韓-日合作映画『ゲノムハザード ある
天才科学者の5日間』西島秀俊の韓国
語演技は?

死んだ妻からかかってきた電話で混乱に陥った男が事件の真実を追っていた中、自分の記憶がすべて操作された事実を知ることになりながら起るミステリースリラー『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』がウェルメイド韓日合作映画の誕生が行われることができた特別なビハインドストーリーを公開した。

『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は、ほとんどの撮影が日本で行われた。しかし、撮影現場の制約が厳しい日本でのアクションシーンをしっかりと撮影することは非常に困難であった。特に劇中「石神武人」が屋根に登るアクションシーンは、撮影場所の許可をもらえず、漠然とした状況だった。悩んだ末、『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』スタッフは最低限のスタッフを構成して、工事現場の作業員の服装をしたまま、まるで屋根の工事をしているふりをして密かに撮影をすることにした。自分を追いかけてきた正体不明の男たちを避けて屋根に脱出する「石神武人」の切迫する緊張感いっぱいの撮影現場だった。何事もなく無事に撮影を終えたことに感謝しているキム•ソンス監督は「西島秀俊のスリルあふれる演技は多分演技ではない本気だったことがあります」とスリルあふれたその日の回想した。

『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は俳優たちの血のにじむような努力で毎回奇跡のようなシーンを画面に映し出した。その中で監督とスタッフらに最大の感動を抱かれたのは、日本語で「一体、誰なんですか」と尋ねるキム•ヒョジンと西島秀俊が韓国語で「私も狂ってしまいそうなんだ！」という言葉を吐き出す場面である。石神武人とカン•ジウォンがレインボーブリッジの真ん中で車を止めて激しい会話を交わすシーンは、東京の夜景を一緒に撮らなければならないため建物の火が消える前に撮影を終えなければならないという時間的制約が与えられていた。

短い時間という悪条件の中でも極度に湧きあがる感情演技しないといけないのはもちろん二人の俳優とも、外国語で演技をやり遂げなければならない状況だった。キム•ヒョジンは、膨大な量の日本語を息をあわせないといけない場面だったし、西島秀俊には、まるで自分も知らないうちに飛び出してきたように、自然で完璧な韓国語のセリフを必要とする場面だった。

とても難しい撮影だったので、監督とスタッフたちは、最高のシーンを作り出すのは難しいだろうという考えで、ある程度のあきらめていた状況だった。しかし、西島秀俊とキム•ヒョジンは、ワンテイクで完璧な演技をやり遂げ、カットの音と一緒に監督とスタッフたちは同時に歓声をあげて俳優たちに拍手喝采を送った。俳優たちも本人たちがやりとげたのが信じられなかったのか、お互いを抱きしめて涙を流したりもしたという。

日韓両国のトップ俳優西島秀俊とキム•ヒョジンの出会いで話題を集めた『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は、韓国のスタッフと日本のスタッフが、それぞれ50％の割合で構成され、韓日合作映画である。言語や文化はもちろん、作業方法が全く異なる両国のスタッフが一緒にプロジェクトを進めることは容易なことではなかった。韓国映画の作業方法は、別名「ダメならできるようにしなさい！」という精神で、常により良い解決方法を見つけるの柔軟性がメリットである反面、日本映画の作業方法は、 「約束されたルールを必ず守れ！」という思いで多くの会議を経て準備することを慎重に決定し、合意された事項とスケジュールを徹底的に守りながら作業することが長所であるシステムである。

このように異なる性質を持ったスタッフが一緒に作業をすると、両国のスタッフとの間に摩擦が発生するしかなかった。この悩みを繰り返していたキム•ソンス監督は「システムを変えるよりは、心の壁を崩すことが優先」だと思って、自分から監督としての権威を置いて、スタッフたちと兄弟のような親密さを持つことができるように努力した。また、お互いの習慣を捨てて韓国の柔軟性と日本の執拗な事前準備の方法を組み合わせた『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』だけの作業方法を作ろうと提案した。そして、作業している期間中、スタッフ全員合宿という特段の措置を通じて、粘り強い同志愛をもたらした。キム•ソンス監督がこのような努力により、日韓のスタッフは、国籍を超えた特別な友情を育んで積極的に撮影に臨むことができた。

俳優はもちろん、監督とスタッフたちまで映画への愛情に固く団結して完成したウェルメイド韓日合作映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は、5月29日封切りして、映画館にスリラー熱風を起こす予定である。