撮影:山田美幸

撮影:山田美幸

知らなきゃソン!「サブウェイ」をも
っと美味しく楽しめるテクニック&こ
だわりを教わってきた

サブウェイのパン、実は各店舗で焼いているって知ってましたか? 意外と知らないこだわり&初心者おすすめの注文テク&おすすめトッピングも。お店に行く前に読めば、サブウェイをもっと美味しく楽しめる!

サブウェイのパンがすごいらしい空前のパンブームらしい。そのせいか「うまいめし」も含め、巷はパン情報であふれている。
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ところが、大のパン好きでも意外と知られていないことがある。サブウェイでは、各店舗でパンを焼いているというのだ。
ファストフードのサンドイッチショップとしてチェーン展開をしているサブウェイが、ファストフードの常識をくつがえす行為をしているというのだ。
実は…サブウェイに苦手意識がありましたパンの話をする前に、ひとつ告白すべきことが。
友人にサブウェイ好きがいて、彼に誘われてサブウェイでランチをしたことがある。彼はサブウェイのヘビーユーザーらしく、すぐに「BLT」を注文した。
方や、わたしはほぼ初心者。若葉マーク。というか、サブウェイには近づかないようにしてきた。理由はひとつ。注文の仕方がよくわからないから。
メニューを選んだら、パンの種類、野菜、トッピング、ドレッシングをあれこれ選択しなければならない。チェーン店もそうでないハンバーガーショップも、食べたいメニューを選ぶだけ。つべこべ選ぶべきものはなにもない。「チーズバーガーをください」以上。これで終わり。
ところが、サブウェイはそうにあらず。カウンター越しにスタッフと向き合い、いろいろなことを決めなければ、サンドイッチにありつくことができない(と思い込んできた)。
勝手がわからないビギナーは注文の際、パニクってしまうのではないか。初心者があたふたしていると、後ろに長い行列ができて、ひんしゅくを買うのではないか。そんな不安もあり、近づかないようにしてきた。
「そうなのよねえ、サブウェイって苦手なのよね」
思わず膝を叩きたくなった読者も多いのではないか。サブウェイが苦手なら苦手でもいい。克服する必要もない。とさえ長年思ってきた。でも、店でパンを焼いているとなると黙ってはいられない。だってパン好きだから。
パサパサのパンは嫌いだけど、焼き立てのパンは大好物。サブウェイのパンに興味津々。パン好きとしてはサブウェイが、どうやってパンを焼いているのか気になるではないか。
というわけで、現場を見せてもらうことにした。潜入したのは、日本サブウェイ本社にあるセントラルキッチン。商品開発をはじめ、店長・FCオーナーが、ここでパンやサンドイッチの作り方などの指導を受けるのだそうだ。
オペレーションを教えているのは、トレーナーの結城哲也さん。開口一番、結城さんに質問した。いつから店舗でパンを焼いているのか。
驚き! サブウェイのパンはこうして作られていた「ウィート、ホワイト、セサミ、ハニーオーツを毎日各店舗で焼いています」
パンメーカーに焼いてもらったほうが楽だし、簡単。なぜ店で焼くのか。
「できたてのサンドイッチにこだわっているので、パンも焼きたてじゃないと」
サンドイッチ屋にとってパンは命。だから店で焼き立てのパンを提供しているというのだ。
パン屋の場合、パンを焼く人とレジを打つスタッフが別だったりする。ところが、サブウェイでは、パンを焼きつつ、サンドイッチも作り、レジも打つ。ひとり数役があたり前なんだそうだ。
では、どうやってパンを焼いているのか。結城さんに実演してもらった。
各店舗には、1次発酵を終えた、パン生地が届く。これを各店舗で2次発酵させる。セサミの場合、1本ずつゴマをつけているのだそう。これをオーブンに移し、焼成する。
1時間ほど冷ましたものをサンドイッチとして提供する。回転が早い店の場合、1日に数回パンを焼くそうだ。
ランチタイムにはその日の朝焼いたパンを提供する。焼き立てを食べたければ、昼頃買いに行くのがベスト。
結城さんにお願いして、焼き立てのパンと、数時間前に焼いたパンの食べ比べをさせてもらった。前者はまだ発酵の匂いが残っていた。後者はそれがなく、甘みと旨味を感じられた。パンは焼き立てだから旨いというわけではないようだ(個人的感想です)。実際、各店舗では、美味しく食べてもらえるように、数時間冷ました状態のパンをサンドイッチとして提供している。
さて、パンはそろった。では、このパンを使ったサンドイッチをどう注文すべきなのか。
初心者も安心! 注文テクニック
初心者でも大丈夫! サブウェイ注文テクニックサブウェイでは、サンドイッチを注文する際、以下のことを選ぶことができる。
(1) 豊富なサンドイッチのなかから、食べたいメニューを選ぶ。
(2) 5種類のパンのなかから好みのパンを選択。さらにそのパンを焼くかどうかを決める。
(3) 4種類の野菜(レタス、トマト、ピーマン、オニオン)を選ぶ。
(4) 無料のアクセント野菜(ニンジン、オリーブ、ピクルス、ホットペッパー)を選ぶ。
(5) ドレッシング(シーザードレッシング、野菜クリーミードレッシング、わさび醤油ソースなど9種類)を選ぶ。
(1)から(5)の組み合わせを考えると、オーダーできるサンドイッチの種類はほぼ無限。そのなかから、いま食べたいサンドイッチを目の前で作ってもらえる。だからこそサブウェイが好きという人も多いはずだ。わたしをサブウェイに誘った友人もきっとそうにちがいない。
