【すとぷりインタビュー 第3弾!】ジ
ェル×ななもり。 初のメットライフ
ドーム公演に挑む“すとぷり”を紐解

さとみ、ころん、るぅと、莉犬、ジェル、ななもり。からなる6人組動画配信エンタメユニット・すとぷり。今回は2人1組となって登場してもらい、SPICEでは初インタビューということで、2人が出会った時の思い出から、お互いの尊敬している部分、2人から見た他のメンバーについて、そして、すとぷり史上最大規模・メットライフドーム2DAYSに向けて話を聞いた。

第3弾として、今回は【ジェル✕ななもり。】のインタビューをお届けします!
――出会ったときのことって憶えていますか?
ななもり。:僕とジェルくんは、すとぷり結成の少し前、2016年の4月ごろに初めて出会いまして。そもそもは、ジェルくんの生放送に僕がコメントを書き込んでイジりにいったのがきっかけで、相互フォローになってね。
――イジられたジェルさんとしては……。
ジェル:嬉しかったんですよ(笑)。当時、まだまだ全然人気がなかった僕に、人気者だったなーくん(ななもり。)が絡んでくれたわけですからね。
ななもり。:僕がリスナーさんになりすまして「ジェルくんのツイッターです」って宣伝するフリをするんだけど、貼ってあるURLにとぶとジェルネイルのページになるみたいないたずらをして、ジェルが突っ込んでくれるっていう(笑)。
ジェル:そうそう。「ななもり。さん、ありがとうございます……って、これジェルネイルやないかい!」っていうやりとりを5回くらいして(笑)。僕からしたら、ビートたけしさんにいきなり声をかけられたのと同じくらい、「やった!」っていう喜びがありました。
ななもり。:そこから、仲良くなってね。
――こうしてお話ししていても、本当に息ぴったり(笑)。出会ってからこれまで、お互いに変化は感じているのでしょうか。
ななもり。:僕とジェルくんが知り合ったころ、僕はネットの活動がだんだんお仕事になっていきつつあったいっぽう、ジェルくんはネットの活動をお仕事にしていこうとはまったく考えていなかったと思うんですね。でも、ジェルくんがネットの活動をお仕事として頑張ろうと思うようになって、普段はふざけている2人が真面目な話をするようにもなって。そういう変化は、すごく感じています。
ジェル:この3年間、確かに僕はすごく変わったと思います。もともと趣味の延長で自分の活動をしていたわけですけど、このままじゃすとぷりに貢献できないな、なーくんにお返しできないな、っていう気持ちがだんだん芽生えてきて。
ななもり。:僕たちが出会ったとき、僕は二十歳でジェルくんはまだ19歳だったし……ほかのメンバーにしても、それぞれ学生だったり仕事をしていたりする中で、どれくらいネットでの活動に時間を割いていいか、どれくらいそれをお仕事にしてしまっていいか、っていう悩みも抱えつつね。
ジェル:なーくんは、変わったところあるかなぁ? いや、昔からずっと、信念や熱意はなにも変わらず、真っ直ぐなままで。どうしたらすとぷりのメンバーが幸せでいられるか、どうしたらリスナーさんに喜んでもらえるかをいつも考えているなーくんが引っ張ってくれているおかげで、今のすとぷりがあります。
ななもり。:そうなふうに思っていてくれたのか……これ、照れるね(笑)。
――ライブをすればたくさんの人が集まってくれて、歓声が上がって、普通なら舞い上がってしまいますけど……。
ななもり。:いや、だってネットで独り言を言っていたゴミみたいな僕だし(笑)、もともと歌やダンスが得意なわけではないし……調子に乗ったらいけない、初心を忘れてはいけない、っていうことはいつも肝に銘じているんです。
――本当に謙虚です。では、お互いに好きなところ、尊敬している部分というと?
ななもり。:ジェルくんは、とにかく面白いんですよ。なんでそんなことするの!?って思うときも多々あって、アホだな!って思うこともしょっちゅうなんですけど(笑)、そういうところも含めて愛嬌があるし、周りを楽しませる人だなって。自分にはないそういうジェルくんの明るいところ、大好きです。
ジェル:やっぱ照れるね、これ(笑)。僕は、常に周りのことを考えているなーくんはすごいな、と思っていて。いつだって感情的にならず冷静なところも、尊敬しています。
ななもり。:もともとひとりでずっと活動していて、ひとりでやれることにはどうしたって限界があることを知っていますからね。その点、仲間と一緒だったら見たことのない景色を見られるし、可能性はぐんと広がるので。できているかはわからないですけど、仲間を大事にしたい、という想いはあります。
ジェル×ななもり。
――その仲間……ほか4人のメンバーは、お2人から見てどんな人なのでしょうか。
ななもり。:一人ひとり、すごく魅力があるんですよ。ころんくんは、ズル賢いけどジェルくんみたいにアホなところがありまして(笑)。
ジェル:だね。ころんくんは、僕とは違ったベクトルのアホ(笑)。
ななもり。:でも、普段はチャラいのにやるときは真面目に頑張るし、そういうギャップもいいな、と思います。莉犬くんは、放送のときもそうじゃない普段のときも、動きや仕草がとにかくかわいい! 裏表がないし、リスナーさんを思いやる気持ちが人一倍強いよね。
