南沢奈央、平埜生成、入手杏奈がエン
ダ・ウォルシュの戯曲に挑む 白井晃
が演出を手掛ける舞台『アーリントン
』の上演が決定
まずは、昨年の『恐るべき子供たち』に続き、白井晃さん演出のもと、KAAT 神奈川芸術劇場の大スタジオで作品を作れることが楽しみで仕方ないです。今回は日本初演となるエンダ・ウォルシュの作品に挑戦させていただきますが、また一つも二つもステップアップしなくては完成しないなというプレッシャーも感じています。他の劇場にはない、解放的でありながらも密な空気感の中で、観ていただいた方に鮮烈な衝撃を残せるように、白井さん、共演者、スタッフの皆さんと濃密に作り上げたいと思います!
『バリーターク』を楽しく観劇していた自分が、エンダ・ウォルシュ作品 ✕ 白井晃演出の第二作目に参加出来るとは思ってもみなかったので、とても驚きました。『アーリントン』 には「a love story」という副題がついています。時間も場所も分からない、不思議だけど可笑しくて、悲惨で息苦しい世界だけど、とても優しい愛の物語です。ラブストーリーとは縁遠い俳優人生を送ってきてしまった僕にとっては試練の道となるかもしれませんが、同時に、大きな転機となる予感もしています。一体どんな景色が広がっているのか、未知なる旅に、今から心が躍っています!
高いビルのなかにある、待合室。
若い女“アイーラ”はそこでずっと、自分の番号が呼ばれるのを待っている。
隣の部屋では“若い男”がモニター越しにアイーラを見ている。
彼はきょうはじめてそこへ仕事にやって来た。
壁をへだてて、ふたりの心が静かにゆれる。
やがてアイーラは自分の運命を知る。
そして彼女の番号がきたとき、男はとほうもない決断をする。
それは…。
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