ける想いを聞いた。

■4人が「無理!」と絶叫!?TATSUKI先生の振り付け指導とは?
――新曲「Weekend」を聴いて、“久々にFlowBackらしい曲がきたなー”と思いました。
TATSUKI 僕らも(笑)。
MARK 当初はCDじゃなくて、配信リリースの予定だったんです。でも、より多くの方に聴いてもらうためにもCDで出したいってことになって。
――これまでの表題曲と比べると、等身大の男子の歌になっているのは変化ですね。
TATSUKI 今までって、FlowBackの想いを歌にすることが多かったですからね。今回この曲を作るときには、僕らじゃなくて、第三者をイメージした曲にしたいって話をしたんです。
REIJI 誰でも共感できるというか…。僕のパートの<眩しすぎる>って歌詞、歌っていても「わかる~」ってなる(笑)。そういうときって、キラキラしているんですよね、本当に。
MARK ワクワクした気持ちを伝えたくて、声のトーンとか声色は、意識して明るくしました。ちょっと苦しい心境さえも、ハッピーに感じられるように。
――<世界で一番君が好き!!>なんて、相当ワクワクしていないと言えないですよね。みなさんが今、「世界で一番好き!!」って言えることは何でしょう。
JUDAI 落ち着ける場所かなぁ。家や、家族との時間、好きな人やメンバーと一緒にいるときだったり。目に見えないけど、たくさんありますね。
TATSUKI 僕も家ですね。世界で一番、家が好き!家でいつもの定位置に座ってアニメを観たり、ゲームをするのが幸せなんですよね(笑)。
MASAHARU 僕は、YouTubeかな……。ご飯を食べていても、お気に入りのYouTuberさんが更新したらすぐに観ちゃう(笑)。
REIJI iPadです。僕の作品はすべてiPadから生まれるので、「魔法のノート」って呼んでいます(笑)。
TATSUKI ザケル!
REIJI それ、魔法のノートじゃなくて、魔物の本(アニメ『金色のガッシュベル!!』に登場。26日掲載のREIJIのランキングを参照)だから。ランキングと繋がりましたね(笑)。
MARK 僕はやっぱり、服が好きですね。服はお金がしんどくてもほかをセーブして買っちゃいます。
――以前のランキングでMARKくんは「スーツにハマっています」と言っていましたが、今回の衣装はスーツですね。衣装はMARKくんが?
MARK はい。色とか組み合わせのバランスなどを考えました。FlowBackでスーツって、珍しいんですよ。ひとりひとりの個性を活かす、ストリートな衣装が多かったから。このスーツ、オーダーメイドなんです。素材も踊りやすいストレッチで。
――ストレッチ、大事!衣装のパンツって、よく破けますもんね。
一同 よく破けます!
JUDAI しかも、股から裂けることが多いんです。よくあるのでもう、破れてもそのまま行っちゃう。堂々としていれば、それがファッションになるという信念で(笑)。
MARK あと、「おしゃれは足元から」ってことで、今回は靴と靴下が『グッチ』です。ゴージャスに!
――その『グッチ』、MUSIC VIDEOのイントロのポイントになっていましたね。
MARK 靴を『グッチ』にするって、監督さんに言っていなかったんです。だから足元のアップは偶然なんだけど、「当たり!」って感じでした。
――ダンスはTATSUKIくんが振り付けをしたそうですね。
TATSUKI はい。デモが上がってきたとき、メンバー5人で東京ディズニーシーに行っていたんです(笑)。センター・オブ・ジ・アースに並びながら聴いて、その場でメンバーに「振り付け、俺が作っていいかな?」って聞きました。王道のニュージャックスウィングの要素を入れるより、FlowBack流に解釈したほうがいいと思って、曲を聴いて、自分の中に浮かんできたものを大事に作りました。
REIJI TATSUKIらしさが出ているよね。<叫ぶLOVE>って歌詞のところでハートを作るんですけど、見ている人が「あ、ハートだ!」って反応してくれるんです。実際にオーディエンスの前で踊ってみて、ポイントを作るのが上手いなと感じました。
――TATSUKIくんの振り付けは、難しい?
