太鼓芸能集団・鼓童、メンバーによる
オンラインでのリモート指導「鼓童
太鼓の学校」を5月より実施
・対象は、高校生の年齢以上で、太鼓の演奏経験が1年以上ある方。
・レッスンは日英のバイリンガル。海外の太鼓仲間ともバーチャルなワンチームに。
・課題の演奏動画を送れば、無料で講師(鼓童メンバー)からのアドバイスを受けられる。
・Discordの「トークルーム」を設置、レッスンの告知や受講者間の交流の場に。
・1学期に1回、佐渡で「太鼓キャンプ」を開催。現実でも一緒に叩く機会を提供。
次のステップでは「打つことの基礎」に改めて向き合っていく。基礎稽古は、繰り返しが多く、地道な稽古になるそうだが、クラス全員で励ましあってやりぬいていきたいとのこと。
学期の中盤からは、曲に取り組んでいき、「鼓童 太鼓の学校」のためのオリジナル楽曲を覚えながら、太鼓を打つ時の大切なポイントを一つずつ身につけていく。そして最後は「演奏を楽しむ」。一期一会のクラスのメンバーたちと、空間を越えて一つのチームとして、曲を完成させる。
太鼓芸能集団鼓童の、前身の「佐渡の國鬼太鼓座」の時代から50 年近くにわたり、世界各地で演奏活動を行い、「ひとつの地球(ワン・アース)」をテーマに、太鼓の持つ可能性や、演奏の魅力を伝えてきました。私たちの歩みは、太鼓の発展とともにあったと言ってもいいと思います。
鼓童創立40周年を迎える2021年、地球に新たに生まれたこの「太鼓文化」を、未来に向けてさらに豊かなものにするために、「鼓童太鼓の学校」を開校することといたしました。そして鼓童がこれまで培ってきた太鼓のさまざまな知識やノウハウを広く共有し、太鼓の世界の豊さと多様性に貢献し、響きの輪を広げていきたいと考えています。
この学校は、単に演奏技術を学ぶ場ではありません。「くらす・まなぶ・つくる」という、鼓童の活動理念を基本に、太鼓を叩く以前の、バチづくり、太鼓のメンテナンス、身体作り、所作の指導から始まり、曲の稽古を通した一音、アンサンブルの大切さを教えていきます。
講座は、少人数のグループ単位での対面でのオンラインで行うことから、自宅にいながら、太鼓を通じて、国内外の太鼓愛好者との出逢いの場を提供してまいります。
まだまだ初めての試みで、正直手探りなところもあるのですが、皆さんと一緒に楽しく、有意義な場に育てて行きたいと思っています。
公益財団法人鼓童文化財団
専務理事菅野敦司
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