鴨鈴女×林英世のユニット「おばちゃ
んず」、『ファム・ファタール!』を
大阪・東京で再演

50代女性同士の恋愛クロニクルを、にぎやかなリーディングで。
「南河内万歳一座」の俳優陣の中でも、取り分けパワフルな演技で舞台を引っ張る鴨鈴女。元「劇団M.O.P.」の主力女優で、今は名作文学の朗読劇をライフワークとしている林英世。関西で活躍するベテラン女優2人がタッグを組んだ「おばちゃんず」が、旗揚げ作品の『ファム・ファタール!』を、2都市3会場で再演する。
ともに80年代から関西小劇場界で活動しながらも、意外にも長年接点がなかったという2人。林が方言指導を行った、NHKの朝ドラ『カーネーション』(2011年)の現場で急接近し、今回の共演が実現した。2018年初演の『ファム・ファタール!』は、関西弁の会話劇を得意とする「空晴」の岡部尚子が作・演出を担当。対照的な生き方をしてきた50代女性2人の、幼少期から現在までの「恋愛」にまつわる半生を、リーディングというシンプルなスタイルで上演する。
おばちゃんず『ファム・ファタール!』初演より(2018年)。
再演を前に、2人からは以下のようなコメントが届いた。
リーディングって難しい、だから面白い。普段の芝居なら相手のセリフを聞いたらリアクション特盛りなあたしですが、そこは全て台詞とそこに流れる空気感に託して……女2人の関係性をそれぞれのお客様に想像して楽しんでいただきたいです。リーディングの面白さ、醍醐味満載です。林英世ちゃんという、もう19年もひとり語りをやってる人とのふたり語りというかリーディングパフォーマンス!タイプの違うこの2人の組み合わせは面白い!(鴨鈴女)
リーディングって何?ってよく聞かれるんですけど、つまりは声と言葉で作る演劇だと思うんです。形はシンプルだけど演劇である以上、人間が描かれている訳です。しかも、この作品は女友達の50年に渡る関係ですから、そりゃもう複雑怪奇な訳です。初演より更にやりとりの妙を際立たせて、お客様に感じてもらえるように稽古してます。初演よりもっと笑って、ドキッとして、切なくなって、懐かしくなってもらえるよう頑張ります!(林英世)

特に女性には、ズバッと痛い所を突かれるような恋愛ネタが満載。それを正真正銘の「大阪のおばちゃん」のにぎやかで、かつユーモアあふれる会話で展開していくのだから、まさに聞いてるだけでも楽しい舞台になるはずだ。30年以上に渡って数々の舞台を渡り歩いた、経験値ハンパない2人の女優のたくましくもしなやかな(声の)演技に、ぜひ圧倒されてほしい。

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