映画監督の林海象が、人と人との繋が
りを描いた骨太な舞台『かげぜん』を
演出 上遠野太洸、相楽伊織、斉藤と
も子らが出演
<あらすじ>
終戦間際の混乱期。詐欺師の神代大吾(上遠野太洸)は「目が見えず一人暮らしの造船王の未亡人」の「孫」になりすます話を持ち掛けられる。孫の証拠である“嫁から未亡人への手紙”を手に入れた詐欺仲間から、「年の頃もちょうどいいし、口もうまいし」と唆され、話に乗る大吾。
小野田みつ(斉藤とも子)は、小野田造船を一代で築いた夫が他界後、小さな家へ引っ越した。目を患い見えなくなった後も、住み慣れた家で淡々と暮らす日々。そこへ孫の正二が来ることになったのだが、やってきたのは正二のふりをした大吾。話の噛み合わないところを持ち前の二枚舌で乗り切り、何とか正二として家に入り込むことに成功する。
一方、詐欺仲間の酒場はガサ入れに合う。そこで、刑事の宮下(八神蓮)は大吾の名前を聞く。その行き先を執念深く追い始める宮下。彼には、体の弱い妹・時枝(相楽伊織)がいたが、詐欺師に騙され財産を失っていた。
大吾は小野田家に入り込んだものの、みつに振り回される日々。どこに金を隠しているのか、探ってもいっこうに見つからない。みつは、今度は嫁を世話すると言い出した。相手は正二の父の戦友・泰三(増澤ノゾム)の娘・たえ(相楽伊織)。いよいよ本気で逃げ出そうとする大吾の前に、たえを道案内してきた宮下があらわれる。
皆様、はじめまして。上遠野太洸と申します。
フリーランスとしては初の主演舞台ということで今までにない重圧を感じますが、戦時中の鬱屈したもの、それでも生きるという強さをしっかりと感じながら、皆様にもお伝えしていきたいです。最後までどうぞ、よろしくお願い致します!
今までの作品とはまた違う時代や雰囲気なのでお芝居について色々学んでいけたらいいなと思います。私にとっては新しい挑戦でもあるのでとても楽しみです!
実は、おばあちゃん役が似合う役者になるのが夢でした。
初めての作・演出・共演者の皆様との出会い。そして、盲目のお婆ちゃん役。
若いみなさんと力を合わせて、何が生まれるのかワクワクしています。
SPICE
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