けれど、言いかえれば、わたしのような初心者には、あれもこれも選べというのは拷問でしかない。でも、焼き立てのパンを食べたい。あたふたしない頼み方はないの? 結城さん、教えてください。
「(笑)。まず(1)ですが、『えびアボカド』、『ローストビーフ』、『てり焼きチキン』、『生ハム&マスカルポーネ』、『BLT』、『ローストチキン』は人気があります。まずはこのなかからお選びいただくのが一番だと思います」
では、『えびアボカド』を頼んだとします。そのあとの注文はどうすればいいの?
「(2)から(5)は、「おすすめで」と言ってもらえれば、サブウェイおすすめの組み合わせでお作りしますよ」
“おすすめ”を注文すると、スタッフがサンドイッチを目の前で作ってくれ、ひと工程ずつ、「これでよろしいでしょうか」と確認してくれる。
たとえば、野菜をのせたら、パンを見せてくれる。各サンドイッチの定価の範囲内で、もっとも美味しいパンや野菜、アクセント野菜、ドレッシングをスタッフが選び、目の前で作ってくれる。
寿司屋で「時価」と書かれた寿司を頼むわけではない。だから安心して頼めばいい。わたしのような、パンは好きだけど、サブウェイ初心者には最適な頼み方かも。
知らなきゃソン!“野菜増し”テクニック初心者を卒業したら、「サブウェイ中級編」にすすもう。
吉牛には、「汁だく」という注文方法がある。サブウェイでは、「野菜多め」という注文もできる。
「無料のアクセント野菜も増量することができます。たとえば、オリーブは3粒が通常量ですが、お好みの量をお伝えいただけます」
極端な話、「野菜多めで、トッピングの野菜もすべて大盛り」なんてわがままも。
超おすすめ! 激うまトッピング
これは美味しい! “CAおすすめ”絶品トッピングアクセント野菜のトッピングはすべて無料だが、有料トッピングもある。有料でもいいから、好きなカスタマイズサンドイッチを食べたい人におすすめな「サブウェイ上級者編」を紹介しよう。
ナチュラルチーズ、クリームチーズ、たまご、ベーコンなど、野菜以外のサンドイッチに使用している具材は基本的に有料でトッピングができる。追加したい食材を選び、トッピングしてもらうといいだろう。
成田空港第1ターミナル南ウイングにサブウェイがある。結城さんはこの店で働いていた経験がある。そんな結城さんが、よくCA(キャビンアテンダント)から注文を受けていたサンドイッチがあるという。
「ローストビーフにマスカルポーネを追加注文されるCAの方々が多かったんです。ジューシーなローストビーフに、マスカルポーネが加わることで上品な味わいになります」
ローストビーフは590円。マスカルポーネはプラス90円。海外のレストランで美味しい料理を食べているはずのCA。そんなCAに一番人気だったのが、マスカルポーネをトッピングしたローストビーフだというのだ。
成田空港第1ターミナル南ウイング店でもパンを店で焼いていることはいうまでもない。CA御用達のマスカルポーネをトッピングしたローストビーフを結城さんに作ってもらった。
肉肉しいローストビーフの味わいをマスカルポーネがつつみこみ、とてもクリーミィ。これまで食べたことがないローストビーフに仕上がっていた。
サブウェイのおすすめは、サンドイッチだけじゃない、という話最後に、ミイラ取りがミイラになる、という話を紹介する。
「うまいめし」の読者の中には、近い将来就職をひかえている人もいるかもしれない。そんな人に耳寄りな情報。
サブウェイには、わたしのような初心者の客もいれば、中級者も上級者の客もいる。いろいろな客と接しながらサンドイッチを作るだけでなく、パンを焼かなければならない。
おそらく、サブウェイ初心者がサンドイッチを頼むよりも細かい(面倒?)仕事をこなさなければならないはずである。なにしろ十人十色のサンドイッチを、その場で作らなければならないのだから。
でも、料理やパンに興味があったり、客を含め、スタッフとのコミュニケーション能力や適応能力を身につけたいと考えている人には、サブウェイのような店で働くのはオモシロイのではないか。
若いうちから、そうした勉強をするのは、価値があると思うなあ。若いときの苦労は買ってでもしろ、っていうでしょう。買うどころか、バイト料をもらえる。
もちろん仕事は大変だ。けれど、サブウェイでの経験は、就活でも、社会に出てからも絶対に役立つ。あなたの〈武器〉になると思う。サブウェイに頼まれたから書くのではない。結城さんの話を聞いていて、オモシロそうだと思ったので紹介しました。
焼き立てのパンの話から、かなり脱線しちゃったけど。まずは、初心者としてサブウェイへ行ってみよう。え、何を注文するかって? もちろん、CAに人気が高い『ローストビーフ&マスカルポーネ』でしょ、やっぱり。
<ランチ限定バリュー「昼得セット」スタート>
500円・580円・680円の3つの価格展開で、週替わりのサンドイッチにポテト(S)またはドリンク(S)を、通常価格より割安でセット可能に。
さらに+160円で、ポテト(S)とドリンク(S)の両方をセット可能。
提供時間:毎日11:00~16:00のランチタイム限定
提供店舗:サブウェイ全店

アーティスト

ウレぴあ総研

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