後編:美奈子より先に消えたビッグダ
ディ

強制労働から脱走した過去

 こうしたダディの性格は、なにもカメラに密着されてから身に付いたのではないようだ。『SPA!』で連載中の人生相談「ビッグダディのさすらい乱取り」の中で、こんなことを言っているのだ。
 なんでも、高校卒業後、無職となって上野駅で寝ていたら、手配師に声を掛けられて、狭い部屋で20人が雑魚寝するようなタコ部屋に入れられ、厳しい監視の中、ボコボコに殴られながら、毎日、現場仕事の強制労働を課せられていたという。
 そしてダディは、そこを抜け出すために、目上の人のマッサージをしたり便所掃除をして、まずは周囲の信用を得ることに努める。そして、誰も逃げ出すと思っていない給料日前に、見張りの目を盗んで脱走したというのだ。「本来の目的を遂行するために、それとは反対の立場に身を置いて周囲の目を欺き、タイミングを見て、行動を開始する。楽に稼げそうなタレントをやりたくてやりたくてしょうがないのに、“やらない”といい、美奈子を否定して“お金では動かない男”とアピール。それでいて、“人生なめてかかる”“一発屋になる”と、世間の批判を無力化する予防線を張ると、満を持してタレント活動を開始したわけです。子育てに関しても、それくらい周到であったら良かったのでしょうけど、そうした彼の特性は、どうやら自己保身のためにしか発揮されないようですからね」(テレビ雑誌記者)

タレント転身宣言から4ヶ月…

 こうした批判に対して、いつも「テレビに映った、ほんの一部の俺しか見てない人間に、何が分かるのか」とダディは反論するが、視聴者は、番組を通じて、もう十二分に彼のどうしようもない本質を見抜いているのである。
「有吉弘行は最終回の放送を見た後、自身のラジオ番組で、“(はじめは)田舎のいいオッサンたちだなと思ってたけど、金に群がる、やっぱりキタナい人間たちだなと。すぐに美奈子さんとかの悪口いうし。終わりで良かったと思いますけどね”と率直に語り、“まったくその通り!”と多くの賛同を得ていましたからね」(前同)
 そんなダディのタレント活動が、長く視聴者に支持されるはずはない。 また、2月初旬放送の『ナカイの窓』(日テレ)では、「品定めが面倒くさいので、まず結婚したところからですね。結婚してからです、恋愛は」と、ダディ流の結婚観を話したところ、ネット上は批判の嵐が吹き荒れることとなった。
「それでも、まだタレント活動を宣言したばかり。鮮度があるうちは、番組にも呼ばれるでしょうけど、業界内にも視聴者にも、支持されているわけではないのですから、落ちるときは急降下でしょう。もはや著書を出しても売れないし、某週刊誌の女性記者に熱烈な求愛メールを100通以上も送っていたことが明らかとなったこともあり、マスコミも見放しています」(前同)
 美奈子よりも賞味期限が短いということも、十分にあり得そうだ。(文・編集部) オススメ書籍:『ダディから君へ』 [単行本(ソフトカバー)](大洋図書)/著:林下清志
オススメコミック:『まんが有名人あの人は今!実録消息不明スター大捜査SP』 (コアコミックス 375) [コミック]

タグ

    ブッチNEWS

    連載コラム

    • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
    • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
    • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
    • MUSIC SUPPORTERS
    • Key Person
    • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
    • Editor's Talk Session

    ギャラリー

    • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
    • SUIREN / 『Sui彩の景色』
    • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
    • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
    • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
    • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

    新着