ジェル:本当に。るぅとくんなんかは裏表があってとんでもなく腹黒なんですけど(笑)、莉犬くんは清らかで優しい人!
ななもり。:そうそう。るぅとくんはやっぱり……。
ななもり。&ジェル:(声を合わせて)腹黒なんだよねぇ(笑)。
ジェル:着替えているとき、裸の背中をいきなりパチィン!ってしてきて、「なんでそんなことするの!」って聞いたら、「え、僕そんなことしてなぁい」ってしらを切ったりとかするし(笑)。
ななもり。:るぅとくんが笑うところをあまり見たことがないんですけど……僕が早朝5時くらいまで生放送していたとき、朦朧とするあまりガラスがあることに気づかず突撃してしまったことがあって。みんな心配してくれている中、るぅとくんだけが大爆笑していましたから!(笑)
ジェル:一番笑っていたもんね(笑)。ま、配信のときはこんなにかわいい生物ほかにいないんじゃないかっていうくらいかわいいし……。
ななもり。:腹黒なところも、るぅとくん自身も僕たちもネタにして楽しんでいたりはするので、いいムードメーカーです(笑)。あと、るぅとくんはすとぷりの楽曲をたくさん作ってくれているし。
ジェル:そうだね、すとぷりの音楽面を支えてくれているのは、るぅとくんとな―くん。
ななもり。:楽曲を6人でどう歌い分けるかっていうことも僕とるぅとくんで考えているんですけど、るぅとくんが普段すとぷりの楽曲を作ってくれているからこそ、それぞれが映える歌い分けができているんじゃないかなと。すごく頼りにしています。さとみくんは、真っ直ぐ。決めたらやりぬく人だよね。
ジェル:うん。仕事人みたい。
ななもり。:とにかくストイックだし。生放送で『マリオカート』をやったとき、ズバ抜けて上手なるぅとくん以外の5人はみんな同じくらいの腕前だったんですけど、次にみんなでやったとき、さとみくんがめちゃくちゃうまくなっていて。ずーっと1位を獲り続けたんですよ。「どうしたの?」って聞いたら、「この日が試験だと思って、ひたすら練習してきた」ってね。
ジェル:あのときは、本当にびっくりした(笑)。
ななもり。:YouTubeの毎日投稿でも、ゲーム『第五人格』の動画だけで、去年の夏に100本くらい上げて。
ジェル:驚異のペースだよね。
ななもり。:さとみくんは、そうやって好きなことをとことん突き詰めていく人です。
――こうやってお聞きしていくと、すとぷりは本当に個性豊かなグループですよね。
ななもり。:そうなんですよ。好きなものや趣味が重なっている部分はあっても、人間的に同じジャンルがいないというか。
――それでいて、ユニットとして団結できるし仲良くできるのは、どうしてなのでしょう。
ななもり。:特に心がけていることっていうのは……ないんですよね。本当にみんな、自然体で。
ジェル:そうだよね。特に決めていることもないし、無理して誰かに合わせるようなこともないし。
ななもり。:“192時間リレー生放送”をしたときにしても、普通だったら誰かが難色を示してもおかしくないのに、異様な一体感が生まれたりとかするし(笑)。
ジェル:喜んでくれる人がいるなら頑張ろうよ!っていうね。
――そうした一体感は、ライブでも感じられるなと。
ななもり。:歌もダンスもまだまだつたない僕たちですけど、みなさんの期待や声援に応えたい!という気持ちはすごくあって。ただ、1000人規模のTSUTAYA O-EASTに初めて立った『すとろべりーめもりー vol.4』、東名阪Zepp ツアーを行った『すとろべりーめもりー vol.5』、両国国技館での『すとろべりーめもりーvol.6』、幕張メッセ イベントホールでの『すとろべりーめもりーvol.7』とどんどんライブの規模が大きくなっていく中で、プレッシャーを感じてはいるんですよ。
ジェル:緊張やプレッシャー、確かにあるね。あと、NHKホールでの2デイズ公演『すとろべりーめもりーvol.8』では、なーくん、さとみくん、僕の“大人組”と、ころん、莉犬、るぅとの“子供組”に分かれて1日ずつライブをしたんですけど、そういう初めての試みはいい刺激になっていたりもします。
ななもり。:そして、ライブに来てくださった方たちに「楽しかった」「また行きたい!」と言っていただくと、それがまた原動力にもなるし……「学校が楽しくなかったけど、みんなが頑張っている姿を見ると私も頑張ろうと思えます」というメッセージをもらったりすると、僕たちももっと頑張ろう!って思えるんです。
――すとぷりの存在が、誰かの生きる理由になっていたりもするし……。
ななもり。:応援してくださるみなさんの想いや存在が、僕たちの走る理由にもなっています!
――なんて素敵な相互作用。ちなみに、ライブ前に必ずすること、ライブに欠かせないものはありますか?
ななもり。:ステージに出る前、円陣を組むのは毎回やるよね。
ジェル:そうそう、メンバーみんなでね。
ななもり。:ライブで欠かせないものは……スマホかな。リスナーさんからのメッセージを常に見ていたくて、本番直前のステージ袖でも、ちゃんとチェックしています。
ジェル:あ、僕も。みなさんの言葉や想いに、いつも本当に支えてもらっているんです。

取材・文=杉江優花

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