オーウェンズ監督 『U23D』配給:ナショナル・ジオグラフィック・エンターテイメント/さらい 3月7日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!(c)National Geographic

オーウェンズ監督 『U23D』配給:ナショナル・ジオグラフィック・エンターテイメント/さらい 3月7日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!(c)National Geographic

U2のライヴを圧倒的な3D映像で再現!
『U23D』監督が舞台裏を語る

U2と圧倒的なライヴパフォーマンスを3D映像という全く新しいフォーマットで表現し2007年のカンヌ映画祭でのプレミア・公開以来多くの賞賛と驚きを持って迎えられた『U23D』、現在待望の日本上陸を遂げた本作を撮影したキャサリン・オーウェンズ監督が、本作の撮影の舞台裏について語ってくれた。

「U2は最新のテクノロジーを使うことで常に最先端にいるの。このプロジェクトは彼らのスタンスを顕著に表わしていると思う。」と語るオーウェンスは、元々U2と同じアイルランド出身、この映画を通し「バンドのメンバー間の親密さや、熱心なファンとバンドとの関係」などを端的に捉えようとしたという。
U2のライヴを3D映画が表現するという活気的な試みは、2005年3月に開催されたアナハイム公演に1台のカメラを持ち込みテスト撮影することで実験的に始まり、U2が南米ツアーにカメラクルーを動向することを許可したことから本格的にスタート。
撮影チームは延べ100人ものスタッフで構成されたという。ライヴを撮影するにあたって「ファンの(ライブ体験の)邪魔をしない」というルールを決めメキシコシティではミディアムショットの為だけの撮影、ブラジルでは2台のカメラを使い中距離のショット、チリ、サンティアゴでは、1台の頭上からのカメラがドラマーのラリー・マレンJr.の激しいスティック捌きと彼の周りのアクションを撮影するなど5日間全く違ったアングルでの撮影を行った。
しかしプロダクションチームは「心に描いていた映像がまだ十分に撮れていない」と感じ撮影チームが最も必要とした「カメラをステージ上に設置してより親密なクローズアップを撮る」作業はU2の寛大な協力によりブエノスアイレスの2公演の前日に、10曲を無観客で撮影することで実現した。


全部で100時間以上に及ぶ3D映像が撮影され、非常に才能あるカメラマンやローディーたちがチームになって実現した『U23D』。
オーウェンズ監督はU2のメンバー達とこの映画に関して次のように語っている。
「ボノは最新のテクノロジーのことに関しては常に高いレベルを目指している。他のメンバーもリスクがあっても彼らの音楽を表現するための新しいことへの挑戦に敏感なの。そんなバンド全員の協力やコラボレ—ションが『U23D』のような作品を達成させたと思う。全員がこの映画の3D化に興味があったと思う。U2は、情熱・政治・愛、それに加えて彼らはとてもクリエイティブなことに対して寛容。彼らと仕事をしてみて個人的に感じたのは様々な観点から本当に寛容な人たちだってことだったわ。」



『U23D』
配給:ナショナル・ジオグラフィック・エンターテイメント/さらい
3月7日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!
(c)National Geographic

【公開シアター一覧】
■埼玉:イオンシネマズ越谷レイクタウン(4/25〜5/15)
■東京:新宿バルト9
■愛知:ミッドランドシネマ 名古屋空港 (4/25〜)
イオンシネマズ岡崎 (4/25〜5/15)
■大阪:梅田ブルク7

*一般・大学・高校生:2,000円 中学生以下・障害者手帳をお持ちの方:1,500円
 

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OKMusic編集部

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