REIJI 超難しい!
TATSUKI 練習初日は、みんな「無理!」って言っていましたね(笑)。
REIJI 僕的最難関の「Heartbreaker」を超えた(笑)。動きが細かいんです。
TATSUKI 今までは僕が振り付けを作るとき、メンバーの中に一緒に入ったまま振りを組み立てていたんですけど、それだと客観的な構成も付けにくいし、イメージも湧きにくくて。それで今回は、まずプロのダンサー5人と作って、それを手本にしてメンバーに落とし込んでいくという新しいやり方に挑戦したんです。先に完成したダンスがあったのでメンバーもこれまでよりも理解しやすかったみたいだし、僕も教えやすかった。自分がやりたいことが、より具現化できました。
――思い入れのある部分はありますか?
TATSUKI 最初の立ち位置が2人と3人に分かれているんです。結成5周年を機に、MARK×TATSUKIで「little bit mo’」、REIJI×JUDAI×MASAHARUで「Still in love」というユニット曲に挑戦したんですけど、それを経て、5人がニューシングルを出すという決意というか、想いみたいなものもそこに込めてみました。
■あるギャップにすごく弱い!?5人がひと目惚れしちゃうポイントを語る!
――MVではハットを使うダンスがありますが。
TATSUKI あれは、MVだけのものなんです。スタッフさんたちから「あそこ、良かったよ」って好評なんです。嬉しいな(笑)。
MARK MVでは、美女を見たときの5人の表情に注目してほしいですね。
TATSUKI うん、あそこ、各人のキャラクターが出ているよね。
――美女にひと目惚れするシーンですね。ちなみに、みなさんのひと目惚れのポイントってどこですか?
TATSUKI 僕は、声ですね。ちょっと落ち着きのある声が好きです。
JUDAI 難しいなぁ…、あんまりひと目惚れするタイプじゃないんです。知っていく中で、徐々に好きになっていくというか。
REIJI 僕は、笑顔です。
TATSUKI ひと目惚ればっかしているよね(笑)。
REIJI そんなことないよ(笑)。僕が一番好きなのって、仕事の時はツンとしているのに、オフになると急に笑顔を見せる、ギャップ笑顔。これに、すごく弱いんです。
MASAHARU 見た目だと、メイクが濃すぎない、ナチュラルなオーガニック女子が好きです。
MARK 僕も見た目かな。好きなサイズ感っていうのがあって、それがポイントです。
――カップリングの「落ち葉」は、MASAHARUくんの自作曲ですが、昔からライヴで歌っていましたよね。
MASAHARU はい。4年くらい前に作った曲です。僕がボイスレコーダーに録音したものを渡してトラックを作ってもらったんだけど、今考えると手作り感あるな~(笑)。
TATSUKI そのボイスレコーダーを円になって聴いて、練習したよね。
REIJI 懐かしいな~。
MARK かわいかったね、俺たち、あの頃(笑)。
MASAHARU 今回、トラックは変えたんだけど、歌詞はそのまま。4年前の自分と今の僕の価値観って違うから、変えたら中途半端になりそうだったので。
――4年前は、どんな気持ちで作ったのでしょう。
MASAHARU 余裕がなかったなぁ…(笑)。でも、人を愛する気持ちがあった。全部じゃないけれど、実体験も入っています。ライヴで歌って「CDにして!」って声が多かったので、今回出せて良かったです。
――前回のライヴみたいに、ピアノで弾き語るのもいいのでは?
MASAHARU ピアノはもう嫌です(笑)。緊張する!
――(笑)。結成6年目に入りました。2019年のFlowBackはどうなっていくのでしょう。
TATSUKI 僕のランキングでも話していますけど(24日掲載)、バンドのライヴで感じられる“熱さ”みたいなものは、ダンス&ボーカルグループのFlowBackにも絶対作れると思うんです。FlowBackだけが生み出せる世界観、熱さ、空気感が溢れるライヴ空間を作っていきたいし、バンドの人たちにも「あいつらカッコいいな!」って思われるグループにしたいですね。
文/坂本ゆかり

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